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第十三話:蹂躙

コントローラーを持ち上げゲームの操作をする。


適当にルールを決めて、好きなキャラを選択する。


ソフトは佳ちゃんの物でキャラクターは全員解放してあった。


俺はあまりゲームをしてこなかったのでどのキャラがどのゲームのキャラなのかなどは全くと言っていいほどわからなかったのだが、その中でもよく知っている赤帽子のひげが生えたおじさんを選択した。


七海は女性のキャラクターを選択していたが、さっきも言った通り見たこともなかった。


佳ちゃんからソフト借りた時点でもう少し触っとけば良かった。


「絶対負けないから!」


「こっちこそ」


笑顔で勝ちを宣言してくる七海。しかし、こちらとしても罰ゲームがかかっている勝負で負けるわけにはいかない。


因みに食事中に決めたのだが、罰ゲームは『1つだけ相手の言うことをなんでも聞く』という至ってありがちなものとなった。


罰ゲームの内容は七海が決めたのだが、それを聞いた時に俺は『勉強を教えてもらう』とかでいいかなと考えていた。


知らない人が聞いたら絶対に『それでいいのか?』とか聞いてきそうだがこれくらいの内容でいいのだ。


罰ゲームでの”なんでも”は実際何でもじゃないからな。


”なんでも”という言葉に、叶えられる範囲の願い、手軽にできる、相手にあまり迷惑のかかりすぎないもの、お金がかからない、などの条件を付け加えると勉強はいい線をいっていると自分でも思う。






結果から言うと惨敗だった。


七海がゲームをしているところを見たことがないから、『実力はわからないが大丈夫だろう』と思っていたが、めちゃくちゃ上手かった。


狙ってジャストガードが出る意味が分からない。


「やったー!勝ったー!」


嬉しそうにぴょんぴょんと飛び跳ねる七海。


敗北したのだから罰ゲームが待っているわけだが、どんな内容の願い事が待っているのか想像もつかない。


そわそわしながら願い事を告げられるのを待っていると、ゆっくりと七海が口を開く


「明日デートしよ!」



どうも本日二度目の挨拶をしたLrmyです。

前話で話したから知っている人しかいないと思うのですが、裏設定で『暮葉はゲームが上手い』というものがあります。

これは色々あって昔にゲームを遊びまくっていた。という事情があるんです。

ギャップ萌えを狙って付けた設定がこんなところで生きてくるとは…(偶然こうなった)

以上誰得裏情報でした。ではでは~

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