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第十一話:不透明

スーパーを出て暮葉さんと別れ、俺たちも家に帰るために歩き始める。


辺りはもう暗くなっており、街灯などが無ければ歩くことすら危ういような時間になっていた。


家まではそこまで距離はないと言っても、早めに帰っておいて損はないだろう。


「もう暗いから早めに帰ろうぜ」


そう言ってスタスタと歩き出す。


すると、「そうだね!」と明るく言い放った七海が少し後ろから続いて歩く。



道はそこまで狭くはなかったので特に危なくなかったが注意をしながら歩く。


帰り道でも会話は続いていた、面白いこと、くだらないこと。


話をしているときに思ったが、七海はずっと不自然なほど自然に笑顔を浮かべているような気がした。


少し無理をさせてしまっているのではないだろうか?


気のせいならそれでいいのだ。しかし、気のせいではなかったら七海は辛い思いをしているかもしれない。


そう思うと胸が苦しくなるのを覚えた。




気が付くと家の前まで来ていた。


「このまま家に上がってもいい?」


「あぁ、いいぞ」


そう言うと七海はドアを開け「お邪魔しまーす!」と言うと、吸い込まれるように部屋に入っていった。


「すぐご飯作るのか?」


「うん!とびっきりおいしいの作るから期待しててね!」


七海は器用で料理は昔から上手だった覚えがあるので、味などは心配しなくてもいいだろう。


七海がキッチンに立って料理を始めると、トントンという小気味良い音が聞こえてきた。


その音を聞きながら月曜日に提出する宿題に手を伸ばす。


今日は金曜日なので土日と時間はあるが、早めにやっておいて損はないだろうと思う。


分からないところが少々あるが、幸い今日は七海がいるのでいくらでも聞くことができる。



「さっちゃん」


宿題を進めていると、料理をし終わった七海に声をかけられる。


「今日は金曜日だから一緒にゲームでもしない?」


明日が休みだから夜更かしして遊ぼうという旨の誘いだった。


「いいぞ、なんなら罰ゲームでもつけるか?」


「いいね!」


そこまで大きくないテレビと、任〇堂ス〇ッチ、そして佳ちゃんから借りているゲームが何個かあったので、それで問題はないだろう。


「よし!負けないぞ!」


罰ゲームがかかっているからか、七海がかなり気合を入れている。


流石に人並程度にはできる自信があるので負けたりはしないだろう。


七海がゲームをしている姿をあまり見たことがないし、実力が全く分からないが多分大丈夫だろう。

どうも休日により2本投稿をしたLrmyです。

名前の由来は、[Lemy]って打とうとしたら、タイプミスして[Lrmy]になったことがきっかけです。

あとはこの名前を使ってる人をあまり(?)見ないからですね。


自己紹介で後書きをしめるのもなんですし、作品の話を少ししたいと思います。

旭も七海も佳も、実は部活をやっていません。

前回の後書きでも話した通り、暮葉はテニス部に入っていて、その話をいつかするかもしれません。

あっても相当後の話になると思いますけど。


因みに作者は中学でバスケ部に入っていましたが、高校で軽音楽部に入部しました。(誰得情報)

では後書きをしめさせていただきます。ではでは~


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