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第六回目 小説は子供と同じ

第六回目だ。


あなたは、勘違いしていないだろうか? 小説はあなたの一部ではないし、あなたのオモチャでもない。


子供を産んだのは自分でも、子供を自分の思い通りに制御することは不可能だ。


子供には子供のアイデンティティがある。それは、当たり前のことだ。子供は親の一部ではない。


小説も同じように考えてほしい。あなたが小説を書き始めた時点で、小説はあなたから切り離された、個別のアイデンティティを持つんだ。


だから、あなたの思い通りに、小説を書いてはいけない。


子供と向き合うように、小説と向き合わなければならない。


子供を育てるということは、思い通りにならないことばかりだろう。言うこと聞かないし、危険なことするし、善悪の判断がつかなくて悪いこともしてしまう。親は、そんな子供に向き合って、正しいことを教えたり、ルールを教えたり、躾をする。


小説も同じさ。うまくいかなくて当たり前なんだ。


それに、よく考えてほしい。子供が100パーセント自分の思い通りに動いたら、面白いだろうか? それは、ロボットと同じで、むなしくないだろうか?


自分の思い通りにいかないから、子育ては楽しいんだ。予測不能な行動をするから、ハラハラするし、愛おしくなるんだ。


小説も同じさ。百パーセント自分の思い通りに書いても、面白くないんだ。


あなたはもっと、自分の小説に耳を傾けるべきだ。あなたはもっと、自分の小説を信じてあげるべきだ。


自分の都合で小説を書くな。小説は、子供と同じ。愛を持って、書け。間違っていたら正してあげよう。うまく行ったら褒めてあげよう。小説は、子供と同じように成長するものだ。



第六回目まとめ

「小説と子供は一緒」

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