第二回目 小説を書く上でのルールってよくわらんわぁ
第二回目だ。
小説を書く上でのルールってよくわらん。
たとえば「~のようだ」という文。
小説の中で、「~のようだ」という文は、ほぼ100パーセント使われている。
例文:彼は痔のようだ。
さて、ここで問題となるのは、スターウォーズのヨーダ、ではなく、『ようだ』である。
「~のようだ」とひらがなで書くのか、「~の様だ」と漢字で書くのか、どっちだ!
そう思った人は、多いのではなかろうか。
ほかにも、「おまえ」なのか「お前」なのか。「できる」なのか「出来る」なのか。
正直、どっちでもいい。どちらも正解なのだ。いろんな作家さんの作品を読むと、どっちも使われている。印象的には、ひらがなの方が多い気がする。
なんだ、どっちでも正解なのか、よかったよかった……と、話を終わらせないでほしい。
ここで重要なのは、ひらがなで書く「ようだ」と漢字で書く「様だ」は、同じ意味でどちらも正解だが、印象が違うということだ。
意味が同じだから、どちらも正解だから、どっちでもいい。それではダメだ。こだわってほしい。
ひらがなと漢字、さらにはカタカナ、英語表記だって使っていいんだ。そのなかで、どれを選ぶのか。あなたが書く小説にはどれが一番合っているのか。あなたが書く小説は、どの表記をを求めているのか?
それを考えて、選んでほしい。
それをかんがえて、えらんでほしい。
それをカンガエテ、エランデほしい。
Yes,you can.
大切なのは、何が正解かではなく、何が正しいか。正解を選んでもつまらない。あなたの小説にとっての正しい表現を、選ぼう。
だから、「これは正解か」とか、「これは間違っていないか」と、悩む必要はない。そこで悩むのは、無駄だ。そんなくだらないことで悩んでいるから、あなたは小説家になれないのだ。
どうせ悩むなら、何が正しいかで、悩もう。
あなたが「正しい」と思う文章ならば、たとえほかの誰かに批判されたとしても、最後まで信じてあげよう。小説は、あなたにとって子供のような存在だ。あなたの小説の一番の理解者はあなただ。
正しいのなら、信じればいい。間違っていたら、正せばいい。単純なことだ。揺るぐ必要はない。
だから、とにかく書け。
第二回目まとめ
「とにかく書け」