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第十二回目 ファンタジー小説の書き方
第十二回目だ。
今回はファンタジー小説の書き方について語ろうと思う。
私が思うファンタジーを一文にまとめると
『ファンタジーのドキドキは、絶望と共に』
ということになる。
ファンタジーはドキドキワクワクするものだ。そして、ドキドキワクワクの裏には、必ず、『絶望』が必要だ。
現実にドラゴンが現れたらどうだろうか? あなたはすぐに食べられて、死ぬだろう。
それが、絶望だ。
でも、あなたは同時に、ドキドキしているはずだ。絶対的な死を前にして、あなたは不謹慎にも、ドキドキワクワクしているのだ。
隠さなくていい、あなたは絶対に、ドキドキしている。ドラゴンを前にして、死の恐怖に絶望しながら、ドキドキしている。
それでこそ、ファンタジーだ。
あなたの書くファンタジー小説に、絶望はあるだろうか?
第十二回目まとめ
「絶望を描け」




