またまたきました!
あれから1年経って、瑠美姉は高3に、雅姉は高2にそして私は高1に。
可愛い妹たちは受験を控えた中3になった。
あれから何も変わらないと思っていたのに、、。
「はぁー?!」
朝から大騒ぎの瑠美姉。
「どうしたの?」
寝起きの理奈が鬱陶しそうに瑠美姉に聞いた。
「また下着泥棒が!」
言ってることを理解するのに大分時間が経った。
「そんなんね、いません」
理奈がため息をつきながら言う。
「ね、光姉?」
寝起きの私に言われても、何も答えれないのに。
「え?わかんない」
「だってさ、みんな下着は部屋干しだよ?瑠美姉はどーだかわからんけどね」
まー、確かに、この家は女しかいなくて危ないからみんな下着は部屋干しのはずなんだけど。
「唯一あるとすれば、隣の家の瑠美姉の同級生じゃない?」
理奈がさらりと言った言葉に瑠美姉は、
「咲はそんなことしないはずだし!だって彼氏いるんだよ!」
「そんなこと知らない、それより時間。私学校行く
ね」
理奈は朝食のパンをかじり部屋に戻った。
私は眠たい目を擦り、瑠美姉が作ったコンポタにパンを浸して食べた。
「あー、美味しい」
私は、瑠美姉との二人の空間に耐え切れず言葉を発したが、全く無意味だった。
「うん」
いつもだったら、光ちゃんの大好きなのを作ったから当たり前じゃない
的なことを言うのに目の前にいる今の瑠美姉は、そのコンポタをすくうスプーンからポタポタと服にシミを作っていることにすら気づかない。
何か考え事でもしてんだろうなと思い時計を見ると、
「瑠美姉!時間!いいの?」
「え?!あ!やば!」
急に慌てだし、机の上の牛乳を零した。
瑠美姉がこんな風になるのは、全く見たことがなかったので、なんか考え事でもしてんだろうなーって思い、牛乳を拭くのを手伝い、私は学校の準備をするために部屋へ戻った。