悪心
痛みを受けることもなく
悲しく思うこともない
いかにもそうでありたいと
常に思っているものを
うつし世に住む身であれば
罵声を浴びせたくもなる
劣悪なるを見せつけて
常に痛みを生むからは
災い満てるこの心
留守であろうとなかろうと
常に痛みを作り出し
死に物狂いで荒れ狂う
今は何をか語るべき
こんな嘆きはやめようか
悲しむことはやめにして
楽しみのみに励もうか
けれどもそうは行くまいよ
甘い言葉でそそのかし
さらに苦しい目に遭わす
それがいつものことだもの