はみだし⑫ 春霞・・・。(レモンジャム付)
梅はほぼ満開です。・・・あくまで我が家の木に関しては、ですが。
梅は品種がかなりたくさんありますから、花開く時期も千差万別と申せましょう。
で、予想通り、年末の枝切りで花のない枝がちらほら。結構思い切りよく切ったからなぁ。仕方がないものの、かなりさみしい風情となっております。
そして、梅の木の近くには、ぼけていない方の木瓜がありまして、白い蕾がいっぱいついております。いつごろ開くかな。
同じくバラ科のむしろ薔薇そのものは、まだまだ花は遠い話ですが、新芽が出てきたようですよ。葉っぱの赤ちゃん。一見とげのようにも見えるのですが、よく見ると先が少しほぐれている。もう少しすれば明らかに「新芽」に見えるようになるでしょう。
さて、お雛さんでは更新できませんでした。おまけネタが思いつかず・・・。
ちなみに晩のおかずは手巻き寿司。レシピいらんね。
逆に本文のネタは微妙にあったりします。お雛さんの話もありますが、終わっちゃったのでいっそ旧暦の方に回したりして? 覚えていたら。
ではネタダイジェスト。
3月4日はバウムクーヘンの日だそうですよ。日本で初めて作られた日だとか。
3月6日は啓蟄だそうですよ。例によって二十四節気ですので今まさに「啓蟄期間中」なわけですが、簡単に言うと「温くなってきて虫がそろそろ動き出す頃」といったところでしょうか。
3月9日は雑穀の日だそうですよ。久し振りにストレートな駄洒落な記念日ですね。・・・と思ったら、前回のネタがもろダジャレだった(笑)。
もうちょっとまともなネタもあった気がしますが、度忘れしてしまいました。
残念な記憶力は今更どうしようもございませんので、今回タイトルの方に話を移します。
春霞ときくと、何を思い浮かべるでしょうか。
「春」と「霞」で、「さくらさくら」を連想したりするのですが、まぁ普通に、春は寒暖差によって霧(霞)が発生しやすいのかな~、なんて思っていた日もありました。
春霞って、黄砂のことなんですよね。(言い切った!)
一応先生にお伺いを立てたところ、あんまりはっきりしたことは言えんけど・・・、というようなノリで「遠景がかすんではっきり見えないこと」とありました。
霧や靄も含まれてはいるのですが、日中であればほぼ黄砂だと思われます。なぜなら発生条件が・・・、面倒なので(たぶん読むほうも)、早朝しか霧は出ないとでも思っておいてください。ちなみに山では雲の中に入って視界が利かないということは日中でもあります。
で、まぁ黄砂といえばPM2.5もよく話題に出ますね。健康以外にも被害があったりするようですが、ここいらでは九州ほど酷いこともないのではないかな。
そうはいってもマスクをしている人はそこそこいます。しかし大勢は花粉症の方でしょう。
そういえば外国人に日本について訊ねる番組なんかで「みんなマスクをしていて驚いた」というコメントを見かけますが、あれって元々は花粉症対策でするようになったような気がします。
その後、インフルエンザ流行時期にする人が出てきた印象。
しかしながら、小学生のころに給食当番でつけていたくらいしかマスク経験がないワタクシ。一応風邪をひいたときなんかには、マスクをしていた方が喉の乾燥を防げるという知識はございます。ので、喉の違和感があまりにひどいときにはマスクではなくバンダナで覆面状態にして様子を見たことはあります。もちろん家の中限定。
我ながら古の銀行強盗みたいな出で立ちになってしまうので、訪問者があれば慌てて外します。
それはともかく、たぶん花粉症ではないワタクシ(まだ言っている)は、黄砂アレルギーはあるような気がしております。
アレルギー体質でなくても、あれだけ空気が粉っぽいと何らかの症状が出てもおかしくはないと思いますが。
昔からこの春先に風邪のような症状が出ていたのはひょっとすると黄砂のせいだったのかもしれません。普通に風邪だったかもしれませんが。
症状は肌荒れ(→季節がら乾燥しているせいかも?)、水っ洟、目の異物感といったところかな。あまりくしゃみは出ません。ので、花粉症ではないと思っているのです。
とはいえ全く出ないわけでもなく、先日は車の運転中に襲ってきました。我ながらなんか変なくしゃみが。
もちろん避けることはできません。無理やり止めると涙目になったり、涙がピュッと飛んだりして、メガネが汚れます。
あと、出そうで出ないときのあのムズムズ感を思えば潔く出してしまった方が気分がいい。反射で目を閉じてしまうし上体が前のめりになるので、運転中や調理中は危険ですが。
とにかくその時のくしゃみが「ふぇっひょん」という感じで・・・、なんかしまりがない。
【おまけ】
年末ごろに頂いたレモンをいい加減加工しようと思いまして・・・。ジャムにするとかなり嵩が減ります。他の使用方法というと砂糖漬けとスライスレモンくらいしか思いつかないんですが、そういえば最近「塩レモン」とやらを雑誌の見出しで見かけますね。
特徴:酸っぱい。・・・当たり前か。良い香りです。一番シンプルなジャム。
【材料】
レモン 8個(765g→皮:190g、果実:315g)
砂糖 300g(使用するレモンの重さ(皮と果実の合計)の6割目安)
1 レモンの両端を切り落とし、縦に4等分(くし切り)する。
2 皮、果実(+果汁)、種と薄皮(袋)に分け、種と薄皮はお茶パックに入れておく。
3 皮をさらに半分に切り、ワタを取って千切りにする。
4 ③を2、3回水でもみ洗いし、水からゆでる。沸騰後10分くらいで取り出し水で洗う。
5 同様に3分ほど茹でこぼすことを2回繰り返す。
6 お茶パックにいれた種と薄皮を10分ほど茹でて柔らかくする。
7 鍋に⑥と果汁・果実を入れ、10分ほど煮詰めてペクチンを抽出する。
8 種・薄皮を取り出し、絞った⑤の皮と砂糖を入れ、皮に透明感が出るまで煮詰めます。
【私見】
まずはレモンの皮と果実の入れ物の重量を量っておきます。砂糖の量を決めるのに必要なので。
②の時点で果実(+果汁)を量ってどこかにメモしておきましょう。
同様に③で千切りにする前でもした後でも重量を量ります。果実の分と合わせた6割くらいになるように、砂糖を量ります。・・・面倒だったら加工前のレモンの総重量の半分くらい(今回のレシピでは765gの半分で380g)でも大して変りないかな。
砂糖を6割にしているのは、最大限少量化してこのくらいかな、という目安です。たぶん5割だと酸っぱい。多くする分にはお好みで。
果実の水分が少ないと感じたら、某レモン果汁100%を少々足すのがよろしいかと。
⑦の作業、10分はちょっと長いかもしれません。これは量がそこそこあったから煮詰まらなかったのですが、5分くらいでちょうどいいかも。
⑦と⑧の作業中は焦げ付かないように注意して、時々かき混ぜてください。
皮の千切り作業が結構大変で、左手の指の皮がむけそうになったので、ティッシュをぐるぐる巻きにして刻みました。たぶん左手の構え方がちょっと変なんです。
このレシピで他の柑橘ジャムも作れます。砂糖は5割~。
今回加工前に約800gあったものが、完成時には600g程になりました。ちょっと煮詰めすぎかもしれません。おかげでジャムのとろみが煮詰めたからかペクチン抽出がうまくいったからなのかわからない・・・。
あとレモンの長期保存に、スライスしたものをクッキングシートでくっつかないようにして冷凍保存したことがありますが・・・、せいぜい半年くらいでしょうか。1年物はさすがに干からびていました(笑)。




