はみだし⑧ おきまりということで。(恵方巻付)
何とか3日のうちに投稿しようとして、ちょっと文章が荒いものになっております。申し訳ない。
桜の枝先がずいぶんと膨らんできました。
とはいっても、蕾が見えるのはまだまだ先でしょう。一週間前までは暖かい日が続いていたのですが、月末からは冷え込んで。雪もちらついたり。
前回お花もそろそろ終わりとか申しておりましたが、木瓜は絶賛蕾をつけております。どうやらこのまま春まで咲いたり休んだりを繰り返すようで。小さい木なんですが(膝くらいの高さ)、本当に個性的なやつです。
節分ということで、明日は立春ですね。
つまり暦の上では春が来たわけですが、花ではなく鼻の方にも季節の訪れを実感し始めるころでしょうか。
そう、花粉症です。
幸いワタクシは花粉症の自覚症状はございませんで、この季節になると洟が・・・、というのはたぶん鼻炎です。なんか目もしょぼしょぼするような気がするのはきっと黄砂とか乾燥とか。お肌の調子も必ず崩れますから、たぶん季節的なものなんです。
ひょっとしたら軽度の花粉症なのかもしれませんが。
マスク装着しなければ辛いということもなく、ゴーグル必須ということもないので薬の世話になることもございません。が、この薬を飲み始めるのが今頃かららしいですね。
花粉が飛び始める前に、体を調えるとか。だったかな。
そういえば我が家はもう何年も豆まきは致して居りません。たぶん鬼同居中。この節分の鬼についてなんか薀蓄を引いてこようかとも思っていたのですが、今回はおまけの方のボリュームがかなりあるので、本文はこの辺で。
というか、作り方以外の文章が多いんだな、きっと。
うっかり忘れていたのですが、もう10日後ですね~、バレンタイン。うちはトリュフではなくケーキ派です。
【おまけ】
結局頑張りました、恵方巻。要するに巻きずしです。しかも太巻きです。欲張りだから。
メニューとしては、メイン・太巻き、サブ・イワシ、大根の煮物、汁物・豆腐の味噌汁、以上。
巻きずしは一人一本以上食べるのがルールです。残りは切って大皿に並べたり。恵方を向いて・・・といっても結構適当な方角を向きますが。席の向きからしてちょっと無理な方向だったので(真後ろだった)、今年は最初の何口か以外は普通に食卓に向かって食べました。
特徴:たぶん特徴はない。普通の巻きずしになっているはず。・・・本数以外は。
【材料】(10本分)
海苔 10枚
ご飯 5合
酢 120㏄
砂糖 大匙4
塩 小匙1.5
干しシイタケ 40g
かんぴょう 30g
凍り豆腐 3枚(50g)
アナゴ 4本
卵 5個
三つ葉 4わ
大葉 20枚
かまぼこ 適宜
砂糖・塩・みりん・醤油・白だし 各適宜
1 干しシイタケは砂糖水で戻しておく(2~3時間)。かんぴょうは塩水でもみ洗いの後、10分ほど水からゆでる。お米は洗ってから1時間以上(昆布を入れて)浸水しておく。
2 戻したシイタケは、イシヅキを落として3mm幅くらいに切って絞っておく。かんぴょうは20cmくらいに切り、絞っておく。手鍋にシイタケの戻し汁600㏄、粉末だし適宜、みりん大匙9、砂糖大匙9、醤油大匙9を入れ、沸騰したらかんぴょうとシイタケを入れて落し蓋をして中火で煮込む。30分くらいしたらかんぴょうの味見をして、良ければかんぴょうは取り出してシイタケだけをさらに煮込む。
3 凍り豆腐が膨れても重ならずに入る鍋を用意し、だし汁(シイタケの戻し汁が残っていればそれを利用する)450㏄、砂糖 大匙2、みりん 大匙3分の2、醤油 小匙1、塩 小匙2分の1を入れ、煮立ったら豆腐を入れて中火で15分ほど煮含める。しばらくそのまま置いておいて、冷めたら適当な大きさに切っておく。
4 アナゴは5mm幅くらいに切り、たれをかけてアルミホイルに包んでトースターで焼いておく。
6 だし巻き卵を作る。白だし 大匙1、水 大匙3に卵を割りほぐしてフライパンで焼く。冷めたら適当な大きさに切っておく。
7 三つ葉は洗って根っこを切り、根元をゴムなどで止めて塩茹でする。大葉は洗って茎をとっておく。かまぼこを適当な大きさに切る。合わせ酢(酢 120㏄、砂糖 大匙4、塩 小匙1.5)を作る。
8 ご飯が炊けたら大きめのボウルに取り出し、合わせ酢を回しかけ、手早く切り混ぜる。
9 巻き簾に海苔を置き、酢飯をお茶碗1~1.5杯分載せてまんべんなく広げる。巻き終わり側1㎝程はご飯をのせずに残しておく。
10 大葉を2枚敷いた上に、凍り豆腐・アナゴ・卵・かんぴょう・シイタケ・三つ葉・かまぼこをのせ、手前から巻いて具材が巻き込めたところで一度締め、後は軽く巻いて巻き終わりを下にして置く。
【私見】
今回は乾物は前日に用意したのですが。計算を間違えたのか、関東風なのか、シイタケと一緒に煮込んだかんぴょうが真っ黒に。味見をしたら濃ゆすぎたので、凍り豆腐の煮汁にさらにお湯を足したもので味抜きをしたり。・・・単に煮込み時間が長すぎたのかもしれませんが(1時間くらい煮込んでいた)。濃い味がお好きな方はこのレシピで大丈夫だと思います。私は来年は甘めの凍り豆腐のだしで煮ようかと。
②の煮込み時間は「汁気がなくなるまで」と見たように思って1時間以上煮込んだのですが、この分量では「汁気がなくなる」ということは余程でないとありえないのかも。
③の凍り豆腐は1.5倍くらいになるらしいですよ。今回何も考えずに切ったものをそのまま巻いていったので、時間がたつと汁が出て、つゆだく状態の巻きずしになってしまいました(笑)。おいしいけど手がびしょびしょに。そんな間抜けはワタクシだけかもしれませんが、皆さん巻く前に軽く絞ることをお勧めいたします。
⑦の三つ葉は大抵噛み切れずに最初の一口で全部出てきてしまったりするんですが。香りが良いので入れます。かまぼこは「な○いたさん」を使ったので、1個で済ませたんですが、なければ普通サイズのものを、巻きずし10本なら2個用意することになったでしょうね。
⑧のボウルはもちろん盤台のかわりです。盤台もあるんですが用意するのが面倒で・・・。
今回ご飯の分量に対して合わせ酢はやや少ない目になっております。具材の味が濃いので丁度よい感じに仕上がったと自負しております。
自作巻きずし、おいしいんですが今回は特につゆだくな感じになってしまいました。ちなみに一本食べればかなりの満腹感が得られます。
年に一回しか作らないため、味付けとか結構いい加減なんですよね。七福にあやかって具材を7種にしようと思っていたのに、大葉を入れたら8種類になっていたり。
なぜか手持ちの料理本には巻きずしは載っていなかったので、クック○ッドのお世話になったんですが、変わり巻きが多かったのが印象的でした。むしろかんぴょうの味付けを教えろ~と思いながらちょめちょめと探し。作ってみたら真っ黒になるし(笑)。「奈良漬かとおもった」と言われましたよ。