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新宇宙軍  作者: まめ
2/7

宇宙軍2(停留地で)

確かに一人一人の力を鑑みると、戦争になれば、強い力を発揮する。 

でも、ある意味てんでバラバラの方向を向いている。

でも、それが同じ方向を向けば、こんな強い艦はないかもしれない。

「でも、代わりを申し出る、優しい人が欲しいならそれも考慮に入れて引っ張って来ないと」

「確かにな。でも、そう言う奴は、この艦では使えない」

「なぜです?」

「自分の時を思い出してみろよ。普通の神経の持ち主はまず、続かないよ。この艦ではね」

そう意味深に言って笑う。

「確かにそうですね」

「だろ。う~ん、疲れた」

「お疲れ様です」

光輝は延びをし、腕を回す。そして、画面に自分のコードを入力する。これで、勤務終了となる

「なぁ、冬眞君。こんなヘロヘロの艦長を見て、マッサージしたくならないか?」

「なりませんよ。そんな、元気が余ってる人に、何でわざわざマッサージしなくちゃならないんですか?」

「えっー、元気余ってないよ。ホラ」と言って、ガックシ肩を落とす。

「それだけ元気なら、大丈夫ですね」

「冬眞君が厳しくなった」

光輝は、そう言って泣き真似をする。

光輝が考えに耽っていると冬眞が言う。

「もう少しで停留地に着きますから、少し寝て格好を整えて下さい」

「そんな言う程不味いか?」

「ええ、艦長の目の下に熊が3匹位いますし、その格好は非常に不味いですね」

と言うのも、光輝の格好は短パン、ランニング、その上髪はボサボサ、隈までいるとなったら、ちょっとである。

で、光輝は、欠伸をしながら、自分の部屋に戻る。

戻った光輝は、腕時計を操作する。

3時間後にアラームを設定する。

アラームが鳴ると光輝はそのまま風呂場へと直行する。

光輝は、熱い湯を掛けると目を覚ます。

光輝は両頬を叩くと、髪や体を洗う。

「よし」

そう言って、光輝は髪を拭くと、ワックスをかけ

髪をおろし、帽子を被り、伊達眼鏡をする。少しでも、素顔を隠そうとするかのように。いつものことだ。

そして、軍服に腕を通し、ネクタイを締める。

まるでおろしたてのように軍服はピッシリとしていた。

光輝はブリッジへ戻った。

すると、冬眞が弾かれたように、顔を上げた。

そして、感動する。

「やはり、艦長格好良いですね。ずいぶん印象が変わりますよ」

「そんなに違うかな?」

「ええ。いつもボケラとしてるのが。凄くピッシと引き締まっていて、格好いいです」

「ボケラって、それは酷いだろ? それに、いつもはどう見えているのかね。気になるな」

「それはまた次の機会に。だって、そのぐらい違います」

「ありがとさん、でも、惚れるなよ」

「惚れませんよ、安心して下さい」

「良かった」

「そこまで。僕は女性に、不自由してませんから」

「お~、冬眞君から、モテる発言か?」

「そんなんじゃありません、艦長には負けます」

「俺は、心酔されすぎて、逆にモテないよ」

「えっ、どうして?」

「なんでも、彼女たち曰く、俺には誰も手を出しちゃ行けない決まりがあるらしいぜ」

「何かそれも、嫌かも」

「いや、俺には大歓迎だ。今、付き合いたいと思う女がいないしな。出来たらその時考えるよ。それより、艦内に放送を掛けろ。もう、すぐ着くからな。皆に部屋から一歩も出ないか、もしくは、身だしなみを整えて、星に降りるか。ただ降りた場合の宿泊施設は、自分で何とかしろって言っておけ。皆に、どちらか好きな方を選べってな。ただ、降りた場合、艦員として秩序ある行動しろと言っておけ。それで、下りるか、残るかを決めておけってな」

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