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  作者: 不能犯
1/2

~始~


カラスが歩く


まるで嘲笑うかのように地を踏みつける


その視線の先では


いったい誰が



死んでいるのか




そんなに哭いて


何かいい事があったのか




朱い空には

怒りを内に秘めた雲が

連なっていた










また喰った


数は2


腹は未だ空いたままだ



だが

喰い過ぎは胃に悪い



もっと喰いたい


もっともっともっと












オレは頭に乗っていた帽子のつばを握り、深くかぶり直した。


電車が乱暴に左右に揺れる。


ボックス席は大量に余っているが


一番後ろの車両の

一番後ろの入り口の傍に立っていた。


窓の外には鴉がいる。





「仕事だ」





オレは  


静かに啼いた








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