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7、鏡と悪魔

合わせ鏡というものがある。

オカルトは詳しくないが鏡というのは神聖さと邪悪さを映す道具として使われてきたんだと。

入り口、出口にもなるから、それを二つ合わせると道になる。

深夜十二時……うしみつどき? かなんかに鏡を合わせ鏡にしておく。んで、呪文を唱える。どんな? さーしらねーよそんなの。耳に挟んだだけなんだから勘弁してくれよ。オカルトにキョーミないんだから。まーとにかく鏡を合わせ鏡にすると、ここまでオーケー? よし、オーケー。

 それで、だ。

 呪文を唱えて鏡の前で待ってるとしばらくして自分そっくりの悪魔が出てきてこういうんだと。


 「望みを言え」


 ここでうっかりこう答えると、自分に跳ね返るらしい。


 「お前死ね」


 望みを答えても不幸が訪れるんだって。黙って追い返せってことだな。

 ただ俺には悪魔というより自業自得なんじゃないのかって思うんだわ。鏡って自分自身を映すんだろ? 鏡の自分に死ねと言ったら死じまうんってのは、やっぱ、ねぇ?

 俺? 言ったじゃん、信じてないって。


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