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【主題歌付き小説】魂のラブレターを運命のアイドルに直接届けたらストーカー対策会議の議題にされた件〜遊園地デートの日に彼女が夜逃げした理由〜

【主題歌付き小説】『運命の人』魂のラブレターを運命のアイドルに直接届けたらストーカー対策会議の議題にされた件 〜エピソード0〜

作者: なおパパ
掲載日:2026/10/29

私の初めて書いた小説?です。


暇つぶしに読む位の気持ちで読んでいただけますように。

登場キャラ

A フードデリバリードライバー 男性

B 某ハンバーガーショップ店員 女性

店長


Aはフードデリバリードライバーを専業として6年目。基本は地理を覚えた得意エリア内で稼働するスタイル。


Bはデリバリー注文数no1のハンバーガーショップの女性店員。基本はカウンターでの接客専門。


注文数の多いお店なので日々何度も顔を合わすAとB。顔を合わすと言ってもあくまで店員とドライバー。


交わす言葉は「お預かりします」「お願いします」の一言二言。

しかし少ない言葉のやり取りでもBは接客スマイルを忘れない。このAもお客様として来店するかもしれないのだからと満面の接客スマイルで対応する。


そんなBの対応に対してAは無言でペコリと軽く会釈をして商品を受け取り、店外へと出ていく。

どうせ接客スマイルなんだろう?とBの内心を見透かしているかのような素っ気ない態度。


でもそんな態度とは裏腹にAの本心は「うわっ!今日もBから笑いかけられたよ!めっちゃ可愛いわ!」とほのかな恋心を抱き始めている自分を必死に隠そうと努力したのがこの素っ気ない態度なのだ。


そうなのだ。

Aは恋愛経験が乏しく、そして少ない恋愛体験において苦い思い出があり、恋愛に対して臆病になっていた。


また内向的な性格が拍車をかけ、過去の失恋後 次第に自信が無くなり現在に至る。


これまで就職もし、自分では真面目に働いてきた。しかしコミュニケーション能力の低さ、自信がない事から自己表現力も乏しく、おかげでまるで評価されない。こんなに頑張ってるのに後から入社してきた後輩にポストも給与も抜かされた。


やる気もなくなり退社後

現在の仕事 フードデリバリードライバーを始める。


この仕事がAの性格に相性が良く、やればやるだけ頑張れば頑張るだけ売上が増えていく。

収入だけ見れば、社員時代の倍近い収入を得ている。


そして収入増の影響により、徐々に自己肯定感が増し自身を取り戻し始めた。

それでも恋愛となるとまだまだ尻込みしてしまう。

そんな自分に向けられる接客スマイルにAの心が小躍りしてしまうのも仕方がないことなのだろう。


そんな同じ様な日々を繰り返していたA。

売上を追い今日も深夜まで稼働していた。

路上でバイクに跨りタバコをふかしながら

案件が来るのをぼ〜と待っている。


配達員専門用語で「地蔵」と言うやつだ。


タバコを吸い終わる頃に案件を受諾した。

近くのコンビニだ。

深夜は開いてる店も少なく基本コンビニとなる。エンジンをかけ、コンビニへとピックアップへと向かう。


コンビニに到着しアプリ画面を確認すると

ユーザ名に男性の名前。

しかし商品名を確認すると女性が使う洗顔料が表示されている。

危機管理として女性の注文者が男性名で注文したのだろう。


最近よく見る内容なので特に気にも留めなかった。

ピックアップを完了しナビを起動する。


目的地は3km先。10分もかからず到着。

少し前に完成した綺麗なワンルームマンションだ。

初見だったのでマンション名を暗記する。

この一手間が今後の稼働に役立つのだ。


そんな事を思いながらAはオートロックのインターフォンを押して待つ。


しばらくすると無言で自動ドアが開く。


初めの頃は驚きもしたが、これも危機管理の一つだと思う様にし、気にせず部屋へと向かう。エレベーターを降り、目的の部屋にたどり着くと軽くため息をつきインターフォンを押す。


出来る事なら置き配してさっさと立ち去りたいが、今回は現金対応の為に対面が必要なのだ。

たぶん女性客なのだが同棲なら男性が出てくるかな。そんな事を思いながらAは待つ。


しばらくするとドアが開き、寝間着姿の小柄な女性が出てきた。


Aは対面時なるべく相手の顔を見ない。視線を合わせないようにうつむき加減になる。別に視線を合わせなくても業務に支障はない。


女性が声を発する。

「一万円なんですが大丈夫ですか?」

普段ならAは心の中で「ちっ・・一万円札かよ・・」と苛立つ。しかし女性の声を聞いた瞬間Aは反射的に女性の顔を見た!!


なんと目の前にいるのは、毎日顔を合わせているB!!ハンバーガーショップ店員のB!!寝間着姿のB!!!


Aの頭は半分パニック状態で目が泳ぎ平静を保とうと必死に声をだす

「あ・・えと・・」


Bも相手がAだと気づき、

「あっ・・」


心配そうに上目遣いで

「大丈夫ですか?」


Aは裏返りそうな声で

「はひっ!大丈夫です!一万円大歓迎ですっ!!」


Bが笑いながら

「大歓迎ですか〜wありがとうございます!」


その瞬間Aのほのかな恋心は確実な恋心へと昇華した。

普段Bが見せる営業スマイルとまるで違う自然で何倍も何倍も可愛い笑顔にAは釘付けになった。


「運命だ・・・」

Aの心に強く刻まれた言葉。



我に返った時Aはマンションの外に停めていたバイクまで戻っていた。


配達業務は無事に終えていたようだ。冷たい夜風を頬に感じながら、段々と冷静になる。

冷静になるにつれ、裏腹に段々と口角が上がっていく・・先ほどのBを思い出すと笑みがこぼれ、心臓の鼓動が高まっていく。


夜空の月を見上げBの笑顔を重ねがら

今度は言葉にして

「運命だ・・」


もう今晩は心臓の高まりが止まりそうにない。Aはこのまま帰路に着く。



翌日からAは地蔵ポイントを変更した。


昨日までは得意エリアの中心部、少しでも加盟店が密集している場所で地蔵をしていた。

今日からは繁華街から少し離れるが

Bのマンションが見える場所で待機する。


なんだかBと同じ空間を共有している気持ちになるからだ。


そして今迄は案件が鳴るまで呆然とsnsやゲームで潰していた時間を自身の苦手を克服する時間へと変える。


スマホの画面へ真剣に向き合い

「女性との会話のコツ」と入力し検索。


Bと楽しく会話を続ける自分を思い描きながらページを読み漁る。


始めは共通の話題が分からないから

すぐに試せそうなコツは「天気の話」

これが1番当たり障りのない話だ。


誰でも気になる天気の話で会話を繰り返してまずは1つでも共通点を探そう。


逆にNGな話題は「宗教」「政治」の話だ。

「ニュース」も意見が食い違うとダメだから、始めは極力避けた方がよさそうだな。


そして話題がみつからない時は、Aから話題を振るのでは無くBに話させる話法を試そう。

最終兵器「質問」だ。質問の答えから話題を膨らませる。


「天気」「NG」「質問」

この3つの武器で苦手を克服する!完璧だ!!とAは心の中でガッツポーズをとり、Bの勤めるハンバーガーショップの案件が鳴るのを待つ。


昼のピークタイムに突入。案件の増える時間帯だ。もちろんAのアプリにも案件が多数鳴り始めた。

しかしAは案件を受諾しない。


待っているのだ。Bの加盟店が鳴るのを。

Aは祈っていた。早く鳴ってくれ。Bの加盟店に行く切っ掛けが欲しいんだ。


Aの思考はある意味止まっていた。

Bの加盟店付近に移動して待機すれば注文数No1の加盟店なのだから、祈る必要もないほどにすぐ案件が鳴るだろう。


しかしAはその思考を除外していた。

分かってはいる。

この場所が中心部よりもBの加盟店案件が鳴りづらいことなど。


それでもだ!

この場所でB案件を受諾する事が重要なんだ!!

「運命の出会いの場所」

必ず案件は鳴る・・

だってそれが「運命」なのだから・・・



・・・ついにその時がきた・・・

スマホの画面に表示されるBの加盟店の名前。

Aはふぅと息をつき、おもむろに画面をタップする。


表示された事がまるで当たり前かのように。時計を見ると稼働開始してから既に3時間が経過していた。

少しだけ時間を要したが慌てることはない。

当然のことなのだから。

案件受諾という運命の鍵は手に入れた。


この鍵で運命の扉を開け、堂々とBに会いに行くだけだ。Aはバイクをキーオンしエンジンをかけピックアップへと出発した。


その頃Bはピークタイムも終わり交代で休憩の時間。


店長「Bさん お疲れ様。休憩入っていいよ。」


B「あっはい。お先に休憩いただきます。」


店長「そういえばBさん、今日なんかいつもと違うけど何かあった?」


B「バレちゃいましたか。昨晩フードデリバリー注文したんですけど・・・って事がありまして、何かあるって訳でも無いんですけど、あのドライバーさんちょっと苦手で・・家しられたなぁってw」


店長「あー。あのドライバーさんか。良い言い方すると寡黙で仕事に熱心な人ってイメージなんだけど、悪く言うと何考えてるか分からない感じが怖いっていうか・・それに・・」


B「それに?」


店長「いや。これ以上はやめておこう。長い事仕事上では顔合わせてるけど、彼の事何も知らないし、知らない人に対して陰口たたいてるみたいだろ。」


B「言われなくても分かってますよ!あの人目線合わせないのに、チラチラと私の事見てますよね!?だから苦手なんですよ!!」


店長「なんだ。気づいてたのか。まぁBさんが可愛いから見たくもなるんだよ。今のところ何も問題なかったしさ。家知られて何か問題が発生する事に期待しようよ。」


B「はっ!?期待!?」


店長「ごめん!警戒と間違えたわwww」


B「店長・・楽しんでますよね・・」


店長「冗談はさておき、何か少しでもおかしな事があったらすぐに私に言いなさい。ほらっ!休憩時間なくなっちゃうよ!」


B「はーい。休憩入りまーす。」


Aがバイクを停める。

やっとBさんの加盟店に到着した。

5kmしか移動してないのに倍近い距離を走った気分だ。


落ち着け。大丈夫だ。

運命の鍵(案件)は持っている。

あとは運命の扉(自動ドア)を開けるだけだ。

Aは深呼吸してから店内へと移動する。


すぐさま店内を見渡しBさんを探す。

Bさんが居ない!!

おかしい。毎週月曜日は必ずシフトに入ってるはずなのに?

それにちゃんと今朝マンションからBさんが出勤して行く姿も確認したのに!?


Aがキョロキョロと店内を見渡していると

異変に気づいた店長がAに声をかける。


店長「どうかなさいましたか?」


A「えっ・・いや・・商品を受け取りに来ました・・」


店長「では商品番号をお願いします。」


A「B8B8B8・・あの!今日はBさん居ないんですか!?」


店長(おいおい・・さっき話題にしたばかりだぞ)「Bさんですか。何か用事ですか?」


A「いやっ。特に用事というわけでは・・」


店長「すみませんが関係者以外にお答えする事は出来ません。」


A「なっ!俺とBさんは運命で・・」


店長「?・・運命??」


A「・・何でもないです。商品お預かりします。」


B「休憩終わりましたぁ!次の方休憩どうぞ〜」


店長(げっ!?最悪のタイミングだろ)


A「あっ!!Bさん!!」


B「えっ?ドライバーさん??店長どうしたんですか??」


店長「なんかドライバーさんが商品ピックアップに来たついでにBさんを探してたようなんだけど、特に用事もないそうなので商品を渡し終えたこ・・」


A「Bさんっ!!!」


B「はいっ!?」


A「今日は晴れてますね!」


B&店長(なっ!?なぜ天気の話!?)


B「え〜と・・そうですね。」


A「あれ?晴れてるんですよ?」


B「晴れてますね・・」


どういう事だ!?天気の話だぞ!?

興味がないのか?


仕方ない。ココに来るまでに考えておいた合わせ技を使うか。「天気」×「質問」だ!


A「Bさん!明日は雨ですか?」


B(どういうこと?晴れの確認の次は明日が雨かの質問?ぜんぜん理解が追いつかないよ)


B「どうなんでしょうね?ちょっと分かりません。」


B「あの〜。もっとお話したいのはやまやまなんですが。商品が冷めてしまいますので、そろそろ配達に行かれたほうが・・」


B(どう!?もう あからさまに話を終えて欲しいという信号よ!!これなら空気読めるわよね!?)


A「私もBさんともっと話がしたいです!嬉しいなぁ。もっと話をしましょう!」


B(いや!気づけよ!拒絶信号だよ!店長助けてぇ)


店長(うわぁ。この人ダメだわ。完全に暴走してるねぇ。そしてBさんがめっちゃコッチ見てる・・)


店長「ドライバーさん。商品ピックアップ終えたなら早く届けに行ってください。Bさんも困ってますよ」


A「えっ。すみませんBさん!困らせるつもりはなくて・・配達に行ってきます・・」


B「はは。お願いします」


苦笑いのB。

渋々配達へ向かうA。


しかしAの心の中では

「こんなにも会話が出来た!」

「もっと話がしたいって!!」

「あの店長ってやつ邪魔だな。2人の運命の邪魔すんなよ」

Aはウキウキ気分でバイクを発信させた。。


それ以降Aは細心の注意を払い気をつけた。

Bさんを困らせないようにしなければならない。

その為 話したい気持ちを抑えながら最低限の会話に収めた。


それでも会話がしたい。

抑えられない時にだけ、ピックアップの際に少し天気の話をした。


A「暖かいですね」


B「そうですね~」


A「雨ですね」


B「そうですね~」


いつもBさんは俺の話を聞いてくれる。

そして最後には笑顔をくれる。

なんて優しいんだ。


でもあの店長というヤツ。

気に入らない。

俺が店に行くとチラチラとBさんに視線を向けてやがる。


もしかして俺のBさんに恋心があるのか!?

Bさんも上司だから無下に出来ないからイヤイヤ話をしてる様子だしな。


Bさんに危険が及ばないように

もっとBさんを見守らないといけない。


ある日ピックアップに向かう。

店の奥の方でBさんが他のスタッフと話してる声が聞こえてきた。


スタッフ「B さんって可愛いから学生時代モテたんじゃないですか?」


B「そんな事ないですよw」


スタッフ「またまたー。ラブレターとかたくさんもらったでしょ?」


B「貰ったことないです。でもラブレターって良いですよね!1回くらい貰ってみたかったなぁ」


Aはピックアップを行わず、そのまま文具店へ向かった・・・



翌日Bが出勤しようと家のドアに鍵をかけていると、ドアの郵便受けに手紙が挟まっているのに気づく。えっ?手紙?


なんでマンションの集合ポストじゃなくて、ドアの郵便受けに?なんだろ?

管理人かな?不思議に思いながら手紙を開くと



【運命の人Bさんへ。


初めてBさんに会った時から運命を感じました。

そしてそれは確信へとかわり、僕は運命を受け入れる準備が出来ています。


夜空に浮かぶ月のように美しきBさんへ。

僕のラインIDです。よかったら連絡下さい。


Bさんの運命の人Aより】



B「これはダメだ・・」



〜3週間後〜

ピックアップに向かうとBさんから声をかけられた!


B「Aさん、突然なんですが来週の日曜日予定ありますか?」


A「予定というか、いつも仕事してます」


B「そうですよね~。もし良かったら一緒に遊園地行けたらなぁと思ったんですけど・・仕事ですよね。」


A「いえっ!!元々休み予定でした!!予定の無い休み予定です!!遊園地行きます!!」


B「ほんとですか!じぁ日曜日の11時に遊園地前に集合しましょう。現地集合ですよ。その方がデートっぽいですからねw」


A「はひっ!!現地集合大賛成です!!」


B「楽しみにしてますよ~。」



〜日曜日〜

約束の遊園地前にAは立っていた。

全く寝れなかった。

それでも眠くない。


まだ9時か。Bさんどんな格好で来るんだろう?まぁどんな格好でも可愛いんだけどな。


ラブレターを出して正解だった。

あのラブレターのおかげでB さんからデートに誘ってくれたんだろう。



〜約束の時間から1時間後の12時〜

まだBさん来ないな。

電車遅れてるのかな?

女性は支度に時間かかるからな。

俺の為に時間かけてくれてるんだろう。可愛いBさん。



〜約束の時間から3時間後の15時〜

いや。流石におかしいな。

まさか!何かの事故に!?

Bさんの家に向かってみよう!!



〜移動を開始して17時〜

Bさんのマンションにやっと着いた。

迷う暇はない!インターフォンを押すぞ!!


インターフォンを押しても応答がない。。

何度も何度もインターフォンを押す。。

すると管理人室から帰宅する管理人が出てきた。

怪しそうにA に視線を向けてきたが


管理人「ん?その部屋番号 今朝引っ越して誰もいないよ・・」


A「え・・・」



Aは急いでBさんの加盟店へと向かう!!

ゼェゼェと息を切らしながら自動ドアを開け一目散で店長へと走り寄る!!


A「Bさんはっ!!!」


店長「うわぁ!!Aさんじゃないですか!!驚かさないで下さいよ。Bさんなら先日退社しましたよ?知らないんですか?」


A「えっ・・・」


店長「あ〜そうだ。BさんからAさんに手紙を渡すように頼まれてたんですよ。コレです。」


Aは奪い取るように店長から手紙をひったくると、そのまま走ってBさんの住んでいたマンションへと向かう!!


ウソだ!!ウソだ!!ウソだ!!

今日は2人の初めてのデートだったはずだ!!

何が起こってるんだ!!


走り続け、足ももつれるほどに疲労していたがBさんのマンションにたどり着いた。

2人の運命の場所。

始まりの場所。


今にもこの悪夢から覚めて、マンションからBさんがあの笑顔で現れてくれるはず。

必死に祈りながら恐る恐る手紙を開く。。


既に日も暮れて

月は出ていたが

まだひと通りのある中

1人の男性が月に向かって声を出しながら

ボロボロに泣いていた・・・




【時は遡ること1ヶ月前】

B「店長 相談があるんですけど・・」


店長「・・・どうせAさんの事だろう」


B「はい。私 決めたんです!!それで協力して頂きたい事があるので、聞いてくれますか?」


店長「おいおい、相談っていう割にもう決まってるのかい。まぁBさんらしいと言えばBさんらしいか・・よしっ!相談とやらを聞こえじゃないか!」


B「さすが店長!それでは私の決めた事なんですけど・・・A さんと遊園地デートの約束をしようと思いますっ!!」


店長「えっ!?そっち!?てっきりAさんにハッキリと物申すのかと思っていたのだが・・」


B「あの人何言っても自分に都合の良い解釈しかしないじゃないですか。なので伝え方を変えて攻めようかなと。」


店長「しかしなぁ。デートに誘ったら更に勘違いがエスカレートするだけじゃないか?それともあれかい?攻め方変えるって1度デートしてみてAさんとの相性を確認するってことかい?」


B「違いますよっ!デートには誘いますけど、私は行きません。」


店長「なんだろ・・嫌な予感しかしないんだけど。行かないのにデートの約束するの?」


B「はい。遠くの遊園地現地で待ち合わせして、Aさんの目が届かない時間を作ります。そして私は行かずにその時間で引っ越しします。」


店長「引っ越し!?新築マンションに引っ越したばかりだろ?」


B「仕方ないですよ。色々と考えた結果です。簡潔に作戦を説明すると・・


1.Aさんをデートに誘う

2.引っ越す

3.店長がAさんに私からの手紙を渡す。


コレでAさんは私を諦め、私は自由です!」


店長「いやいや簡潔過ぎて、全く分からん。だいいち引っ越しても、お店に来ればBさんに会えるよね?」


B「はい。ですから引っ越しと同時に退職します。長い間大変お世話になりました。」


店長「話の途中から薄々嫌な予感はしてたんだけどね・・念の為聞くけど、引き止めたら考え直す気はあるかな?」


B「すみません。無いです。私も辞めたく無いけど、すっごい考えたうえでの結論です。」


店長「あー!!もう!!仕方ない。やるならトコトン付き合うか!それで俺が担当する手紙はもう用意してあるのかい?」


B「はい。これです。読みますか?」


店長「気になるから、読ませてもらうよ」



【拝啓 Aさんへ

Aさんがこの手紙を読む頃には、私はもうこの街 このお店にはいません。


私からAさんを遊園地に誘っておきながら、約束を破ってしまい ごめんなさい。


正直に本当の事を伝えます。


私の実家はとある田舎の名家です。

私はその名家の長女して生まれました。


そして私の家の仕来りで長女は18歳になると、親同士で決められた許婚先に嫁ぐ決まりがあります。今年ちょうど私は18歳になりました。


18歳になるまでは、せめて自由にさせてほしいと両親に頼み込み、田舎から離れ一人暮らしとバイトを経験していました。


でも見張られていたようです。Aさんと遊園地に行く事が両親に伝わり、約束当日の朝 私は両親に実家へと連れ戻されました。

携帯も没収されてしまい連絡も取れず、すみませんでした。


両親の目を盗み、何とか店長に手紙を送りAさんへこの手紙を渡してくれるように頼んだ次第です。

この手紙がAさんに届いてる事を祈っています。


また私を好きになってくれて、ありがとう。

いつも私を楽しませてくれて、ありがとう。

でも、もう私の事は忘れて下さい。

私もAさんの事を忘れます。


さようなら 運命の人。】


店長「あの・・ツッコミどころが多すぎて何から聞けば良いのやら。」


店長「Bさんって名家の生まれなの?」


B「いえ?普通の一般庶民の家に生まれましたよ?」


店長「こないだスタッフ皆でBさんの24歳の誕生日を祝った気が・・・」


B「私は永遠の18歳ですw」


店長「この手紙って私からAさんに声かけて渡すの?」


B「心配しないで大丈夫ですよ。絶対にAさんから店長に私の事を尋ねてきますから。その時に渡して下さいね。」


店長「この内容でAさんが納得するのかね??」


B「完璧ですっw」


店長「・・・もうなるようになれだな!手紙は渡す!でも責任は取らん!!いいな!!」


B「はーい!!」



〜終〜

お読みいただきありがとうございます。


まだ本編を読んでいない方は、ぜひ、私の拙い文章をAIが添削 加筆した本編も読んでいただけたら幸いです!、

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