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ep2 地獄のクラウン・クラブ




 俺の住む此処ブレイス帝国は周囲が海で囲まれた島国だ。


 海峡を挟んだヨーアン大陸に或る国々とは喧嘩友達だったりするのだが、俺の生れたブレイス帝国も海峡越しの隣国フロラル王国もランドル王国も。

 そして更に北東方向の公国から王国に成ったロイセンも、中央にあるオーニアス=神聖ロマン帝国も皆ツンデレなので、困った事に直ぐ戦争へとボルテージを上げちまう。


 皆、沸点が低過ぎだよ。


 プレイス帝国も、やっと長い混乱期と二回の革命を終えて189年経った所なんだから、新たな皇帝アルバート4世は安定した治政を行って欲しいと思うよ。

 ブレイス王国が帝国と呼ぶように成ったのは、アルバート1世の頃だから約80年前だけどさ。



 新たな皇帝って言ってもアルバート4世はもう59歳なんだけど。

 まあ、父親のアルバート3世は78歳まで精力的に動いていたから、アルバート4世も身体的には大丈夫で長持ちしそうだけどね。



 アルバート4世の祖父さんアルバート2世が、クリイム歴1707年頃、南東に或るエスニア帝国の継承戦争へ手を出してブレイス側が勝利したからと、エスニア帝国からの戦後賠償として、旧教徒のロマン教皇から布教すると言う名目で許された『アシエント』(ウルダ人奴隷供給契約)の権利をクリイム歴1708年に譲渡して貰ったつう話。

 ホント、我が家にとっては、此れが諸悪の根源だよ。



 でも新旧の資産階級の人達からは、此のアシエントって高評価みたいなんだよな。

 この奴隷貿易を議会で通過させるため、奴隷推進派の人達がアルバート2世へ貴族家を創設させ法案に賛成している議員達を貴族院の議員へと叙爵し、見事に法案を通した。

 一応プライドの或る貴族院議員は反対してる人が若干多かったのだよな。



 途中、アシエントを引き受けた東海会社がアホな仕様でバブルを作り出し、大蔵省が弾けさせた時には、政府も後を継いだばかりだったアルバート3世もヤバかったけど、有能なアイスエッジ首相が一般投資家を生贄にして上手く采配して元に戻したと、クランベル伯爵は俺へ約28年前の話を教えて呉れた。


 その後、世に不幸を撒き散らしたアホな東海会社は、金融関連企業から手を引き、奴隷貿易と捕鯨だけに絞って商売を続け、大きな利益を上げていると言う。


 俺は、あの信仰心篤き父親の息子とは思えない程、信仰心の薄い人眼だけど、こんな事をしでかしている奴等でも神は魂を赦し救うのか?って疑問に思ってしまうよ。

 そもそも奴隷供給の許しを与えるクリイム教のロマン教皇も「頭は大丈夫か」って思うんだけどさ。

 エラい人の考えは、俺には難し過ぎるようだ。

 ちっとも分らん。



 かと言ってプレイス帝国のブレイス国教会も良く判らないけどね。


 アルバート1世から寛容令が発せられて、表向き個人的に信仰するのは自由になっているらしい。

 だけど、プレイス帝国の国教会が認めている新教徒しか公には認められて居ないし、他国の兼ね合いもあるので、まあ信仰問題はいつも何処かキナ臭い。


 特にクローバー元王国やノルディック元王国に関してはね。



 それに約180年前くらいのジャスティン1世時代に、旧教徒や非国教徒は拘束や迫害された所為で、プレイス帝国を出国し、植民地である北カラメル大陸へ信仰の自由を求めて海を渡って船で向かって行っていた。



 クリイム歴1671年、アルバート1世となってから寛容令が出され、非国教徒は信仰の自由は認められたけど、審査法『国教会信徒のみを公職に就ける規定』は存続しているので、聖職者や内科医や法廷弁護士になるための大学へ通えないし、公職には就けない会派もいる侭だった。


 でもまあ、プレイス国教会を作った理由がマックス8世の離婚問題だったにしろ、ロマン教皇から国王が破門されたにしろ、旧教へと揺り戻しが幾度か来ても、後の為政者や議会を運営していた人たちがブレイス国教会を存続させ続けているのだから、此の国では此の国なりの新教が合っているのだろう。



 海を挟んで東隣の新教徒王国ランダルから言わせれば、ブレイス国教会は本来あるべき形の正しい新教徒でないらしいけど、俺からしたら「余計なお世話である。」と、言いたい。

 141年前のジャスティン1世の末娘アン女王時代、夫であったランダル国王ジェームス2世と夫婦で共同統治をしていたとしても、2人が亡くなった其の後は、クローム護国卿時代の様にブレイス帝国とランダル王国は植民地争いが再燃しちゃっているしなあ。




 何はともあれ、議会の了承なしに徴税しようとした国王も旧教ごとヒャッハーって首を落としてるし『宗教革命』、旧教に戻そうとした国王も無血革命で国外へ追い出しているし、『アレ?歴史を紐解けば此の国って延々と内戦を続けてるよな。』そろそろ平和的に日々の信仰へ戻って良い頃だよね。




 ヨーアン大陸に或るノーヴァ公国からアルバート1世を、態々国王に就けたのも、フロラル王国や他の旧教徒国の介入を避けて、ノーヴァ公国とは血縁関係でも或り、そしてアルバート1世が新教徒だった為、同君連合でも構わないと嘆願したのだ。

 変な人間に継承されないよう前年に議会で王国法を作っていたので、最初からアルバート1世をブレイス帝国議会が指名していたようなモノだったらしいけどね。



 アルバート1世の治世28年間は、殆どヨーアン大陸のノーヴァ公国にいた為、議会も1世国王陛下が居ない政治に慣れ、『君臨すれど統治せず』ってのが、議員達にも根付き皇帝元気で留守が良いって状態に成ってしまった。

 まあ、アルバート1世はブレイス語を解さないので仕方ない事だったのかもな。


 アルバート1世が皇帝に就いたクリイム歴1671年に、『権利の章典』立法権・徴税権の議会にあることを保障、かつ王を任免する権利も議会にあることを明らかにして、公布していた。


 帝位継承問題を臣下が決めて良いモノか?と俺は疑問に思いつつ、でもアルバート家が4代も続いたなら、此れもブレイス帝国の在り方なのかね?って思ってみる。








           ※※※※※※※※※※※




 

 でもなあー、アルバート4世陛下は、、、。

 堅実な前皇帝3世と違って、遊び好きだと専らの噂なんだけど、俺は会った事がないので真実かどうかは謎だけども。

 

 アルバート4世と顔見知りの貴族であるクランベル伯爵に真相を尋ねると、薄く笑って静かに話し始めた日の事を俺は思い出していた。



 「確認が取れているだけで庶子が5人は居るのだよ。もっと多い筈だからね。せめてアントニア皇后との間に作って呉れていれば、問題ないのだけど。一人娘は23年前に生れて暫くして逝去したから、今は王弟サバン公と4年前に亡くなられた第4王弟ノイザン公のコーデリア王女しかいない。アルバート4世はホントにアントニア皇后を嫌っているからね。婚姻式をして、懐妊すると直ぐ別居して其の侭だから、皇后が2度目の懐妊をするのは無理だったろうけど、困ったお方だ。」


 「では、あの噂は本当だったのですね、クランベル伯爵。」


 「チャーリーが言っている噂って、どれかは多過ぎて私には見当がつかないけど、概ねイエスだよ。夢中に成った相手は婚姻歴の或る平民で旧教徒なんだよ。まあ前首相だったアイスエッジ氏が婚姻したがっていたアルバート4世を必死に押し止めたけどね。」

 

 「、、、え?もしかしてクランベル伯爵、その女性との間に子供は?」


 「幸運な事に出来なかったよ、チャーリー。流石に陛下よりも2歳年上だし、彼女とは今さら子供の出来る心配はしなくて良いだろう。それよりも困った事に成っている。別居してヨーアン諸国で滞在しているアントニア皇后を戴冠式にブレイス帝国へ入れるな、とアルバート4世は各国にいるブレイス大使たちへ要請していたのだ。宮内卿達や外務卿達が先程、大騒ぎをしていたよ。」


 「我慢の出来ない子供ですか、アルバート4世陛下は。」


 「ホントにねぇ、チャーリー。59歳にもなるのに全く、はぁ。アルバート4世をフォローしてくれる人を探す私の身にもなって貰いたいよ。」


 前任の3人居た顧問官と相性が合わず解任し、アルバート4世は枢密顧問官にクランベル伯爵をも任命されてしまったと言うオマケ話と共に 普段は明るい翠色の瞳を曇らせて、クランベル伯爵は大きく溜息を吐いて肩を竦めた。

 実質の業務は東イラド会社任させているが、植民地卿と役職を兼ねさせられたクランベル伯爵は、中々苦労が多そうだ。


 俺は、そんなクランベル伯爵の疲れた表情をアルバート4世の噂話と共に思い出していた。



 現在野党に下った啓蒙思想派のリバティ党議員の前外務大臣だったグッドワース議員は、そんなアルバート4世の為に、議会から債務返済の資金を引っ張り出して来たり、女優たちのスキャンダルを揉み消したりと俺と違って多忙な中、骨身を削っていた。

 グッドワース議員て、近頃は自由詩よりも読者の多い連載小説ってのも書いているし、マジで忙しい人なんだよ。

 それに奴隷貿易廃止法案に賛成の数少ない貴重な先輩議員なんだよね。


 いや、何かが可笑しい。


 だって用意して貰ったのって、8万ポンドだよ?【※1ポンド=約50,000円】

 まあ相手は高貴なお方だし、俺には想像出来無いような物事が或るんだろうけど、なんだかなぁ。

 今、アルビー通りとか言うモノを陛下は造っているのだけども、、、嫌でもアレは多くの職人や作業する人たちを雇っているから、ロドニアの景気対策に成るのか?


 ハッ!!

 

 もしかして、アルバート4世は借財を自ら背負って、庶民たちの暮しを考え、宮殿造りや区域作りを遣られているのかも。

 俺のようなミニマム近視眼ではなく、高い位置から広角レンズのような視点で物事を観て、散財しているのやも知れない。

 知らんけど。


 クランベル伯爵の稀有壮大な計画が分らない様に、高貴なアルバート4世の御心なぞ、俺が知れる訳もないよなぁー。






【通貨単位】


 1ポンド=20シリング=240ペンス   1ポンド⇒約5万円

 序に1ギニー=21シリング  

 1ペニー=4ファージング。






            ※※※※※※※※※※※








 トール党の庶民院政策事務所で、真鍮のケースにペンを仕舞って俺は下らない事を考えていると、不意に左隣から声を掛けられた。


 「チャーリーは、また迷走してるのか?」

 「うん?ピバート主馬頭(しゅめのかみ)か。瞑想はしているけど、迷走はしてないよ、失礼な。」


 俺はそうピバート主馬頭へ答えて顔を向けた。

 俺と同じで報酬が出る主馬頭(しゅめのかみ)の役職を貰っているフリップ・ピバート議員。

 官職って事に成っている『閑職』だったりする。

 歳が近いので比較的気楽に話せる相手だ。


 でもまあ、名目役職は有難い。

 つうても、俺は取り敢えず委員会用に提案書を纏めてるけどね。


 なーんとなくクランベル伯爵って俺の仕事ぶりをチェックしていそうなんだよな。

 『小遣い稼ぎと思って気楽に遣りなよ。』

 って、クランベル伯爵から言われてるけど、2週で400ポンドって、ちょっと高額過ぎて気楽に俺は貰えないよ。

 下級大蔵卿がいつも「国庫に金がない」って騒いでるし。


 俺だったら植民地の北カラメルに防衛費だけでも負担させるけどな。

 だってブレイス帝国へ支払っている金額は、植民地なのに北カラメルからは1000ポンドちょいなんだぜ?

 でも防衛費は本土から23万ポンド以上出していると言う。

 材木や小麦、トウモロコシなどの原材料が安いし、資本家や金融屋のプッシュかな?

 まあ俺には、場当たり的にしか見えない偉い人の世界戦略なんて分かんないけども。


 

 ピバート主馬頭は、ゆったりとした焦げ茶色の皮のソファーに腰を降ろし、オリーブグリーンの品の良いコートを整え艶の或る楓のステッキを傍に置き、ブラウンの瞳を細めて俺を見て愉快そうに笑った。


 「いや、絶対してたよ、表情を見たら解るから。それと僕の事はフリップって呼べって言ったよな?此処でピバートって呼ばれると兄が居るのかと思うだろ?チャーリーも、いい加減に年上の僕の言う事を聞けよ。面倒臭い。」


 「年上だから呼び辛いって言うね。あっ、でも今日は俺早く帰るから。サンドイッチ・クラブには参加出来ないよ、ピバートっ、えと、うん、フリップ。明日は議会だろ。」

 「だから『地獄のクラウン・クラブ』だって。一応秘密結社だからな!例えメンバーとサンドイッチを食べるだけの会でもさ。明日の議会は、ああ、アレか。チャーリーはウルダ人奴隷貿易廃止法案の方か。」


 「うん。まあ議題を話すのは、ウィルソン・カステル議員なんだけどね。」


 「それって、今の議会じゃあ審議されないと思うぞ?チャーリー。リバティ党の議員がもう少し増えないと。明日は富裕層への減税品目の審議が入っているから、議会はソッチがメインだろう。」


 「くそっ、金持ちめっ。そういやフリップも何か目当ての法案が有るのか?」

 「僕は、兄から旧教徒への審査法緩和法案を阻止しろって言われてるんだよ。」


 「それも難しそうな法案だな、フリップ。約1610年頃、国王と貴族院議員ごと始末しようと旧教徒たちが議会堂へ火薬を仕込んでいた事件が、未だ旧教徒に対する恐怖体験として記憶させられているからな、フリップ。俺は父に参加させて貰えなかったけど、実行犯のノア・フォートが処刑された11月17日を祭りの日として今でも街で祝ってるもんな。」


 「その事件の所為で旧教徒=悪って刷り込まれてるからね。まあ兄たちが反対している理由は、新たな旧教徒勢力が議会へ現れるのを予防的な意味で阻止をして於きたいからだけど。クローバー州での事もあるしね。」


 「ああ、、、。そうだな、フリップ。」



 俺はそう頷いてフリップの澄んだブラウンの瞳と視線を合せ、そして広げていたインクの乾いた書類を重ねてゆっくりと帰り支度を始めた。





 フリップ・ピバートの家は父親が戦功を挙げて男爵位を賜った後、リバティ党議員もしていた父親が亡くなり、皇帝と議会から今までの功績で議席を庶民院から貴族院へと上げ、爵位もピバート伯爵へと叙された。

 元弁護士だった兄のピバート2世は、現在陸軍支払長官を務めている油の乗り切った40歳過ぎ。

 って、フリップが言っていた。


 兄のピバート2世の下に3人の弟が居たらしいのだが気が付いたら、男兄弟は兄とフリップだけに成っていたらしい。

 俺より3歳年上のフリップは寄宿学校を卒業後、士官学校へ行って北カメリアに或るカステラ方面へ従軍していたらしいが、兄のピバート2世から議員になるよう命じられて、俺と同じ年に無投票で議員に成ったと言う事だ。

 政治家としてステップアップするには、その内普通の選挙区へ移らねば成らないらしい。

 俺は一番下の弟がボーディング・スクールを卒業の出来る8年間だけの議員活動の心算なので、莫大な金とカリスマとディーベート力が必要なスタンダードな選挙区へ移る気はさらさらないけどね。


 フリップは議会で嫌がられている『ウルダ人奴隷貿易廃止』のメンバーと一緒に動いている俺に、歳が近そうだからと気楽に話し掛けて来てくれた珍しい議員だ。

 フリップ本人曰く「チャーリーって福音主義の人間に見えない所が面白いよな。」だと。


 確かに俺ってウィルソン・カステル議員や亡くなった父のような清廉な感じでは無いし、家に居る時は日曜は家族と教会へ行き、朝食は家族で食べるって言う形を模しているだけの信者であるし、そう言う形式的なモノを厭う福音主義とは対極かも知れない。

 別に我がレスタード家は福音主義では、無いのだけどな。


 フリップも国教徒では或るけど、旧教徒打つべしってタイプでも無い。

 俺から見てもフリップは政治家と言うよりも軍人だし、微笑んでいない時の目は鋭くて第一印象は「なんか怒ってる?」って思わず警戒したモノだけど。

 話してみるとフザケた性格だったので、会話した後、俺はリラックスして苦笑を漏らして、フリップ都は友人になった。


 『地獄のクラウン・クラブ』ってフリップの自称秘密結社に招待されてメンバーの屋敷へ訊ねて行くと、4人の仲間を紹介された後、バスケットにサンドイッチを詰めてそれを持ち、暗号名で呼ばれた公園や丘へ決まった方法で行き、雑談しながらサンドイッチを食べると言うモノだったり。

 その後、カードゲームをして一位になったモノに、古びたクラウンを被せて傅くと言う罰ゲームまでが、地獄のクラウン・クラブでの活動だ。

 どっちが罰なのか分からない所も良い。



 カード・ゲームの時間もあるので終わるのは5時間位は掛かってしまう為、次の日に予定があるとちょっと集うのは無理なのだ。

 カード・ゲームしながら酒も飲むからね。

 でも勝ったらハーブ・キャンディーが貰えるんだぜ。


 結構クラブの面子が入れ替わるので、フリップに事情を尋ねると「地獄のクラウン・クラブ」のメンバーは、クライス・スクールと言うプライベート・スクールの卒業生たちが多くいて、顔合わせも兼ねているそうなのだ。


 「まあ、秘密結社と言う名の社交クラブだから。」


 そう言ってフリップは、俺へ楽し気にブラウンの瞳を細めて笑った。


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