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未知との遭遇
サイヤ人のマネをしたりふざけている場合じゃなかった
体が動かせないとか通常の状況ではない
新しい人物が現れた事を悟った俺は即座にたった一つの特技を開放した
「ドゥンパータンタトンタンテケテケテケテケ」
ヒューマンビートボックスである
音楽ならば世界共通のはずだ
『なんだいこのマンドラゴラ!変な音がしてるじゃないか!』
「頼む、この状況をなんとかしてくれ」
『これ掘ったときからなんだか変なんだよね。何言ってるかわかんないけど会話してくるの』
『魔力回路をつなげて意識があるか確認してみるかな。元は人間だったりして?まぁちょっと見てなよ』
俺の体に衝撃が走り周囲が光り輝いたことがわかった
「あなたの…心に直接話しかけています…私はウェンディといいます…私の声が聞こえますか?」
「わかるぞ、それに姿も見える。俺は一体どうなってるんだ?」
「やっぱ元人間?きみマンドラゴラになってるよ」