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魔女の仮面  作者: 御影
出張
26/30

大丈夫だ問題ない

ティナとウェンディがトランシーバで話をしている

もともと居た世界と違ってマナで動く列車だ

高速で走行していてもノイズも少なく電波良好だ

多分車体に使われている金属も少ないんじゃないだろうか


AMというのは振幅変調のことを言う

信号の大きさの変化に合わせて搬送波の振幅を変化させる

音声信号を搬送波の強弱で表して送信する

搬送波を強くしたり弱くしたりするため常に出力は最高よりも低くなる


電波の強弱の変化で情報を伝えるものであるため

本来ノイズに弱いものでこううまくは行かないもののはずである

例えるなら大声で話す人と小声で話す人の割合で出力される波形が決まる

大声の力で届くわけではないのだ


「海の向こうと話ができるってすごいです。」

「マナを使って電気を送っているのさ。マナは渦巻くものだから、マナでは届かせることができないな。」


稲妻の魔術の応用である

発振回路と増幅回路は魔術回路による電流制御でトランジスタを作って解決している

希少な元素は不要であるし電源もマナを使用して作成している

素晴らしいのはマナの流れが強い場所では電池が不要になるところだ


「映像も送る方法はありますよ」

俺はティナに言う


「やることは音声を送ることと一緒です。AMの強弱で濃淡を送れば良いんです。送る側と受ける側でフォマットを決める必要があるんですけどね。四角い絵なら垂直水平の同期をとって点で濃淡を描画すればいいです。俺は魔術回路はよくわかりませんけどね。」



「ティナ!同期の規格を決めたからメモを取るんだ。録画機のフィルムを信号で送信してみてくれ。これから私が言うように魔術回路を組むように。メモ用紙を方眼紙に例えて3行3列目から13行18列目に線を引くんだ。」

「えぇ…ちょっと待ってください…とほほ…明日から仕事なんだけどなぁ」


ティナが可愛そうな感じになってしまっている

ティナの仕事ってどんなんだろう


ロン氏は目に力が入りすぎている

「私の録画機が破壊される予感がしますぞ…」


きっと魔改造される程度だ心配ない


ティナはクレジットカードみたいなものを3枚取り出していてウェンディからの命令を書き込んでいる

「次は6行目23列から17行目23列までヒネりながら引っ張って繋げろ。あぁ!別のカードの8行目8列に渦を作ってくれ。」

「なんなんですかそのカード。」

俺はティナに問う

「黙っててください!わけがわからなくなります!」


「それは魔術演算機ですよ。」

とはロン氏の言葉


「杖とか魔導書とかじゃないんですねぇ…」

「一種の魔導書でしょうか?時代の進歩ってやつです。スマートカードです。」

魔術版のスマホみたいなものか…


そうこうしているうちに王都についた

ティナを生贄にして完成した映像送受信機をトランシーバに取り付けるとウェンディが映る

「やぁ諸君。これで回路のやり取りも画像を使ってできるようになっ…」プツーン


ティナがトランシーバの電源を切った

もう限界らしい

「おうちかえりますぅ」

ティナはトランシーバを俺に押し付けフラフラと町並みに消えていった


「アレンさんの部屋まで送りましょう。」

ロン氏のサービスにより俺はアレンホームにたどり着く


「この度の顛末を報告しましたら、明日の夕方こちらへ伺いますので在宅していてくださいね。」

ロン氏は去っていった


「アレンさんの家か、まずは彼の黒歴史を処分するか…」

独り言を言いながら俺は部屋の掃除をしていったのだった

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