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魔女の仮面  作者: 御影
発生
14/30

物理

「なぜ王都に来ていただけなかったのですか。武道会の前回優勝者の貴方の参加を陛下も民も心待ちにしていたのですよ。」


初老の男性の名前はロンと言う

4年に一度の国を挙げてのお祭りの実行委員長らしい

公務員のちょっと偉い人みたいな感じかな


「そりゃ20年以内にこの村に魔王が出るらしいからだよ。居ないときに村が滅ぶかもしれないし、初動の対応で王国や諸外国に与える損害が全然違ってくるだろう?発生直後なら封印も出来ちゃうかもしれないし。」

「でしたらそうおっしゃってください…文面が適当すぎて皆が混乱してました。」

「お役所仕事してるからそうなる。普通は判るだろう。」


仮面の女は興味が無いことには雑なのだ


「俺たちにボコボコにやられるのが怖かっただけじゃないのか?今回はアンタの魔術対策は完璧に押さえているんだ。前回のようには行かねぇよ。」

武術部門の優勝者らしき男が挑発してくる

「折角来てくれたのだし、早速外でやろうか。」

仮面の女は機嫌が良いようだ。要望通り向こうから来てくれたせいかな?

「ウェンディ殿への無礼は控えてください。それと試合の記録を取りますので勝手に始めないように。」

ロンさんは不機嫌である


録画機器を持ってきているようだ というかそんなのも有るのか

マナは減衰が激しいから通信が全くできなかったんだろうけど

ウェンディのトランシーバーを転用すれば一晩でテレビ放送も完成してしまいそうだ

稲妻で通信するという俺の助言だけでなんとかなってしまった

仮面の女はそんな俺の様子を見てニコニコしている…ような気がする



俺がウェンディと組み手をしていた場所にメンバーが集まった

まずは魔術の部の優勝者とウェンディが手合わせして勝ったほうが武術の部の優勝者と戦うようだ

ウェンディは魔術の部の出場枠だから先に代表者を決めようってことらしい

「ウェンディ様と戦えるとは光栄です!」

魔術の部の優勝者はいい子だ ウェンディには見習っていただきたい

ティナさんって言うらしい


ロンさんが録画機器を設置して試合開始を合図した

間髪入れずにティナさんが稲妻を放ってきた 見た目にも言葉にも騙されてしまった

初見で人を殺しにかかってくるタイプなのか でもそれはウェンディには悪手なんだよ


仮面の女は稲妻を跳ね返してティナにぶつけた

ティナは慌てふためいてそれを後ろに躱したところで気づいたようだ

仮面の女を見失ってしまっている

ティナはもうダメだ なにせ仮面の女はティナの後ろに回り込んでいたんだ

その後は仮面の女の殴る蹴るの暴行とバックドロップによりティナは失神した


次は武術の部の優勝者との対決だ

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