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仮面の魔女は引きこもりである
「さてこんな手紙は面倒事でしかなさそうだ。配達人を消して有耶無耶にするか。」
仮面の女は迷いなく黒い魔力を溢れさせた
ちなみに仮面は同じものを何枚も持っているらしい
新品に付け替えられていた
「やめてください。配達人にも家族は居るでしょう。」
と、間に入る俺である
「そこから動くな配達人。今からこの手紙を読むから返事を持って帰りたまえ。王都からの手紙か。」
往路だけで港町経由で2週間は掛かっている計算になる
「要約するとだな。博覧会と学会と天下一武道会をやるから来いという話らしい。」
やはりこの世界はかなり文化的に発展しているようだ。
仮面の女は「この村でやるなら参加してやる。」と一言だけ手紙に書き加えて配達人を帰らせた
なんでこんなに機嫌が悪いんだろう