変身を2つ残しているんです
俺は白の障壁を4枚展開した
ウェンディも障壁を展開
今日は先に3枚抜いたほうが勝ちの組み手が始まる
普通の騎士は2枚の障壁なので3枚抜ければ倒せてしまう
初手は自分から踏み込んで突きを出した
ウェンディは滑るように後ろに躱しながら緑魔術の風を放つ
こちらも緑の風を放ち無効化した
ウェンディのターン!
黒のマナがウェンディの右手からあふれる
完成する前に叩き潰せ!俺は間合いを詰めて再度突きを放つ
ウェンディが舞い上がった!青の飛行だ!
チャンスだ飛行中は緑の風が有効だ 即座に放つ
バランスを崩したウェンディに緑の奥義を込めたアッパーを放つ
「ジャイアント・インパクトォォ!」決まれば障壁3枚抜きの威力だ
ウェンディは流し目でこちらを見ながら飛行速度を加速させた
飛行速度が3倍になる「ありえねぇ!このタイミングで時間加速は出せねぇだろ!」
「初手で飛行状態にしていたんだよ」
ウェンディはアッパーで体が泳いだ俺の足元に潜って「稲妻の槍」
こうして俺は今日もぶっとばされてしまった
「相当良くなってきたね。自分の体で直接攻撃するのは珍しくていいよ。」
「でも緑と白しかまともに使えないし。赤と黒は一回も成功しない。」
「そこは諦めどきかもねー。できることをしよう。」
全部使える人に言われてもナー
俺は自分の体を160cmくらいの少年状態に変えた
もともと繊維を編み込んで体を作っていたのでサイズ変更が可能なんだ
一時期250cmのムキムキマッチョにしていたが不評だったので少年状態を基本にしたのだ
そんな風に二人で運動をしていたら来客があった
レミットだ お母さんが風邪をひいたのだという
咳止めポーションとエナジーポーションをレミットに渡した
もうすぐ冬だなというところで郵便屋が来た
王都からの手紙だ なんか豪華な封がされていた