本気の片想いはもうやめる
今日もまた、思い出した。君の笑っているところ。好きな音楽の歌詞から、好きな小説の場面から、はたまた歩いていた女性の服装から。頭が忙しい。知らぬ間に君のところにたどり着いている。
勉強のいい暗記法の一つに関連付けて覚えたら一気に覚えれるかつ忘れにくいというのを聞いたことがある。だが、それは覚えたい時だ。忘れたい時にやるものではないし、するものでもない。なのに勝手に関連づいてくる。悲しみと、ほんの小さな過去の幸せをつれて。
今日も笑っているに違いない。笑っていてほしい。だってその笑顔は人の人生をあんなにも光らせることができるから。
ぼくも涙を拭いて笑う。