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東の主婦が最強  作者: くりはら檸檬・蜂須賀こぐま
第28章 機械大陸アメリア編 序章 Across the Ocean
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28-6 Goodfellas

「ランスロット!!」


 気付けばシノノメはランスロットの胸の中に飛び込んでいた.

 甲冑に覆われた胸板と腕はひやりと冷たいが,それでも温かく自分を受け止めてくれるのが分かる.

 辺りには魔石や宝石,金貨や魔法の武具が降り注いで雨のような音を立てているが,シノノメの耳には入らなかった.

 見上げると端正な顔に柔らかな笑みを浮かべている.


「良かった.大丈夫だったんだね」


 ランスロットは一瞬目を逸らせたが,小さく顎を引いて頷いた.


 彼はノルトランドの最終決戦の時に,サマエルの化身であるヤルダバオートにアバターを乗っ取られた.

 詠唱銃キャスターでシノノメを攻撃するように仕向けられたのだが,一瞬の隙をついて自分自身を撃った.


 ……シノノメを撃つくらいなら,自分を撃つ.


 ランスロットはそう言い残してシノノメの前からログアウトしていった.

 その後,“シノノメ”とは会っていない.

 いや,会えなかった.

 精神体アバターを侵食するサマエルを切り離すため,レベル九十九の溶解弾ディゾルブ・バレットを自らに放ったのである.

 爆発する強酸の弾丸を自分の脳に放り込んだに等しい.

 脳内伝達物質が異常興奮し,神経伝達系がズタズタになる.

 精神汚染ともいうべき,重度の脳障害を来していた.

 意識の閉じこもり状態となっていた彼を救ったのは,電脳世界の迷子となっていたシノノメだ.

 仮想世界で得た万能の治癒能力を発揮し,精神の病魔を除去してしまった.

 だが,シノノメにとってそれは夢と同じだ.実際にあった事などとは想像もつかない.


「すごく心配したんだよ」


 ほっと溜息をつきながら,シノノメはもう一度甲冑に包まれたランスロットの胴を抱きしめた.


「気にするな」

「でも,私のために……」

「いいんだ,ありがとう」

「ありがとう?」


 シノノメは身体を離すと,ランスロットの顔を見上げた.

 どうして礼を言われるのか分からない.


「いや,いいんだ」


 全てを説明したくなる.

 だが,それをすれば,仮想世界で彷徨さまよっているシノノメを混乱させてしまうだろう,とセキシュウから聞いている.

 言葉を噛み殺し,ランスロットはシノノメの小さな体を軽く抱きしめた.

 どうして壊れた人形の様なシノノメが気になって仕方がなかったのか.

 おそらく,出会った最初のころから,自分の妹の面影を彼女に見ていたのだ.

 まだ小さかった――自分が守り切れなかった妹.

 今度こそ守れたと思った――そして,守ったシノノメは,まるで天使の様に自分の夢の中に現れて自分を救ったのだ.

 シノノメを救うことで自分自身の心の枷から救われ,さらに傷だらけになった精神が救われ,それを自覚し――自分は三度この女性ヒトに救われたのかもしれない.そう思っている.


「それよりシノノメ,みんなが待っている」

「みんな?」

「お前との再会を喜びたいのは,俺だけじゃないんだ」


 そう言われてシノノメは改めて氷の広間を見回した.

 揺るぎない親友がいる.

 ともに戦った仲間がいる.

 かつての宿敵がいる.


「みんな,来てくれて,ありがとう!」


 シノノメは感謝の言葉を口にすると,感極まって泣きそうになった.


「おう!」

「どういたしまして!」


 誰もが笑顔だ.

 それを見ると,我慢していた涙がついにこぼれ落ちた.


「さあ,行こう.氷の間がリセットされて使えなくなるまで,あと数時間しかない」


 ランスロットはシノノメの肩を抱くと,エスコートするように――冒険者たちの輪の中へと歩いて行った.


 ***


 掃除は主婦の得意技だ.

 鼻をすすり上げながら,涙声で召喚獣“ブラ坊ジェット”を呼び出した.

 板の間――ツルツルな床を拭き掃除するのに特化した,四角いカニの様な召喚獣だ.

 飛び散った山の様なドロップアイテムを,あっという間に片付けた.

 それを冒険者プレーヤーたちが山分けして,アイテムボックスに収納していった.

 最終敵ラスボスを倒せば,リセットまでの数時間この広間を使うことが出来る.

 男爵バロンのアイデアであったが,目立たずに多くの人間が集まって相談するにはうってつけだろう.


 シノノメは改めて雪の洞窟を見回した.

 

 イースラントの山をくりぬいて作られた氷魔竜の巣は広い.

 飛行機の格納庫か,アメリカ発の超大型ショッピングセンターにも似た広さがある.

 それでもなお,これだけの人数が集まると手狭に感じる

 そこに見知った顔が大勢集まっているのは壮観だった.

 友達登録していない者も大勢いる.シノノメのメッセージの話を聞いて,駆けつけたに違いない.

 半ば本当の宴会になっている.

 氷の床のあちこちに温かいストーブと冷蔵庫が生えている.壁には酒蔵ミリオンセラーが出現し,扉の向こうには古酒――に似たポーションなのだが――の瓶が並んでいる.

 シノノメが魔法で出現させたものだ.

 氷の床は冷たいので,ネムが編み上げた巨大な敷物と動物型のクッションが敷いてある.


 ……これが本当に,ただの宴会だったらどんなに楽しいだろう.


 そう思うと,また鼻の奥がきゅうんと痛くなる.こぼれた涙が凍り付き,目元が少し痛い.



 シノノメを中心として,いくつかのグループが固まった何十かの輪を作る様に座っている.

 一番近い正面に座っているのは,黒い着流しを着た陰陽師ユグレヒトで,そのすぐ左手には魔法院のグループ――レラとヴァネッサ,グリシャムにネム,そしてヴァネッサ麾下の炎の部隊がいる.

 ランスロットは少し離れたところに立って,セキシュウと話をしていた.


「というわけで,今は大きなムール貝に乗ってアメリアに向かってるよ」


 涙をこらえて,ようやく現状報告を終えた.

 

 法螺吹男爵団ミュンヒハウゼンズの力を借り,大西洋アトランティック・オーシャンを横断――というより,北回りの航路で南下し,アメリア東岸の“欲望の塔”に向かう.

 

 ところどころはレラが口添えしてくれた.


「やはり」

「海路か……」

「奇想天外だな」


 ユグレヒト,そしてそのやや後方に控えたカカルドゥア聖堂騎士団たちは特に熱心に聞いてくれた.


「へー」

「こら,先輩,失礼ですよ!」


 もっとも,最高位の聖堂騎士パラディンヴァルナは寝転がってポーションを飲み,クヴェラに叱られている.


「……敵の本拠地である欲望の塔に行くのが狙いなのですね」

 

 ユグレヒトは頷いた.

 手にはシノノメ特製の,温かいグリューワインが入ったゴブレットを持っている.


「イースラントに集合という話を聞いた時に,そうではないかと思っていました」

「さすがユグレヒトさんだね.……欲望の塔のてっぺんに行けば,きっと色々解決するって」


 ノルトランド対素明羅の戦い――北東大戦の陰の立役者であり,カカルドゥア政府の暗部を白日の下にさらした計画の立案者.今や軍師としてユグレヒトの名は知る人ぞ知る存在になっている.


「クルセイデルがそう言ったんですね?」

「うん」


 本当は何がどう解決するのか分からない.

 現実世界に帰る方法が分かるのか.

 機械人の侵攻が止まるのか.

 しかも,欲望の塔の頂点に何が待っているのかもわからない.

 常識的に考えれば,最終ステージには最終ボス――最後の敵がいる筈だ.

 全ての望みが叶うとは,どういう意味なのだろう.

 クルセイデルは,マグナ・スフィアはシノノメに依存して成り立っていると言っていた.

 ならば,現実世界に自分が帰還すればこの世界は滅びるのか.

 心の奥の不安を隠しながら,シノノメは頷いた.


「ですが……しかし」


 そう言うとユグレヒトは顎に手を当てて口ごもった.

 眉間にしわを寄せ,困った顔でシノノメを見ている.


「しかし?」


 一瞬の沈黙が出来た.

 ユグレヒトの言葉を待っていたシノノメだったが,思わぬ方向から声が飛んできた.


「ちょっと待って,そこの人! 何だか馴れ馴れしすぎない!?」

「っていうか,その手,何?」

「ぎゃはははは,シノノメでもそーいうのになるんだな.逆ハーレムだ」

「はっ!?」


 声の主はグリシャムとアーシュラ,そしてヴァルナだった.

 気付けばヴァネッサはニヤニヤしながらこちらを見ているし,ヴァネッサの部下のハクナギたちから送られる視線も何だか痛い.


「まーまー,お嬢さん方,気にするなよ」


 話に一生懸命で,全然気づかなかった.いつの間にか男爵バロンが横に陣取って,シノノメの肩に手を回していたのだ.後ろには法螺吹男爵団ミュンヒハウゼンズのオルヴァスとグスタフが並び,そして,これが一番の誤解の素だと思うのだが――半ズボンのバートポルトが子犬の様に足元に座っている.

 ツンデレに病弱,美少年に俺様系と,それぞれ属性は違っていても,一応美形ぞろいではある.


「ひゃは,乙女ゲームのパッケージイラストみたいになってるよ」

「ぷーっ,くっくっく……」


 ヴァネッサの感想があまりに的を射ていたので,真面目なアイエルまで噴き出した.


「ちょっと,みんな誤解するでしょ!」


 シノノメは真っ赤になると,あわててバロンの手を跳ねのけた.


「負けてられないな.僕たちも君の美しさをたたえるよ!」

「氷の国の精霊にかけて!」

「あっ! もう! めんどくさくしないで!」


 魅了チャームの魔法を使う二人組,アキトとアズサまでやって来た.二人とも極寒の地でタキシードに身を包んでいる.喋れば後ろにバラの花が咲き乱れそうな超絶美形だが,要は一見してホスト風.真面目な話に相応しくないことこの上ない.


「友達みんなに声をかけたけど,まさかこの二人まで来るなんて」

「シノノメさん,こっちへ避難!」


 グリシャムに呼ばれ,シノノメは立ち上がってユグレヒトの隣に席を変えた.

 肩が触れ合い,ユグレヒトは思わず背筋を伸ばした.


「あのアイテムは何なの? 駄猫って言ってたから,ニャハールの発明品?」

「こほん,そうです」


 裏返った声を修正するために,ユグレヒトは咳払いをした.

 スルスルと影が伸びるようにして前に進み出てきたのはジャガンナートだ.


「シノノメ殿,お久しぶりです.大公殿下のご下命により参りました」

「シセさんは元気?」

「誠に仲睦まじく,妃殿下はご懐妊されております.カカルドゥアの救世主,恩人の力になる様にとの仰せです」

「そう……」


 この仮想世界に生まれる命もあるのだ.感慨深かった.

 ジャガンナートは件のアイテム,魔法の壺を取り出した.持ち手がついていて,大きめの土瓶くらいの大きさだ.


「これは大きな力になるはずです.とりあえず作った本人に話をさせよう」


 ジャガンナートは再び持ち手のついた不思議な壺を取り出し,腹の部分をこすった.


「えー? ワイ?」


 壺の向こうから気が乗らない声がする.


「四の五の言わずに出てこい.商品説明も販売者の義務だろう.料金を払わんぞ」


 ジャガンナートがそう言うと,煙とともに二足歩行の猫が現れた.

 ターバンをかぶり,でっぷりと太っている.

 ニャハールは猫要素九十パーセントの猫人なのだ.


「あ,ニャハール.また怪しい商売してないでしょうね」


 ニャハールはシノノメを見るとあわてて頭を下げた.シノノメを裏切るやら,ネタに数々の怪しい商売をするやら,これほどいい加減なプレーヤーはいない.

 その代わり,副職業サブジョブの錬金術師としてのスキルはかなりのもので,シノノメの魔包丁“黒猫丸”の加工は彼の手によるものだ.


「あ,社長! この度はお買い上げありがとうございます」

「まだ買ってないよ」

「この壺,名付けてPPP!」

「ピー?」

「ちゃいますやん.大阪では何でもアルファベット三文字でっせ.OAPにOBP,USJにNGK!」

「最後のがよく分からないけど,何?」

携帯保存門壺ポータブル・セーブ・ポータル・ポット,つまり,持ち歩き出来るセーブポイントですわ」

「それだとPSPPになるような気がするけれど」


 持ち歩きのゲーム機みたいだな,とシノノメは思った.


「細かいことはええやないですか.とにかく,今まで冒険の時,セーブポイントで苦労したことありまへんか? ああ,あそこからもう一度やりたいのに,また一個手前の場所に戻らなあかん.ああ,セーブ忘れてもうた.パーティーの仲間は先に行くのに……後から来たのに追い抜かれ,泣くのは嫌ならセーブから! そんな時にこれ! これですよ! 仲間に運んでおいてもらって,それいけ! あーら,あっという間に最終ステージで合流ってなもんですわ!」


 テレビショッピングの販売員のような喋り方になって来た.

 騎士,武士系のプレーヤーから殺気が飛ぶ.


「こいつ,ちょっと殺したい」

「ガウェイン,珍しく気が合うな.俺もだ」

「拙者も虎に変化して食っちまいたくなってきたでござる」

「鬱陶しいのう.エノコロ飯じゃなく,ニャンコロ飯にしてやろうかのう」


 薩摩武士を理想とするドワーフの剣豪集団,不二才ふにせ組まで苛々している.エノコロ飯とは,戦国の武士が犬を捕まえて内臓を抜き,米を詰め込んで焚いて食ったという荒々しい戦場食だ.

 険悪な雰囲気を察したユグレヒトが手を挙げた.


「えー,時間がないので俺から説明します.これだけの大人数の移動は目立ちます.それと,実際の軍隊の運用としても兵站――補給物資が大きな問題になります.この壺があれば――」

「私がアメリアに着いて呼び出せば,セーブポイントがアメリアに移ることになる.みんなに来てもらうことが出来るのね」

「そういうことです」


 シノノメがすぐ隣で嬉しそうに笑ったので,ユグレヒトは少し顔を赤くして頷いた.


「あー,もーちょっとセールスポイントを……」

「わかったよ.ニャハール,おいくら?」

「え? さすが社長! まいどあり!」

「いけません,甘やかしては.開発費はカカルドゥア政府が出しているのです」

「ぐげええ……」


 ふてぶてしく手を差し出したニャハールを,ジャガンナートは影の腕で締め上げた.


「ただしかし,私自身はシノノメ殿とご一緒できません.電子情報の人間――ホモ・オプティマスとしての限界でしょうか.原理的に難しい様なのですよ.それに……」

「カカルドゥアを守らなければならないよね」

「左様です.戦車や装甲車の兵器がどんどん送り込まれて,もうノルトランド国境付近までアメリアの手に落ちました.一部の国や町は,アメリアに降伏して所領を安堵してもらっている」

「どういうこと?」

「一定の生体パーツ――つまり,人間の臓器を提供する契約を結ぶのさ.それで,アメリアに安全のお墨付きをもらうんだよ.お前も見たろ? カカルドゥアの臓器工場」


 見ると声の主,ヴァルナは寝転んで酒を飲み続けている.あわててクヴェラが杯を取り上げた.

 口ぶりは緊迫感に欠けるが,逆にそれが恐ろしさを感じさせる.


「つまり,昔の生け贄とか,人身御供みたいに?」

「そーさ.子供を月に何人とかいうノルマで差し出すのさ」

「ひどい……早く機械の国を止めないと……」

「だから僕まで来てやったんだよ.ノルトランドで権力争いしてる暇じゃないってね.僕の身体は不死身だし,機械の連中をぶち殺せるのは面白いだろ?」


 ボーイソプラノで物騒な発言をするガウェインを,僧服のミーアが小突いた.


「また,生意気なこと言って! あんた,本当は結構ユーラネシアのためにって燃えてるんだろ? 憎まれ口聞かないの!」


 一度絞め落とされたせいか,主婦ギルドの団長に頭が上がらなくなったらしい.天使の美貌とスキル“不死身”を持つ“不滅のガウェイン”は,ミーアの前で借りてきた猫のようになっていた.


「現実問題,欲望の帝国――機械人に幻想世界が制圧されるのは時間の問題でござろうな.当たり前と言わば当たり前か.機械化部隊が中世世界を進撃するのだから.ここに集まった者は皆,義憤に燃える武士もののふでござる.敵の本陣に討ち入り,必ずや仕留めねば」


 人虎ワータイガー,カゲトラが雄々しい声でそう言うと,多くの冒険者が剣や鎧を叩いて賛同を示した.


「機械人め,目にもの見せてくれる」

「剣と魔法の味,教えてやるぜ」


 アメリアが勝った時――幻想世界が終わるとき,現実世界もサマエルの手に落ちる.

 仮想世界は人間の欲望を受け止める暗黒の世界となり,現実世界はそれに合わせて管理されるようになる.

 クルセイデルの言葉を思い出し,シノノメは拳を握りしめた.


 でも,これで本当に……?.


 ざわつく広間の中,ふと顔を上げると,ユグレヒトがこちらを見ている.

 眼鏡の奥で光る眼が,静かで理知的な光を放っている.

 自分の抱える不安を察しているように思える.


 さっき言いかけてたこと?


 唇が無意識に動いていたのか,それに応えるようにユグレヒトは頷いて口を開いた.


「ですが,やはり」


 思い切ったように,そこから先の言葉を一気に口にした.


「勝てません.欲望の塔の頂上までは行けない」


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