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東の主婦が最強  作者: くりはら檸檬・蜂須賀こぐま
第17章 暴かれる闇
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17-3 ターミナル・エクスペリメント

 シノノメはカトラリーの入った籠を傍に避けると,羊皮紙を手に取った.

 

 リニアックス.

 305.

 白金組.

 ヘビーイオン.

 メソ君ズ.

 

 「これ,みんな病院に関する言葉だよ.特に,ガンの治療と関係がある言葉みたい」

 「ガンだと?」

 ダーナンが眉をひそめた.眉間に濃い縦の皺が入る.

 「リニアックっていうのは,放射線治療の機械の名前だって.放射線を浴びせて,ガンの細胞を殺すの」

 「白金は?」

 アーシュラが尋ねた.

 「抗がん剤には,プラチナが入った薬があるんだって.ヘビーイオンは,重粒子線」

 「重粒子線って,あの粒子加速器で作ったビームでがん細胞を殺す奴だな? 抗がん剤や通常の放射線が効かないタイプのがんに使われるんだろ?」

 「そうみたい」

 ヴァルナが尋ねたがシノノメは詳しくないのでよく分からなかった.すべては現実世界の夫に聞いたことの受け売りなのだ.

 「メソ君って何ですか? これはあまりにも変な言葉ですけど」

 クヴェラが言った.

 「抗がん剤で,メソトレキ……セートっていうのがあるんだって.病気で苦しくて悲しいからメソメソするのと,引っかけたんじゃないかな.薬はこの子たちにとって自分の病気をやっつけてくれる物だもの」

 「なるほど.では,305は病室の番号か.同室の子供たちがゲームの世界でパーティーを組んでいたんだな」ダーナンが頷いた.「哀れな……哀しい話だな」

 「体の不自由な人や難病で動けない人たちにとって,VRMMOゲームは素晴らしい娯楽になるっていう記事はニュースや新聞で時々見ますね」

 クヴェラもダーナンの言葉を補うように言った.

 「さっきの話によると,ナジーム商会のお嬢さん,マユリちゃんは白血病で長い闘病生活を送っているんだっけ」

 アーシュラは腕を組んでシノノメに尋ねた.さすがのアーシュラも,豪快な笑いは鳴りを潜めている.

 「うん,だから,マユリちゃんはこのゲームの世界より楽しい世界は知らないって.とっても苦しくてつらい現実があって,もう帰らなくてもいいよって誘われたら,誘いに乗ってしまう子供もいるんじゃないかって言ってた.きっと,それが真相なんだよ.だから子供たちがいなくなるとき,抵抗した形跡がないんだよ」

 「そういうことか……」


 一同はしばらく黙っていた.


 「マユリちゃんの部屋にあったメッセージは……」


 いつまでも夢の中に留まっていたいと願う子らへ。

 この護符に祈るがいい。

 永遠に夢が続かんことを。

 さすれば、願いは叶えられん。

 やがて時は満つ。

 時来れば迎えられよう。

 すべての苦しみが無い世界へ。

 ―笛吹き男―


 シノノメは諳んじて見せた.視覚記憶の能力だ.本人は特殊であると自覚していないが,興味を持った事物であれば一度見れば覚えてしまうのである.


 「永遠にこの世界に……ログアウト不能になるってこと? そんなこと,本当にできるの?」

 アーシュラがシノノメの顔を見たので,シノノメは頷いた.

 「そういうことが出来る人……は,いるよ」


 正確に言えば,人ではない.

 ヤオダバールト――サマエルシステムにより彼女自身は逆に強制ログアウトさせられたことがある.彼女はその時一瞬現実世界のベッドで目を醒ましたのだが,悪夢だと思い込んでいるのだ.

 マグナ・スフィアを司る人工知能‘ソフィア’が産み出してしまったもう一つの人工知能‘サマエル’にとって,おそらくそんなことは赤子の手を捻るより容易いことに違いない.基本的にサマエルは表に出てくることはない.かつてベルトランがそうであったように,その欲望を利用して操られているプレーヤーがいるのだろうか.


 「そう言えば北東大戦の時,ノルトランドの王がシステムに不正干渉して,神官を拘束したとか聞いたな」

 「最後の決戦の時,アバターが暴走して,竜になっちまったんだよね.確かシノノメと竜騎士ドラグーンでやっつけたんだっけ.アタシ,その映像見たよ」

 「う,うん……」

 この言葉にシノノメは曖昧に頷かざるを得なかった.

 本当は全てヤルダバオートの仕業なのだが,どこまで説明すればいいのか,また,話しても信じてもらえるのか分からなかった.


 「よほど高度な技術を持った奴だな.つまり,子供たちのプライバシー,個人情報も手に入れているということだ.どの子が病気か,とかな.超級の化け物みたいな那由多システムに,一体どうやって侵入しているんだ? 想像もつかん!」

 「そうだろ,ダーナン.同級のスパコンを並列処理してハッキングするとかでもしないと無理だ」

 「おい,それじゃ国家間のサイバーテロ,いやサイバー戦争じゃないか!」

 ダーナンが目を剥いて叫んだ.

 二人がシステム干渉の可否について議論している傍らで,クヴェラはもっと重要なことに気が付いた.


 「ちょ,ちょっと待ってくださいよ! ログアウトしなくなるんだとしたら,……現実の肉体はどうなるんですか……?」

 「普通に考えたら……意識不明のままか,衰弱死してるかよね.だって,元々難病の子供たちなんでしょう?」アーシュラが考え込みながら答えた.「じゃあ,今も世界のどこかで,VRマシンを頭に乗っけたまま死んでいる子供がいるわけ?」


 クヴェラとアーシュラが顔を見ると,ヴァルナは目を細めて頷いた.


 「もしかして……もう,いるっていうの?」

 「北海道・東北で三人.関東で五人.北陸・中部・東海で二人.関西で四人.中国・四国で三人.九州・沖縄で三人.国内で分かっているだけの数だけどな」

 「……ならば,これは,NPCだけの問題ではなく,間接的な殺人だぞ! すぐに警察に通報しなければ……いや,言っても無駄か……仮想世界の警察,我々騎士団すら相手にしていない事件なのだから……荒唐無稽すぎて,取り合ってもらえるとは思えない.ナーブスティミュレータを使った犯罪なんて……」

 ダーナンは唇を咬んだ.


 「今までずっとゲームでの失踪と現実世界の死との間に関連性があるかが分からなかった.細い線がやっとつながったな.肉体を捨てさせ,電脳だけの至高之人間ホモ・オプティマスにする技術が確かにあることがこれではっきりした」

 「ヴァルナ,アンタいったい何でそんなに詳しいのよ?」


 アーシュラの質問に,ヴァルナはただ小さく笑った.普段の彼からは想像がつかない,どこか凶暴ささえ感じさせる笑みである.


 「ふん,まあ俺のことは置いておこうぜ.それより,俺から皆に聞いてみたいことがあるんだ.現実世界の肉体が無くなって,この電脳世界で,デジタルデータだけの存在になって,永遠にこちらで生き続ける――一種の永遠の命を得たとしたら,人間は一体何をするだろう?」


 「え,いや,でもそれって生きているって言えるの? えーっと,NPCと同じってこと? でもNPCだって寿命がプログラムされているんだよ.うわっ,アタシ,頭がこんがらがって来た」

 アーシュラは紅い髪をぼりぼりと掻きむしった.


 「ターミナル・エクスペリメントだな」

 ダーナンが体に似合わない単語をぽつりと呟いた.


 「ダーナン様,それは何ですか?」

 「二十世紀の有名なSF小説だ.特殊な装置で,脳の全情報をスキャンし,人工的な人格を作り上げた科学者の物語だ.肉体の全情報を残した人格と,それを切り離したもの,ネットにつないだものなどを作って実験した.結果,現実世界で彼の障害となっていた人物が次々と死んだ」

 「犯人は……そのコピーされた人格のどれだったんですか? 肉体の感覚が無いものですか? だって,人の痛みが分からないから……」

 「違う,殺人を犯したのは完全体,元々のオリジナルと同じものだったのだ」

 「えっ!?」

 「何故なら,どんな犯罪を行っても,自分を罰する法律が無いことをその‘電子情報の人格’は理解していたのだ.他の人格たちは,体の苦痛や社会との関わりが無くなれば,仕事のトラブルや家庭内の不和なんてどうでもよくなってしまったのだ」

 「……でも,それは,小説の話ですよね.……でも,確かにこんなにひどいことをやっても罰せられないと思えば……えっ! まさか,ヴァルナ様,今回の事件の犯人は?」

 「犯人は,データ化された‘人格’だと言うのか……?」

 「本当に……?」


 ヴァルナは頬杖をついて水平線を眺めている.だが,茫洋として見える彼が,昼行燈のふりをした切れ者であることはこれまでの経緯からも明らかだった.

 しばらく黙っていたヴァルナは,ゆっくり口を開いた.


 「そうだな,俺はそう考えている.その理由は,確かに一つはダーナンやクヴェラの言う通りさ.だが,もう一つある.プレーヤーの子供をさらっていく動機についてだ」

 「動機?」

 「その‘人格’が仮想世界で万能に近いことが出来るとしても,一つだけできねーだろ,って思うことがある」

 「何ですか?」

 「仲間――子供を作ることだ.自分のデータのコピーや,シミュレーションプログラムじゃねえ存在だよ」

 「じゃあ,仲間が欲しくて……」

 「多分な.NPCの子供は金もうけのため.プレーヤーの子供を電子データにしちまうのは,自分の仲間を増やすためだろーよ」

 「そいつは何者だ? 貴君は……すでに考えついているのだな.さっき工房と呼ばれるアジトの話をしていた」


 ダーナンが真剣な眼差しでヴァルナを見つめた.

 ヴァルナの端正な横顔に,潮風に揺れるウェーブした黒髪がかかる.


 「カカルドゥアの五聖賢だ」

 「ごせいけん?」

 シノノメ一人だけが訊き返した.


 「大公の政策顧問として,数か月前から突然現れた人物だね.それぞれが強力な力や優れた頭脳を持っているっていう噂だよ.アメリアとの交易や,この空前の好景気もそいつらのおかげだっていう話さ」

 「ノルトランドの国境の街も,カカルドゥアへの併合が進んでいる.それも五聖賢の政策だ.近代的な経済システムの構築,貨幣経済の推進の一環だと聞いたが――今思えば,近代植民地政策,プランテーションではないか……植民地の人々は搾取され続ける……」


 「その人たちは何者なの?」

 アーシュラとダーナンの説明を聞きながら,シノノメは考えていた.それこそサマエルに繋がる人物かもしれない.

 だとすると,この誘拐事件を追うことこそ自分の失った記憶を取り戻すことに繋がるのではないだろうか.


 「ううん,それが全然分かんないの.プレーヤーならクエストをこなして,少しずつ有名になっていくじゃない.あるいは,凄い速度でレベル上げすれば話題になるでしょ?」

 「うん,そうだね」


 かく言うシノノメも,驚異のスピードでレベル90に到達した伝説級のプレーヤーである.

 

 「でも,五聖賢は違うの.ある日どこからともなく現れたって言った方がいいのかな.アタシら,初めは新しく設定されたNPCだと思ってたもん.大公の側近がスカウトして引き合わせたとかっていうのは聞いたことがあるけど」

 「大公って,王様の?」

 「うむ? シノノメ殿は知らなかったのか? 大公というのは,王ではない.カカルドゥアの政治を真の王家から預かっている存在だ.王の血統は聖なる竜の血筋を引くと言われている」

 ダーナンのシノノメに対する言葉遣いはかなり丁寧になっていた.誘拐犯として追い回した引け目もあった.


 「だから,カカルドゥア‘公国’って言うんだね……でも,竜の血……?」

 シノノメはナーガルージュナを思い出し,ふとヴァルナの顔を見た.だがヴァルナは意味ありげに視線をわざとそらして見せた.彼はおそらく,五聖賢の正体も把握しているのではないだろうか.

 

 「五聖賢が電子化された人格だとして,その正体って,経済学者か何かですか……?」

 「さあな.それは,お前が知ってるんじゃねーの? クヴェラ?」

 質問に質問で返され,クヴェラは口をつぐんだ.


 どうやらこの二人の間にも,何か秘密があるようだった.

 クヴェラとヴァルナはしばらく目を合わせていたが,クヴェラの方が耐えきれずに目を逸らした.

 考え込むダーナン.

 宙を見上げるアーシュラ.

 だが,シノノメの心の中ではたった一つのことが明々と炎のように燃えていた.


 ゲームの世界で豊かになりたい,強くなりたい.その欲望の犠牲にされた子供たち.

 まだ理由は分からないが,さらわれたままの子供たち.

 子供のことを想うがために,連れ去られた母親ナディヤ

 現実世界の苦しみに付け込み,仮想世界に連れ去ろうとする者.

 マユリの涙.

 こんなものは,ファンタジーではない.

 ……そして,そこには自分の記憶につながる鍵がある.

 ならば,行動するのみだ.


 「よし! 今から早速やっつけに行こう!」

 シノノメは羊皮紙をぐしゃりと握り潰し,椅子から勢いよく立ち上がった.


 「え? 今からいきなりか?」

 この言葉にはさすがのヴァルナも驚いていた.

 

 「だって,離島の工房っていうところに子供たちは集められているんでしょう? こうしている間にも,犠牲になる子が増えるかもしれない! 少しでも早い方がいいもの!」

 

 「ちょっと待て,こっちは何人だと思ってるんだ?」

 「五人と,ウルソさんとシェリルさんで,七人! おお! 七人の侍みたい!」

 「待てー! お前,七人の侍って,どんな話か知ってるのか? 映画を見たことあるか?」

 「無いよ!」

 シノノメはきっぱりと答えた.

 

 「黒澤明の名画,ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞……」

 ダーナンが巨体を小さくしながら呟いている.グルメにSFに古典映画.ゲーム世界の巨体に似合わず,インドアの文芸的な趣味にも詳しい男の様である.

 彼の岩のような顔に貼りついた小さな眼は驚きのあまり皿のように丸くなっていた.


 「七人のお侍さんが,町の人たちのために良いことする,何とかレンジャー的な話でしょ!?」

 「うわっ……何て大雑把な……」

 「世界の黒澤が……」

 「女の子は,見たことが無いものよ.そんなの.ね? アーシュラさん,クヴェラさん?」

 「いや,アタシは親父と一緒に見たことあるけど……」

 「ぼ,僕は男です……けど,見たことないです」


 「とにかく! 悪い奴はやっつけるの! 折角船に乗ってるんだから,このまま乗せてってよ!」

 

 放っておくと一人で飛んで行きそうな勢いだ.

 シノノメ以外甲板にいる全員が顔を見合わせた.

 船は軽快に多島海を進んでいる.時折海面を跳ねる魚の体に陽光が反射して光った.


 「……奇襲か.だが,良く考えたら悪くはないかもしれない」

 しばらくしてから,ぽつりとヴァルナが口を開いた.

 「というと?」

 アーシュラが腕を組み,目だけでヴァルナを見た.

 「工房にいるのは,五聖賢全員じゃねーんだ.あいつら,分担して仕事があるらしい」

 「分担っていうのは? いつも一緒に行動するんじゃないの?」

 「そうだな……まず,ハデス.こいつの担当は軍事強化だ.純粋な武力.騎士団でない私的な軍隊を持っているらしい.交易を結ぶことを承諾しない小国なんかに脅しをかけているようだ.イシュタルもおんなじ様な物かな.交易か,植民地になるか,それとも戦争か,みたいなやり口だ.こいつら武闘派な」

 「ヴォーダンが北の植民地政策担当だったな.買収や地上げ,食料品の買い占めなどの経済活動でやり込めて,ノルトランドの南を切り取り放題,と聞いている.凄腕の魔法使いと言う噂だが……」

ダーナンが唸る。

 「あとはジャガンナートと嫦娥だっけ」

 アーシュラが指折り数えながら聞いた.

 「ジャガンナートは国内施策が主だ.今は砂漠に離宮を建設中.そして,嫦娥が密貿易の担当……だから,通常島にいるのは,嫦娥とその側近だけだ」

 「でも,警備が無いわけではないでしょう? 衛兵だっているはずですよ」  

怪しい話の流れに,クヴェラは口を真一文字にして抗議した.


 ダーナンはともかく,ヴァルナはいい加減,アーシュラも武闘派だ.ノリと勢い,雰囲気だけでシノノメの流れに乗ってしまいそうである.常識で考えれば,七人で敵のアジトに突入するなど正気の沙汰ではない.自分こそ常識人,社会,いや船上の木鐸たらんと必死であった.


 「まさか真昼間に突入して来るとは思わないだろ.しかも,自分たちに敵対する勢力なんているとは思ってねーだろうし」

 「だよねー.剣闘士は武闘場だし,カカルドゥアって聖堂騎士団以外の武力って大した奴いないもんね.まあ,聖堂騎士団がグルならまずいけど」

 「なっ! 我々が悪と手を組むなど,断じてあるものか.そもそも,島の警備にあたるような大人数の動きがあれば,自分が必ず把握している!」

 

 ダーナンは聖堂騎士団の勢力を二分するリーダーなのだ.全体の人間の動きは当然掌握していた.


 「とすると,いるのは私的な護衛か傭兵くらいかー.へへっ,これなら楽勝だろ」


 ヴァルナは次第に彼特有のお気楽極楽に戻り始めた.つい先ほどのシリアスな雰囲気はすでに跡形もなくなりつつある.


 「いやいや,アメリアの武器を持っているかもしれませんよ!」

 「へっ.そんなもの怖くて,聖騎士パラディンがやれるかよ.怖けりゃダーナンとクヴェラは船で隠れていてもいーぜ」

 「何という侮辱! 子供らを傷つける悪党など,捻りつぶしてくれる!」

 「こ,怖いなんて! でも,ああ……どうしよう」

 ダーナンは怒りのあまり思わず大声になっていた.クヴェラは尻尾の先が震えているので,動揺していることは間違いない.


 「じゃあ,善は急げだね.おーい,シェリルとウルソ,あんた達も子供の誘拐犯をぶっ潰しに行かない?」

 アーシュラはメッセンジャーを立ち上げ,操舵室にいる二人に声をかけた.

 すると,メッセンジャーではなく馬鹿でかい肉声で返事が返ってきた.

 「ラジャー!」

 「合点承知の助!」


 「決まったね.じゃあ,紅い鯨亭は臨時休業.シノノメ.アタシら,アンタについて行くよ」

 アーシュラは面白くてたまらない,と言うように満面の笑みを浮かべた.

 シノノメもにっこりと笑顔を返した.

参考

ハヤカワSF文庫 ターミナル・エクスペリメント ロバート・J・ソウヤー

ブレインブック 南江堂

人間性のニューロサイエンス 中外医学社

ナーガルージュナのテレポーテーション?はカモメのジョナサンの老師チャンが参考?かもしれません.

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