サブ職業
タクと一緒にレベル上げに行く。
今日からサービス開始なのでタクもLv1である。
『そういえば、タクの職業って何?』
『俺か?俺は剣士だ。』
『ちなみに、レイジお前は?』
『生産職なのか戦闘職なのかわからない職業。』
『何それ?ステータス見せてみ?』
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ステータス
名前:零
職業:生産剣士Lv1
種族:人間Lv1
HP26
MP21
筋力52(15+10)
攻撃 55(40+15)
体力21
耐久21(+15+50)
俊敏29
器用100+(15+50+10)
魔力21+(50)
攻撃力(剣):3684{(77+175+55)×1200%}
攻撃力(蹴):3530{(77+175+55)×1150%}
剣術Lv50 中級剣術Lv13 鍛冶Lv40 料理Lv35 生産Lv38 生産剣術Lv24 器用強化Lv50 器用中強化Lv1
器用上昇値upLv1 蹴り術Lv10 肉体強化Lv1 筋力強化Lv1 無属性魔術Lv1 属性付与Lv1 生産蹴り術Lv1
『これ、レベル1のステータスじゃないぞ。つーか生産剣士って、どっちだろう。』
『だろ。生産なのか剣士なのかさ、わからんから生産系戦闘職ってことにした。』
タクも納得したようだ。
そして、初心者フィールドで狩りを.................................できなかった。
サービス初日なだけあって、混んでる。
適正レベル1〜3は全て埋まっていた。
よって、1時間ほど模擬戦でスキルレベルを上げ、そこから適正レベル4以上のところに行くことになった。
『戦闘開始』とウィンドウが表示される。
タクが剣で切り掛かってくる。
俺は、無属性魔術Lv1『マジックボールLv1』を発射する。
が、弱い。属性がないから弱い。
ん?『属性』がない?
『マジックボール!属性付与。』
『属性 火・風・斬・打』
『ファイアーボール的な何か弾!!』
ちなみに、零のネーミングセンスは壊滅的である。
『こんな物、切ってやる。』
タクが剣で魔法を切ろうとする。
狙い通りだ。
ギイイイイイイン
剣と剣がぶつかったような音がし、打撃属性の風がふく。
HPがなくなったタクはこっちに迫り、
『今の、なんだよ。』
と言う。
『無属性魔術に、属性付与で火・斬と風・打の属性を付与しただけだけど。』
『なんで、そんなことを?』
タクはきく。
『剣士などは物理に強く、魔法に弱い。魔法使いは、魔法に強く、物理に弱い。だから、物理と魔法が合わさったこれは最強。俺は世界の法則を壊す者。法則破壊者とでも呼ぶがいい。』
実は、昨日厨二病を発症した零であった。
そこから30秒。
急に我に帰った零はログアウトした。
5分後。
タクから同情された。
気を取り直して、魔法の練習をしよう。
マジックボール・2連。
後ろのマジックボールに属性 衝・爆 前のマジックボールに 斬・打・刺・衝・跳を付与。
後ろのマジックボールが爆発し、衝撃波でマジックボールが勢いよく進み、飛び跳ねながら、切ったり刺したりして、進む。
『一定の行動により、物理魔法Lv1・爆発魔法Lv1を取得しました。』
スキル:物理魔法.............魔法系のスキルに物理属性が乗るようになる。
Lv1で使えるのは、迷彩魔法弾・不動 遠距離物理
迷彩魔法弾・不動........................絶対に見えない魔法の弾を出す。動かない。
遠距離物理.............................近距離攻撃が飛ぶようになる。一応は魔法扱い。
ただし射程は 攻撃に対応するスキルレベル+このスキルのレベル÷2。
これはすごいぞ。
タクをもう一度模擬戦に誘う。
今回は、迷彩魔法弾は使わないと約束し、俺は蹴りのみで戦う。
タクが剣で連続攻撃を繰り出す。
俺は蹴りを繰り出す。
剣が当たる前に蹴りを加えて軌道を逸らす。
『スキル:蹴り術Lv15になりました。追撃の技を覚えました。』
『スキル:生産蹴り術Lv5になりました。』
『スキル:剣術Lv 51になりました。』
『スキル:中級剣術Lv28になりました。』
剣を躱しながら蹴りを加える。
『スキル:回避Lv1を獲得しました。』
『スキル:カウンターLv1を取得しました。』
たくさんのアナウンスが鳴り響く。
こちらの蹴りが上がるように、向こうも剣術が上がったらしい。
蹴りを加えると、俺は確かに1撃しか蹴ってないのに、なぜか二回当たる。
そして、剣と蹴りで戦い続けて1時間。
いつの間にか、多くのプレイヤーとNPCがこちらを見ていた。
『なあ、あれ凄くね?』とか、『ほほう、なかなかやるな。』などの声が聞こえる。
蹴り術はLv42。生産蹴り術は38。追撃はLv1のままだ。
お互いの残りのHPはお互い10。
最後の攻撃をする。
その瞬間。
『追撃がLv2になりました。』
そのアナウンスと共に、攻撃が3つになり、タクに直撃する。
タクも2つの攻撃だと思っており、直撃。
俺の勝ちである。
模擬戦で減ったHP,MPは終了後に全回復する。
フィールドに行ってみると、まだまだ混んでいる。それどころか、一部のレベルが上がったプレイヤーがレベル4などの場所にいるため、さっきより混んでいる。
しょうがないので、街をブラブラ探索することにした。
すると、謎の老人が話しかけてきた。
その老人は、達人のような見た目をしている。
謎の老人を一旦、達人と心の中で呼ぶことにした。
その達人は、
『先ほどの戦い、見事じゃった。ほう。お主、生産系スキルと戦闘系スキルを持っておるな。どうじゃ。わしの出す試練に合格したら、副職業を一つ選べる権利をやろう。』
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隠しクエスト:達人の道I (このクエストは連携クエストです。)
内容:蹴り術Lvを10以上にする(完了)
生産系スキルを3つ以上所持する(完了)
追撃をLv2にする(完了)
クエスト報酬:サブ職業『生産闘士Lv1』
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『おお。試練を乗り越えたか。』
いや、今受けたところです。
『では、サブ職業を授けよう。』
『サブ職業:生産闘士Lv1を獲得しました。』
生産闘士.....................器用と耐久、筋力と敏捷、HPが上がりやすくなる。パッシブスキル:筋力強化Lv1取得。
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ステータス
名前:零
メイン職業:生産剣士Lv1
サブ職業 :生産闘士Lv1
種族:人間Lv1
HP200
MP200
筋力100
体力80
耐久75
器用390
魔力200
敏捷100
スキル:剣術Lv52 中級剣術Lv20 鍛冶Lv40 料理Lv35 生産Lv38 生産剣術Lv30 器用強化Lv50 器用中強化Lv10
器用上昇値upLv5 蹴り術Lv20 肉体強化Lv10 筋力強化Lv4 無属性魔術Lv1 属性付与Lv1 生産蹴り術Lv10
称号:最初のサブ職業Ⅰ解放者
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最初のサブ職業解放者.................................レベルアップ時、全ステータス+2
※ちなみに、レベルアップ時のステータス加算は職業1つごとに+1種族一つごとに+1なので、
零は、1(メイン職業)+1(サブ職業)+1(種族)+2(称号)=5である。
しかもまだLv1なので上昇がやばい。
そして、タクはログアウトしたが、タクのログアウトから10分ほどすると、すいてきたのでレベル上げをしようと思い、またさっきの謎の老人にあった。
隠しクエストⅡ 達人の試練
クエスト内容:物理魔法を所持(達成)
無属性魔法を所持(達成)
生産スキルのどれかがレベル20を超えている(達成)
クエスト報酬:サブ職業Ⅱ生産魔術師
『おお。生産剣術と生産蹴り術がLv20を超えているな。よし、複合職業を授けよう。これはメインでもサブでもない。複合職業はスキルの組み合わせで増えたり、さらに合体したりするぞ。』
『称号:最初の複合職業解放者を獲得しました。』
最初の複合職業解放者..........................ステータス2倍。レベルアップ時のステータス上昇値2倍。
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ステータス
名前:零
メイン職業:生産剣士Lv1
サブ職業Ⅰ :生産闘士Lv1
サブ職業Ⅱ :生産魔術師Lv1
複合職業 :生産剣闘士Lv1
種族:人間Lv1
HP200→400
MP200→400
筋力100→200
体力80→160
耐久75→150
器用390→780
魔力200→400
敏捷100→200
スキル:剣術Lv52 中級剣術Lv20 鍛冶Lv40 料理Lv35 生産Lv38 生産剣術Lv30 器用強化Lv50 器用中強化Lv10
器用上昇値upLv5 蹴り術Lv20 肉体強化Lv10 筋力強化Lv4 無属性魔術Lv1 属性付与Lv1 生産蹴り術Lv10
称号:最初のサブ職業Ⅰ解放者
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まだ、レベル1で良かったーと思う零であった。
少しだけ、タクに悪いなと思った。