五話 幼馴染み
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モチベーション上がってきましたよー!
「これで授業は終わりだ。」
先生の合図を聴き、日直が号令をかける。二年生最初の授業なので、係りや委員会を決めるだけだった。
さてこっから昼休みだ。話す相手もいないし何をして過ごそうか…
早く保育園に行きたいな…
俺は子供が好きだが決して、ロリコンではない。
「はるとおぉぉおお!!」
小柄な少女が俺のところに突っ込んでくる。
「そういやお前がいたな。」
「え?何のはなし?」
こいつは朝比奈 向日葵、俺の幼馴染だ。
名前が彼女の性格を体現してる。
「春斗と一緒のクラスになれなかったよ〜」
「そうだな、残念だ。」
「なにその言い方!思ってないでしょ!!」
ちょっと気恥ずかしかったのでおざなりに言ったが、本当は思ってたりする。
去年は同じクラスだったので結構話してたが、違うクラスになってしまったので来れないかと思っていたが…
「今朝一緒に学校に行きたかったのにー。どこにいたの?」
「琴音を学校に送ってたんだよ。それと、くっつくな。」
くっついて来る向日葵をひっぺがす。
「やるわね…琴音ちゃん!」
なにがやるんだ?さらに膝の上に乗っている向日葵をくすぐる。
「あはははは!やめ!やめて!」
「ふふふ、では早くどけるのだ!」
「どけるー!どけるからー!!」
俺はどけさせるために、こちょこちょをやめる。
ーーその瞬間
「ふっふっふー、今回の向日葵ちゃんは諦めないのだー!」
「なっ、なに!?」
向日葵は膝に乗ったまま器用に俺の方を向き、正面から抱きついてきた。
「こっこれなら内側に入りすぎてこちょこちょできないはず!」
腕が上に上がってて、こちょこちょはできないが……これは…
「……恥ずかしくないのか?」
「こっ琴音ちゃんには負けないもんっ!!」
負けない……ってなんのことだよ。
向日葵は一層ギュッと抱きついてくる。
……さすがに少しドキドキする…
でもさすがに…
俺は向日葵の耳元に顔を近づける。
「みんなにめっちゃ見られてるぞ」
向日葵は俺の胸に押し付けていた顔を勢いよくあげて周りを見回した。
「ーーーーっ!!……きゅぅ…」
顔を真っ赤にして倒れてしまった。
「何がしたかったんだ…?」
俺は向日葵が起きるまでそのままにしてやった。
昼休みが終わるギリギリになって起きたが、また顔を真っ赤にして膝から降り、ドピューンと走って行ってしまった。
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ただいま、短編小説の方を計画中です。
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