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光求めて
ピチャ…ピチャ……
水の滴る音、この真っ暗な部屋で静かな部屋になる唯一の騒音
そろそろ来る
ザリッ、ザリッ
徐々に近づく足音
あぁ、今日も長い長い一日が始まる
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ガンッ!
「オラ!さっさと返事しろ!聞いてんのか!」
何度聞いたのだろうかこの大声と鉄扉を叩く音
最後に空を見たのはいつだろう、最後に海を見たのはいつだろう、あぁ、あの暖かい太陽を見たのはいつだろう
ガチャン!
鉄扉が開き看守の男が入ってくる
「起きてんならさっさと返事しろ!!」
看守が寝転がっている僕の腹に蹴りを入れる
「ガッ!…グゥ……ェホ」
「おう、起きてんじゃねぇか、おっ死んじまったかと思ったぜ、よしよし」
そう言いながら男はグローブをはめ、ニヤニヤしている
あぁ、早くこの時間が終わってくれないものかそう思っているうちに看守の右手が僕の左頬に飛んできた




