青と白(せつなポエム4篇収録2012文字)
冬の唄が多目です。白と言えばやはり雪なので。夏ポエムも一応作りましたが。
「泡の様に弾けて」
Musicに心重ね合わせて
Dance Dance
ハイカラなブルーカラー
金をばら撒き白い粉を買う
友人、知人に紹介したカワイイあの娘は
二股かけてる
Lie Lie Lie 冷たくて
Lie Lie Lie それが心地良い街
クラブで踊り明かして午前3時
それから飲みに出かけ短針が半周する
音楽は力を持っている
音楽は熱を帯びている
馬鹿みたいに遊んでるけど
内心怯え将来どうすればいいのかわからず
心が多面的な輝きを持ち勾玉の様に奇妙な形をしているなら
僕達には今すぐオペが必要だ
道を踏み外し崖から転落
労力は無駄で揚力に身を預ける
宝玉はくすんでいく
Musicに心重ね合わせて
Dance Dance
今は心赴くまま眠れない夜でも
シャッフルしたトランプの中にはジョーカーは必ずいる
死神の姿をしたそいつを拳銃で撃ち殺せ
若いときはしたい事を行えばいい
太陽は落ちない
ならば僕らの青春も無限だろうか
夢幻だろうか ∞ ループする
デジャブする 君の裸体に釘付けになる
青と白のヴィデオ
ああ、音楽よ 生まれ変り続けるがいいさ
消費されて行く運命でも僕らには一夜
錆び付いた位置を 死地をここだと決める
黒い十字架の立つ場所で流れる音楽とDance Dance
青き血が流れ白き肌が染まる
「私は枯れて行く」
スカイブルーのマフラー
青いブレザーに白いシャツの私は
寂しくバスを待ってる
冬は曇天が多くて化粧っ気の無い私は
少し青ざめてる
学校に行く理由が見当たらない
一学期は不登校だった
二学期初めて登校しようと思った
背中に黒いギターケースを背負った私は
ミュージシャン志望
家では初音ミクやったりギター弾いたり
お母さんに「ご飯食べないの?」と聞かれても聞こえないフリ
部屋は高2の女生徒にはお似合いなのかドラえもんの抱き枕
学校に行くとみんな「心配してたよ」と言う
その内の何人かは私の名前を忘れてるし
私も忘れてる
誰か気付いて欲しい 私ギター持ってきたの
ボカロで曲作ってニコ動にUP
今では誰でもやってる 私の曲なんて所詮ガキの戯言だ
歌手になりたいなー
不登校の私に用意された席は向かって右奥で白いカーテン
青い名も知らぬ花の活けられた花瓶
外が良く見える 今日は珍しく晴れ 青い空と白い雲
私は枯れている 正確に言えば枯れて行く この狭い教室で
「冬恋」
残雪の残った冬のベンチで肉まんを分け合う2人
ふさふさとしたファーはむずがゆい 2人抱き合うのなら
ああ、空はまだ高く雲がたれこめている
吐く息は白く青い手袋を君に貸した
男の子は青で女の子はピンク
ん?ランドセルの話さ
ねぇ子供には出来ない事しようよ
と君が言う
僕は君を大切にしたいからしないと答える
プーッと膨れる君の頬 ほら子供だろ
チョコミントとヴァニラアイスの好きな君
夏になったら食べようね
君は僕の何処が好きなの?
ぶっきらぼうな所そう答える君
何処がぶっきらぼうなのさ
貴方ジーンズ青い長靴に突っ込んでる所
お父さんみたい
そう君はお父さんを知らない
僕に父の面影を見てるのだろうか
毎日ね遺影に手を合わせるの
そしたら不思議と貴方とだぶって
何か切なくて呼吸が荒くなるの
ふーんと生返事したもののガチ恋かも?
ならばバッチコーイです
コートを貸してあげよう 僕が大枚はたいて買った
君はいいわよと答える
それでも僕はコートを脱ぎ君の肩にかけた
突然泣き出す君 どうしたのかな
君は辺りの積もった雪をまさぐる
青のカラコン落としちゃったの
僕も一緒に探すよ 踏まない様に摺り足で
こんな事を言った ほら空が青いほど雲は光るだろう?
青と白は反発色だからすぐ見つかるよ
嘘だったけど あ、あったあったと喜ぶ君
愛おしいほど純粋な君に
狂おしいほど一途な君に
僕は言った 「ホッペにならチューしてもいいよ」って
「白い砂浜 青い海」
白い砂浜 青い海
浜辺でパラソル差しながらブルーハワイ飲んでる君
僕ハアハア だって日焼け止めクリーム塗ってって言われたしー
白い水着を震える手で取り除いて行く
ここヌーディストビーチなのよ
君って最高に大胆 改めて思う 顕にしていいからなんて
ヌルヌル感が気持ちイイ スベスベのお肌にクラクラ
裸になって何が悪い! むー正論 しかしこんな破廉恥な場所でなければ
犯罪なのよ 恥を知りなさい
何考えてるの?早く塗ってよ 君が髪をかき上げたから上向きになるのですとー?
と思ったけど違った(汗)
それにしてもワイハは暑いわ
君はブルーとホワイトのサンバイザー
燦燦降り注ぐSunshin
ふっと気になった 楽しい時間にも終りが来るのだと
こんな浮かれた気分になれたのはホント久しぶり
彼女のFreshな体に僕は今まで触った事が無かったから
付き合って半年
遂にスキンシップ獲ったどーと財布に入れてあるスキン掲げる
今夜君を抱きたい 青い間接照明の中の君の白い素肌
ちょっとね貴方早くオイル塗ってよ・・・
僕の頭の中は妄想で熱暴走
冷ましてくれるのは君のクールな言動
ふー今夜は無いな
だって君って時々南極探検隊並に重装備
だからここまでイケてそれだけでもう天国
でも君のココナッツミルクも飲みたいな笑