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夢の影の世界

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/02/24


 


冬が終わるなら

最後に僕の罪を

降り積もる雪でかくして

雲に乗り

春を連れて来てくれはしないだろうか


もはや

あたたかささえ感じるやわらかな雪が

この冬ラストの

古い雪だと云うのなら

向こう傷をかくせない

僕の虚しい諦めを

つつみ込んでくれるような

なんだかそんな気がして

そっと許してくれそうな

振り返るとそんな気がして



流れ落ちつづける

綺麗な血が

鮮やかな過去を白黒に変えるから


冬が連れてくる春が

きっとすべてを塗りかえる笑顔で

すこし足早にやって来てくれるだろう


地平線すれすれの

蜃気楼のような異国の町を

新しい気持ちで

目を細めてみやっている僕の夢は

そこに意味を棄て去った

未来の鏡面だったりするのだろう


鴉は街へ還るだろう

夢が過去へと戻るように

希みは夜に震えるだろう

さみしい心をだくように


そしてけれども来年には

また

新しい雪が降りはじめる

新しい夢が芽吹きはじめる


むかしから吹く風だけが

くだらない戯言に笑ってくれる


そこはやさしさしかない

罪さえない

気高いひとたちが好きな

夢ににじんだとびっきりの世界









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