第2話グータラしたいのですわ~
「さっさと、おきろ、に!」
うっ……腹部に強烈な猫パンチ!
これは昔ぴーちゃん(馬)が会えたことに興奮して、軽く突進してきたのと同じくらい痛いですわね。
どうも……ですわ。またもや時系列が吹っ飛んでいるご様子ですわねぇ……。
「だから時系列ってなんだに?!そしてさっさと、おきろ、に!」
ゴッフ。
これは先程よりも強烈……!
痛いですわ!非常に痛いと抗議いたしますわ!!
「おみゃーがおきないのがわるいんだにー」
今時語尾「にー」の猫なんて流行りませんわよ!
「凄まじく今更にー。それを言うなら第一話のときに…………ん?第一話ってなんだに?」
作者ァ!自我を出すなァ!
「作者って……なんだに???」
………………知らなくていいことだってあるのよ……。
「ちょっと作者なるものを探す旅に出たいのにゃ!」
猫、旅に出る。
じゃないのですわ?!
え?窓からスッと出ていきやがりましたわあのお猫様。
…………取り敢えずマタタビを用意して釣りをしましょう。
自我はな……いつの間にか出しちゃうんだ。
王女様「でしゃばるな、ですわ。公の場ではこのエセお嬢様口調直してくださいますわよね?ねぇ?作者?」
…………は、はい……。なんで私自分のキャラに攻められてるの……?みんな怖いよ……。
王女様「あら?あなたが弱いだけではなくって?泣き虫さん?」
だーまーれ?
王女様「お猫様がお呼びのようね。さらばよっ」
逃走かな……?