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2-1 リヒテンブルグ軍騎兵部隊

酔っぱらっててよくわかりません!!!!



でも、読めるかも知れない!!!

いや、わkらん


これ書いた時は飲んでなかtったつひjdwじえp



マジで済まぬ

掲載予約日1日間違えてた

 食料問題がなんとかなりそうになると、またしても問題というものは湧いて来るようにできているようだ。


「シウバ様、西の村の連中が攻めてきそうな雰囲気ですぜ。かなり近くまで集まってやがる。」

西にはまたここと同じ規模の村々があるようだ。意外にも皆山脈を越えてくる事に成功していたらしい。その分の犠牲を考えるとぞっとするが。

「戦力は?」

「だいたい300くらいだってローレの所の若いのが言ってた。」

「了解、そしたら俺たち4人に加えてあと、10人ほどテンペストウルフ乗れる奴をよこしてくれ。他は集落に籠って死守だ。ナノ、頼んだぞ。」

「いや!俺も行く!」

「つってもお前まだテンペストウルフ乗れないだろ?留守番よろしくな。」

「くそぉ!!」


「シウバ様!準備は整ってます!いつでも行けますよ!」

いや、マジェスター、お前が突っ走るとろくな事にならん。

「フェルディ、ローレ!西の村の事で分かってる事はあるか?」

「西はアウラっていう女の族長がまとめてる。たしか3つ村があったが傘下に収めたのが去年の事だったと思うがな。」

「ああ、うちの村もさんざんやられた。奴ら統率がなかなかできてて集団戦に強いんだ。」

ローレのカイブル村もそこそこの規模だった。それでもやられてたって言うんだから略奪には慣れているんだろう。たしかにここいら一帯を制覇するまでの規模で300人に襲われたら逃げるしかないか。

「青竜との闘いに備えて、勢力は拡大させたい。そうだ、フェルディ。テンペストウルフに乗れないやつらの中で腕っぷしが強そうなのを30人ほど用意しておいてくれ。騎馬隊が攻撃仕掛けた後で奴らが降伏したとしても14人じゃ何もできんからな。あ、ナノは集落の守備の指揮だから外せよ。」

「ああ、分かった。」


「シウバ様ぁ、作戦はどうするんですかぁ?」

「うん、できるだけ死人は避けたいし、ちょっと思いついたことがあってね。今、いい地形を探してる。」

俺が見つめてるのはここら一帯の地図だ。薬草採取に役立つと思って書いていた。魔人族の集落でも大きな布ができる事を知って用意してもらったのだ。あまり細かく書き込めるわけではないけど、大まかな地形が分かれば今回は問題ない。今後の事も考えて、戦争用の地図を作ったほうがいいな。

「シウバ様!このあたりはいかがですか!?」

「おお、いいぞマジェスター!そしたらここにおびき出すように布陣しようか。と言っても14人だけだけど。」

「その14人がフェンリルやらテンペストウルフに乗っている時点で相手にとっては脅威ですからな!」

「うん、威嚇になる。本当にこの威力を使うのはできたら避けたい所だよね。せっかく食糧事情が改善されてきたんだ。魔人族同士で殺し合うのは良くないよ。」

「シウバ様!!」

いや、ローレみたいなおっさんに見つめられても気持ち悪いだけだから。まじやめろ。

「じゃ、エリナ。お前にかかってるからな!」

「へ?私ですかぁ?」



「アウラ様!そろそろカイブル村の勢力内ですが、誰も出てきやしませんね!」

「そうだな!この人数だ!また逃げるのが精いっぱいだろう!」

西のドーレ村の勢力は人口約1000人、そのうち戦えるのが400人程度。今回は300人を率いてカイブル村を襲う手筈で来ていた。これだけ大人数にしているのは400人規模の集団にはさすがにテンペストウルフなどの魔物も襲ってこないという事と、カイブル村も抵抗は無意味だと判断してある程度の食料を置いて逃げるだろうと思われるためだ。実際に殺し合いをした事は意外にも少ない。これがアウラなりの戦い方であった。

「アウラ様!カイブル村に誰もいません!食料も全くないです!誰も住んでいる様子がありません!」

「何ぃ!!」

この300人の集団を発見してから逃げたとしてもある程度の食糧は残さざるを得ないはずだ。それなのに全く食料すらないと言う。もしや近くのレイレット村との戦争で滅んだか。女子供は全部レイレット村に連れていかれた可能性もありそうだ。あそこの族長のフェルディはなかなかのやり手であるし、カイブル村のローレは猪突猛進といった性格である。罠にはめられたらいくら戦力が拮抗していたとしても大敗する可能性がないとも言えなかった。

「仕方ない、レイレット村まで行くぞ!」

レイレット村まではこの集団ならば約半日でつくはずだ。1日遠征の予定が伸びてしまうが問題ないだろう。カイブル村を殲滅しているのであれば戦闘員の数も減っているかもしれない。女子供ばかりであるならば攫ってしまってもいいのだ。特に子供は将来の戦闘員として重要である。このテンペストウルフが跋扈する森で生きていくためには少しでも戦力を確保しなければならない。戦力補充と犠牲を最小限に抑えるという事を考えても、今回の事はむしろアウラにとっては都合が良かった。

「しかし、なんか違和感を感じるねえ。」

カイブル村を経由してレイレット村へと向かう。カイブル村はたしかに誰も生活していなさそうであった。しかし、襲撃されて女子供が攫われたような跡もない。まるで自発的に全員が移動したかのような・・・。

「まあ、考えてても答え何てでないさね。」

ここら一帯でアウラたち以上の戦力なんて存在しない。不測の事態が起こったとしてもこの300人の集団ならば対応できるだろう。臨機応変に正解にたどり着けば、もしかしたら思っていた以上の戦果がでるかもしれなかった。

 しかし、その予想は裏切られる。


「テンペストウルフが出たぞぉ!!」

「密集隊形を取れ!犠牲を出すな!討伐の必要はないから追い払え!」

今まではこれでたいていの場合はしのげていた。なにせ300人の集団だ。密集隊形を取って遠巻きに破壊魔法を打っていればいずれ諦める。割に合わないと思わせることが大事だった。

「アウラ様ぁ!!!」

「どうした、情けない声出して!」

「奴らが!テンペストウルフの上にカイブル村の連中が乗ってます!!」

「なんだって!!?」




「さて、行きますか。破壊魔法に注意しろよ。攻撃はしなくていいから距離を取れ。その代わりしっかりと威圧するんだ。相手が密集隊形をさらに強くするくらいにな。」

「「はっ!!」」

テンペストウルフに乗った10人がドーレ村の300人の集団に向かっていく。相手は密集隊形を取って、防御を固める一方で中から破壊魔法を繰り出すという戦法らしい。完全にテンペストウルフに襲われた時の戦法を取ってしまっている。これではどちらが襲われているか分からないな。まあ、襲ってるのは俺なんだけど。

「よし!囲めぇ!!」

ローレを先頭としてテンペストウルフ乗りたちが均等な距離を保ちながら300人の集団を囲みだした。破壊魔法の応酬があるが、ある程度の距離を取っているので被害はほとんどない。そして相手も360℃囲まれてしまったために防御も攻撃も薄い箇所がある。

「ええい!落ち着くんだよ!」

中心で騒いでいる女が族長のアウラだろう。本日の獲物は彼女だ。

「さて、そろそろ行こうか。」

フェンリルに乗ったマジェスターとエリナが集団へと近づいていく。それがばれないようにローレ達も輪を狭めてみたりしてちょっかいをかける。全てはエリナの接近を阻止されないためだ。

「マジェスター、きちんと守れよ。」

「大丈夫よ!マジェスターもエリナも強いんだから!」

ユーナが近くにいてくれると何でこんなに自信が溢れてくるのだろうか。この作戦が失敗するイメージが全く湧かない。

「パラライジーズぅ!!」

エリナの広範囲複数麻痺幻惑魔法「パラライジース」が炸裂した。あれだけ密集している中に受けたことのない幻惑麻痺魔法。ほぼ全ての人間が麻痺で倒れこむ。もちろん族長のアウラも倒れている。

「いまだ!突撃ぃ!!」

テンペストウルフ隊の10人とマジェスターのフェンリルが突っ込み、魔人族を吹っ飛ばしまくる。殺すなと言ってあるために剣で斬りこむ奴はいない。

「捕獲!!」

マジェスターがアウラを掻っ攫った。これで、こちらの勝利が確定したようなものだ。彼女の統率力にもよるけどね。この後にその族長は悪い奴だったから殺してくれてもかまわんとか言われたらどうしようか。ドキドキしてきた。


「族長のアウラは捕縛した!武器を捨てて投降しろ!」

テンペストウルフたちに吹っ飛ばされた魔人族たちが起き上がり、それぞれ手に持っていた武器を捨てる。

「よし、フェルディ達の歩兵部隊に連絡だ。やっぱり300人は多いからもっと人を連れてくるように言ってくれ。」

マジェスターが女性の魔人族を連れてくる。さて尋問とかいろいろしなきゃならないな。



「あなたがアウラか。はじめまして、シウバ=リヒテンブルグという。」

「純人だと!!?それにカイブル村のローレやレイレット村の連中まで従っているというのはどういう事だ!?」

「うーん、質問するのはあなたの役割じゃない。理解できる?」

「ぐっ、私はどうなってもいい。彼らの命は助けてくれ。」

「・・・ほほう、どうなってもいいと。」

うし、言質は取ったからな。こいつらにはわが村の労働力になってもらおう。


「シウバ様ぁ。ものすっごい悪い顔になってますよぉ。もしかして、えっちな事するんですかぁ?」

「シウバ!?」

え!?ユーナ!?しないよ!そんな事!?こらっ!エリナ!なんて事言うの!?

「まあ、権利はあるな。趣味がいいとは言えんが。」

フェルディ!?

「純人のくせに魔人族が好みとは・・・。しかも年増か。」

ローレ!?

「シウバ様、言っていただければすぐにご用意しましたものを・・・。」

うるさいマジェスター!!黙ってろ!

「敗軍の指揮官だ。覚悟はできている。」

お前も覚悟なんかしてんじゃねぇ!!!しかもババアのくせに顔を赤くしてんじゃねえよ!顔見ただけじゃ年齢なんて分かんねえけど!


「あれ?シウバ様ぁ?」

プルプルプル・・・。

「・・・・・・んな事するかぁぁぁ!!!お前ら根性叩き直してやる!オフェンスアップゥ!!!!!片手剣舞!!!」

「「ぎゃー!!!!!」」



「邪王」シウバ=リヒテンブルグ。彼を最も恐れていたのは敵ではなく、直属の部下たちだったという伝説がある。中にはいくら功績のある将軍であっても些細な事で斬りかかられたと証言する兵士が多数存在した。その恐怖による支配から逃れられるものはおらず、それを聞いた敵までもが震え上がる。いまだに謎多き人物である。

飲み過ぎだけど!なんとか形にしました!


じゅえいおfrvbfsrfdkjvn。

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