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2-4 爆撃王ユーナ

皆さんこんにちばんわ!オレオでございます。


拙作を読んでいただいている方々には日頃から感謝の念が絶えません。そのボランティア精神には感服致しますよ。ブックマークもいつのまにやら300近いですね。

さて、前書きのネタも尽きてることですし、今後の予定というか方針的なものをお伝えしようかと思います。


更新速度の事なんですが・・・1日3回とか4回とか毎日してるの俺ぐらいじゃね?って今になって気付くこの頃。これはいい事なんでしょうか?悪い事なんでしょうか?

他の作者様の小説をブックマークしてるとですね、1日1回とかでも結構多い方なんでございますよ。1日3回更新あると次の1週間はピタっとやめてたりね。あんまりリアルタイム更新で読んでる小説なかったから気付かんかったけど。

拙者、書くのもイクのも早いもので、毎日更新可能ではあるんですけど、1日1回決められた時間に投稿した方が通勤の時に読めるだとか、昼休みに読めるだとか言う話も聞くんですわ。確かにそうですよね~。


という事で、とりあえず1日1回定期更新を初めてみようかな・・・と。「そんなん気にすんな!ガンガン投稿しろ!馬車馬の如く働け!」って意見もあるとは思うんですがね。

べ、別に予定掲載機能を使ってみたいとか、そういうんじゃないんだからね!


とりあえず毎日朝5時投稿予定!話が溜まってきたら不定期大量投下!早起きしろよ!


 「奈落」でジャイアントスパイダーを相手に剣の実戦訓練をしている間に、当たり前であるが他の魔物とも戦う機会があった。主にロックリザードとシルバーファングである。別に仕留められるようになったわけじゃないけれど、それなりに戦う事ができるようになってるってのがすげえ。そう考えるとユーナ教官って優秀だな。死にそうになったけど。

 特に嬉しかったのがロックリザードと戦った後に出てきた土の魔石。あとでエルライトの町に帰った際に羊皮紙を買ってノームとの召喚契約を行う事ができた。これで俺もノーム使いだ!

 剣の訓練の方はなんとかジャイアントスパイダーの攻撃を避けて脚を一本切り落とすことに成功した。胴体に一撃入れる事ができなかったのが悔しかったけど、昔に比べるとここで悔しいって感情が出ることが信じられない。無理無理ぃって言って逃げようとしていた自分が恥ずかしい。

 そして、今はエルライトの町で装備品の買い直しをしている。



「やっぱり、防具は必要よ!盾がないと危ないわ!」

その通り。全ての攻撃を避けてばっかだったけど、左手に盾があれば避けなくてもいい攻撃だってあったはずだ。でも、あんまり重かったり大きいのは嫌だなあ。動きにくくなる。

「バックラーなんかどう?」

お!それ、いいね、左手も自由に使えるし、いざという時に両手持ちできたほうが剣の威力も上がるってもんだ!そうしよう。

「あ、うん。じゃあバックラーを・・・。」

「それに鉄の剣がボロボロよ!買い換えたら?」

う・・・ジャイアントスパイダーの硬い部分に当てまくった鉄の剣はボロボロになっていた。使いこんだつもりはなかったし、まだあんまり時間が経ってない気もするけど、もともとそんなに高くていい物ってわけでもなかったしなぁ。残念だけど、買いなおすことにしようか。さらば、相棒。

「それとも・・・。」

それとも?



 そして俺たちがやってきたのはエルライト領南部にある丘陵地帯。すぐ西にエジンバラ領というこの場所は大陸でもっとも魔力が高いと言われている場所の一つである。もう一つは「奈落」ね。

「さあ!見つけましょうか!」

本気か!?俺をこんな所に連れてきて!しかも見つける目標がSランクの魔物、アダマンタートル!?

「いい剣の材料になるのよ!ミスリルにも負けないわ!ってウォルター様が言ってた!カーラの剣がそうだったみたいだけどね。あ、カーラはハルキ様の護衛騎士よ!」

カーラってあれか?もともとエルライトで冒険者しててハルキ=レイクサイドに見込まれてレイクサイド騎士団にヘッドハンティングされてったって噂の一人!?

「さすがにアダマンタートル出てきたらアイアンゴーレム使わないとねぇ・・・。」

アイアンゴーレム!!!さっきから、次元の違う話ばかりで、俺、付いていけねえ。


 アダマンタートルはワイバーンで探すとすぐに見つけることができた。のっしのっし歩いてる馬鹿でかい亀なんてすぐに見つかる。速さはあんまりなさそうだけど、めっちゃ凶暴そうな外見をしていらっしゃる。あれと戦うの?無理くね?ね?やめようよ?

「アイアンゴーレム空爆!」

ワイバーンがめっちゃ高度を上げたかと思うと、おもむろにユーナがアイアンゴーレムを召喚する。あれ?こんなめっちゃ高い場所で召喚してどうするの?ほら、落ちてったよ?

 次の瞬間、アイアンゴーレムはアダマンタートルの甲羅に向かって墜落し、その巨大な体で甲羅をへし割った。あまりの轟音と衝撃に地面にはクレーターのようなものまでできている。

「なっ!?な!?なーぁぁぁああああ!!??」

なんて使い方してんだ!?これが噂に聞くレイクサイド召喚騎士団のゴーレム空爆か!?こんなんされたら魔人族だろうがなんだろうが滅びるに決まってる!これをいつぞやの魔王は打ち返したのかよ!?どんな生き物だ!?

「成功!いえい!」

いや、成功したけどよ!アダマンタートル、ぴくぴくしてるけどよ!ユーナ可愛いけどよ!めっちゃ怖い!いえい!


「アダマンタイトか・・・純度も良い。悪くなかろう。」

このおっさんはエルライトの町の鍛冶屋のおっさん。討伐したアダマンタートルからアダマンタイトをはぎ取るのがしんどかったけど、結構な量が取れた。俺の剣にするだけでも十分な量であったこともあり、ユーナの長剣も作れそうである。ついでに俺のバックラーも作ってもらう事になった。

「量はこんだけあれば十分じゃ。制作料はそれで良い。1週間ほど時間をもらうぞ?」

「はーい!じゃあ、1週間後にまた来るね!」

しれっとアダマンタートルの討伐依頼を受けていたユーナ。依頼料も結構な額でそこから鍛冶屋に製作料を払ってもおつりがくる。この功績でSランクに昇格している。俺もおこぼれでいろいろやったから飛び級でCランクをもらってしまった。Cランクだと?飛びすぎだろう?

「そういえばユーナ、Sランクおめでとう。」

初日に、ユーナにEランクおめでとうと言ってもらって嬉しかった。お返しで俺も言うんだ。

「へへっ、ありがとう!シウバもCランクおめでとう!」

「うん、ありがとう。」

ふふふ、なんか幸せだぞ?


「あー、そうだ。言うのを忘れておったが・・・。」

帰ろうとすると鍛冶屋のおっさんがユーナを呼び止めた。なんだ?

「ウォルターのやつが伝言あるから、第2部隊のやつと接触しろと言っておったぞ?」

「なんで、直接言わないでここに伝言残すのよ?ここに来なかったらいつまでたっても伝言伝わらないじゃない!」

「恥ずかしがり屋じゃからな。」

「意味わかんない!」

ウォルター?第2部隊隊長「闇を纏いし者」ウォルターか?偉い人からの伝言じゃないか。

「まあ、分かったわ!ありがとうね!」


「さて、私これから人を探さないといけないみたい。どうせ冒険者ギルドにいるから行ってくるわ!」

「うん、分かった。俺は薬草の調合してるから宿にいるよ。」

「それじゃ、また宿でね。」

ユーナと別れて宿屋へ戻る。この前薬屋に無理言って何種類かの薬の調合を教えてもらったから、それを試してみよう。ついに薬草師への道が開けてきたぜぇ!これで大儲けするんだ!


 そうだ、ユーナのSランク昇格祝いを考えなきゃな。「奈落」にいる間に採取したレドン草で作ったMP回復ポーションはすごい飲みにくそうだったから、少し薬効を落としてでも飲みやすく苦くないものが作れないかな?料理をしてるような視点で改良すればできそうな気がするぞ?苦味の成分はこのレドン草が煮詰まる時のあれだから・・・・。


 なんとなく、うまくいった気がする!飲んでみてもあんまり苦くないよ!これ!いけるんじゃない!?

「ユーナが帰ってきたらお祝いにプレゼントしなきゃ。」

ここまで俺を強くしてくれたユーナには感謝してもしたりない。確かに死ぬかとも思ったけどさ。つまりは今まで俺は死ぬ気で何かをした事がなかったんだと思う。だから、何をやっても上手くいかなかったんだ。これからは何事も死ぬ気でコツコツと、やっていこう。ユーナ、まだかな?遅いな?




 しかし、いつまで経ってもユーナは宿には帰って来なかった。1週間後、俺は鍛冶屋に剣を取りに行ったが、ユーナは剣を取りにも来なかった。俺はユーナの剣を預かって、途方に暮れた。


もともとあった構想を大幅変更中!今後の展開はオレオも想像できませんな!それでいいのか!?

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