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全略

作者: 仲代竜秋

「おっ!秀哉(しゅうや)~久し振りだなっ元気か!」

「げふっ……ごほっごほっ!…………久し振りだな正俊(まさと)……俺は、お前が背中を思いっきりぶっ叩くまでは元気だったよ……!」



俺は今日、高校時代に最も仲の良かった西田正俊(にしだまさと)とある居酒屋へと飲みに来ている。

俺達は十年前に高校を卒業、そして別々の職場へと就職した。

当時はまだ携帯なんて便利なものは殆ど普及しておらず、あってもポケベル程度。

しかしそのポケベルもあまり裕福でない俺達二人の家庭では買うことは出来ず、連絡手段を確立出来ないままそのまま過ごし、高校を出てからはお互いがどうなったのかさえ分からなかった。


だが、一ヶ月前に俺が仕事で出張に出掛けた際、偶然にも正俊(まさと)と再会し、今では携帯を持っていたのでお互いに都合がついた時に飲みに出掛けようという話になり、今日に至る。

本当に久し振りだ。



「あっはっはっ!悪い悪い!んじゃ立ち話もなんだし中に入ろーぜっ!」

「そうだな」



俺達は店の中へと入り、ビールとポテトフライ、そして枝豆を頼んでそれを肴に思い出話に華を咲かせる。



「あーあー香苗(かなえ)ちゃんかぁ!居たなぁそんな子!男子に人気でクラスのマドンナ的存在!く~!俺もあの子のこと好きだったけど結局告白出来ないまま終わっちまったんだよなぁ!」

「お~~い!お前らぁ!何してるぅぅぅ!そんな所で遊んでたら危険だぞぅぅぅ!覚えてるか?禿げ頭の教頭!」

「砂かけの鉄也!鼻から牛乳の健人!字が汚い礼二!スカートめくりの知也!木登り茜!5人合わせて南高5人衆!見参!うわっ懐かしっ!」



酒も入り正俊(まさと)の口が回る回る。

十年前のことだというのによく覚えている。

おかげで俺も昔の思い出が呼び覚まされて懐かしい気分に浸ることが出来る。


元々正俊(まさと)はこうやって誰かと話すことが好きみたいだからこういう記憶力はいいのかもしれない。


そうしてしばらく正俊(まさと)の話を聴いていると、ふいに今まで笑顔だった顔が暗くなり、妙に神妙な顔つきになる。

どうした?

と、聞くと俺の頭から完全に抹消されていた忌まわしい思い出を口にした。



「……そういえば秀哉(しゅうや)、お前、あれ、結局どうなったんだ?その、全略女(ぜんりゃくおんな)の手紙。」



全略女(ぜんりゃくおんな)

俺は高校3年生の夏に、隣のクラスのある女子からラブレターをもらった。

その女子は髪を腰まで伸ばし、前髪も胸辺りまで伸ばして常に顔が髪に隠れていた。

正直不気味、としかいいようの無い容姿であった為、同じ学年の人は皆そいつのことを呪いの日本人形、とか、幽霊、とか、幽鬼とか言って毛嫌いして仲間の輪から遠ざけていた。


そんな奴だからクラスでは常に一人だったと聞くし、登下校も一人、友達も居ないと聞いていた。

俺もあまりそういう人間に関わるとロクなことになりそうにないと考えていたから別に嫌いではないがとりあえず関心を向けず、なるべく関わらないように心掛けていた。


だから俺は今でもその女子の名前を知らない。

赤の他人。

その表現が一番適切なはずなのに、その女子は何故か突然俺にラブレターを渡してきた。



「……どうもないよ。本当に」



ただ、それをラブレターと言っていいのかさえ俺には分からない。

あくまで、その渡された紙を仮に「ラブレター」と定義しているのだから。


何故、その手紙をそういう風に定義しているのかというと、その手紙は普通の茶封筒の中に三つ折りにした紙が入っていて、その紙に書かれている内容が紙の真ん中に『全略』とだけ書かれてただけだったから。


初めは意味が分からなかった。

突然手渡されて、読んでみたら全略としか書かれていないのだから。

これが下駄箱に入れてあったのなら俺は悪戯だと思っただろう。

けれどもその女子は一週間毎に同じように茶封筒に入れた全略という手紙を俺に直接渡し続けてきた。

それも無言で顔も見せず。

時はまちまち。

朝だったり昼だったり放課後だったり。


手紙を渡してくる頻度があまりにも異常でかつ、必ず茶封筒の封には可愛らしい赤色のハートのシールを使っていた為俺はこれをラブレターと定義した。



「本当なのか?あれ、卒業まで続いたんだろう?」

「まぁ、な」



だが、不気味な女子が不気味な手紙を渡してくる。

そのことに恐怖心を抱いた俺は正俊(まさと)を筆頭に色んな奴に相談をした。

これはどういう意味なのか?

俺はどうすればいいのか?

返事は?


相談の結果、無視が一番ということになった。

当然と言えば当然だろう。

下手に返事をして妙な受け取り方をされては大変だ。

逆恨みをされて復讐なんてのは御免だからな。


だから俺はひたすら無視をし続けた。

一応手紙は受けとる。

だがそれだけ。

流石にその手紙を捨てるのはちょっと怖かったので保存はしておいたが10通を越えた辺りで中身も見ずに適当にダンボール箱の中に放置していった。

どうせ全て全略と書かれた下らない手紙なのだから。


実は今でもその手紙は残っている。

不気味で仕方がないが、それでも捨てたら何故か祟りでも起こりそうなくらいに不気味さを放っていたから。

俺が住んでいるアパートの押し入れの奥深くにそれは眠っている。



「だけど流石に卒業してからは手紙は受け取ってないよ。あいつもどこに進学・就職したのかは分からないし、卒業以来1度足りとも会ってないからな。結局手紙の意味は分からなかったけど、今となっては笑える寒い話さ」

「お前がそう言うんならいいんだが……」



別にその手紙によって実害があったわけではない。

むしろ害が発生したのはその女子の方だろう。

俺が手紙のことを話したばっかりに、その女子は全略女(ぜんりゃくおんな)と呼ばれ一層嫌悪の対象となったのだから。



「はいはいこの話はもう終わり!ったく、折角の再会だってのに辛気臭くなったじゃねぇか!お姉ちゃん!ビールもう1本追加!」

「はーい!ビール1本よろしくお願いしまーす」

「飲むぞ。正俊(まさと)

「よしっ!改めまして、乾杯!」



それから俺達は夜中まで酒を飲み、話に話した。

店を出る頃には足取りが覚束なくなり、また飲みに行こうと言ったっきりどうやって家に帰ったかは覚えていない。

眼が覚めたら玄関で寝ていたのでなんとか無事に帰ったのは間違いないのだろうが。


今日が仕事が休みで良かった。

頭は痛いしまだ酔いが覚めていないようだ。

流石にこんな状態で仕事が出来るほど俺はタフじゃない。

喉が渇いたので目を覚ますついでに水を飲もうと台所に向かうと、水を飲んでいないに俺の目はハッキリと覚めた。


何故なら、



「どうして……!?」



押し入れの奥深くにしまっていたはずのあの手紙が、リビングにぶちまけられていたからだ。

俺は急いで手紙をかき集める。

が、そこで更に俺の目は覚めることになる。


「中身が無い!?」



茶封筒だけで、中身が一切入っていないのだ。

否、抜き取られたと言う方が正しいかもしれない。

でなければこんな異常事態はあり得ない。

俺はすぐさま警察を呼んだ。



「部屋の中が荒らされた、ねぇ……失礼ですが荒らされたのでは無くあなたが自分で荒らしたんじゃないですか?一通り部屋の中を調べさせてもらいましたが窓やベランダの扉はしっかり施錠されて誰かが出入りした形跡はありませんでしたし、その日は酔いつぶれてどうやって帰ったかも分からない状況だったのでしょう?それに金品は一切とられていない。唯一無くなったと言えばその大量の茶封筒の中に入っていたと言う手紙。私共には泥棒が入ったとは思えないんですがねぇ…………」



しかし警察はまともに取り合ってくれなかった。

当たり前だ。

俺でさえもしかして酔ったついでに俺が自分で手紙を取り出したのかと自分で自分を疑う余地があるのだから。

でも、それだと手紙がどこに消えたのかが説明出来ない。

俺は高校の時に手紙を受け取ってから殆ど封すら開けず溜め込んでいたのだから手紙は確かにあったはずなのだ。



「あぁそうそう。手紙が全て無くなったと仰っていましたが、一通残っていましたよ。申し訳ありませんが中身の方は此方で一応事件性が無いか確認する為に見させてもらいました。お返ししますね」



ドクン。と、胸が鳴った気がした。

何故かは分からない。

けれどもそれが俺には不吉なものとしか思えなかった。

渡された茶封筒は明らかについ最近作られたもので、新品である。

つまりこれは、昨日、俺に対して再び渡された手紙ということになる。

俺はそれを恐る恐る開封し、読む。

そこに書いてあったのは



『全略』



やはりその2文字だった。



「とりあえず今回は特に事件性はないと我々は考えます。なので今回はこのまま帰りますが、もしも同じようなことが続くのであればまた連絡して下さい。それでは」



警察が帰った後、俺は正俊(まさと)に電話をした。

今日の夜会ってくれ。

大変だ。

全略女がまた出たと。

その日の晩、俺達はまた同じ居酒屋に集まった。



「どういうことだよ秀哉(しゅうや)!?全略女とは何もなかったんじゃないのか!?」

「俺だって分かんねぇよ!今日起きたらリビングにあいつの手紙がぶちまけられてて、中身の手紙が全部無くなってて……」

「お前……!手紙をずっと持っていたのか!?」

「あ、あぁ」

「馬鹿野郎!どうしてんなもんさっさと捨てねえんだ!」

「い、いや、なんか捨てるのも怖くて一応……」

「いいか、手紙ってのはな、人の想いがこもりやすい道具の1つなんだ。しかもその手紙の相手は半年以上ずっとお前に手紙を渡し続ける異常者だ。どんな想いがこもってるか分からねぇ!二度とそんなことするんじゃねぇぞ!」



ここまで焦り、怒っている正俊(まさと)を俺は今まで見たことが無かった。

そして正俊(まさと)のその言葉に俺は更に怖くなってしまった。



「あ、あぁ。分かった。なら、この手紙はどうしよう。新しくまた届いたんだ」

「!?貸せ!?こんなもん……!」

「あっ!」



正俊(まさと)はその手紙を持っていたマッチで火をつけ燃やしてしまった。



「はぁ……はぁ……秀哉(しゅうや)、気を付けろ。全略女(ぜんりゃくおんな)はお前の家を嗅ぎ付けている。次に何をしてくるか分からねぇ。とにかく常に警戒をしておけ!」

「……分かった。気を付けるよ」



俺が正俊(まさと)と会話をしたのは、それが最後だった。

数日後、正俊(まさと)は急性心筋梗塞で帰らぬ人となってしまった。

葬儀に行った時に棺の中に収まった正俊(まさと)の顔を見たが、その顔は安らかなものではなく、鬼のような形相をした酷い顔だった。


その顔を見て、正俊(まさと)のかつてのクラスメイトや職場の仲間であったであろう人達も驚きの顔を出さずに居られなかった。

そしてその中には、俺の知っている顔もあった。



(あかね)……か?」

「あなたは……樋山秀哉(ひやましゅうや)君、であってる、かな?」



かなり顔は変わったが面影は残っている。

かつて木登り茜と呼ばれた南高5人衆唯一の女子メンバー。

正俊(まさと)と一緒に手紙の件で相談に乗ってもらった人の一人だ。



「合ってるよ。久し振りだな」

「えぇ。本当に。……樋山くん、見た?正俊(まさと)くんの顔」

「見た。酷い顔だ」

「急性心筋梗塞って……しょうがないこととは言え、やり残したはことは沢山あったでしょうね……うっ……うぅ……」



比較的他の人と比べると正俊(まさと)(あかね)は仲はかなり良かった方だと思う。

それ故に、やはりショックが強いのだろう。

しばらく泣き続けた(あかね)の傍に俺は居てやった。

その時、少しだけ会話もした。



正俊(まさと)くん、最近何か変わったことは無かった?……分からないよね。会うことも無いだろうし」

「いや、3日前に一緒に飲みに出掛けたぞ。でも、別にそんな変わったことは…………」



そこまで言って俺は少し悩む。

全略女(ぜんりゃくおんな)は関係無いよな?

殺されたのならいざ知れず、正俊(まさと)は病気だ。

心筋梗塞である以上毒殺でもない。

けれども俺は何故か全略女(ぜんりゃくおんな)が関係しているように思えてしょうがなかった。

俺はそのことを(あかね)に話すことにした。

最後に手紙を燃やしたことも。



「…………あり得ないよ。そんなこと…………」



だが、俺が話を終えると(あかね)顔は異常なまでに真っ青になっていた。

何があり得ないのだと俺は聞く。



全略女(ぜんりゃくおんな)……本名を北条君子(ほうじょうきみこ)って言うんだけど、彼女、数年前に心筋梗塞で亡くなってるの。私も人づてに聞いた話だから詳しいことは知らないけど、亡くなってるのは間違いないはずよ。だから……彼女が秀哉(しゅうや)君の家に……ましてや荒らすなんてことはあり得ない」



全略女(ぜんりゃくおんな)は既に亡くなっている?

それも、正俊(まさと)と同じ心筋梗塞で?

…………俺は既に正俊(まさと)の死が偶然だとは思えなくなっていた。

死んだ全略女(ぜんりゃくおんな)の手紙を燃やされた呪いだと信じ込んでしまっていた。



「ねぇ……変なこと言うようだけど、彼女、今でもあなたのこと好きなんじゃないかな……?それで今尚彼女が送った手紙を発見して、想いを届ける為に新しく手紙を送って、それを燃やした正俊(まさと)君のことを殺して…………ごめん。何言ってるんだろう。縁起でもないよね。ごめん。またね……」



茜はそう言うと自分の家族の元へ戻っていった。



全略女(ぜんりゃくおんな)の、呪い」



俺だけでなく、茜もそう考えた。

俺は気持ち悪くなった。

とにかく今は落ち着きたい。

そう思い、あの居酒屋でとにかく酒を飲み、心を紛らわそうとした。

だが、いくら飲んでもあの日のように酔うことは出来なかった。

俺は仕方なく帰路へつく。

時刻ももう夜中だ。


早く休もう。


そう思い、ポケットから鍵を取り出し鍵を開けてドアノブをひねる。

が、



「?開かない?」



開けたはずなのに、開かない。

何故だ?

少しパニックになりつつも、答えを出す。

鍵を開けっ放しにしてしまっていて、鍵を逆に閉めてしまった?

いや、でもそんな馬鹿な。

あの日に正俊(まさと)に言われてから戸締まりは完璧にしたはずだ。

なら……

誰かが、部屋の中に、侵入した……?

絵も言えぬ恐怖を感じながら、鍵を開け、俺は部屋の中に入る。


少しずつ、ゆっくりと、音を立てずに。

部屋の中に気配は無い。

リビングに到着すると、俺はすぐに電気をつけた。

変化は無い。

他の部屋も見てみる。

何も無い。

トイレも風呂も台所も。

人が隠れれる場所は全て探した。

だが、誰も居ない。

どうやら俺が本当に鍵を閉め忘れていただけのようだ。



「良かった…………」

『何が?』

「!!!!!!???」



ふいに後ろから声がする。

ガラガラの男か女かも分からない声が。

俺はバッと後ろを向くが誰も居ない。

そして前を向くと…………



「!?」



電気が消え、真っ暗になる。

そしてガタガタと家具が震え始める。

ヤバイ。

これはヤバイ。

俺は急いで玄関へ向かい、外に出る。



「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!?」



いや、出れなかった。

扉のすぐ傍に、胸の辺りまで前髪を伸ばした人が立っていたから。



『私の想い、ちゃんと受け取ってくれたんだね。嬉しいよ…………やっと、想いが通じた』

「は!?は!?」

秀哉(しゅうや)君なら理解してくれると信じてた。私が何も言わなくても、私があなたのことを好きだって。だから何も書かなかった。想いは通じるって信じてたから。だから全略としか書かなかった』



俺は冷静な思考が出来る程現状を理解出来なかった。



『嬉しかった。秀哉(しゅうや)君が未だに高校の時に渡したラブレターを持っていたことが。嬉しくて私、全部持って帰っちゃった』



どこに?

とは聞けなかった。



『でもそんなに私のことを想ってくれているのに手紙を全部持って帰るのは忍びなかった。だから新しいのを1つだけ送ったのにあいつはそれを燃やした……!』



正俊(まさと)のことだと俺は思った。



『だから、殺しちゃった。私と同じ死に方で』



こいつは、もう生きていない。



秀哉(しゅうや)君、本当なら私と同じあなたは結ばれる運命なんだけど、残念ながら私は既に死んでしまってこの世には居ない』



逃げなければ。

この先の言葉を聞いてはいけない。



『ダカラ、ワタシトムスバレルタメニ、シンデ!』



だが、それは叶わなかった。

先程とはうって変わった怨みのこもった声と共に、全略女(ぜんりゃくおんな)は長い髪をかき分けその素顔を現した。

その顔は鬼のような形相で、死んだ正俊(まさと)とそっくりの顔をしていた。

俺は迫り来る恐怖に耐えきれず、そのまま意識を放棄した。



「………………ん」

「先生!患者が目を覚ました!」



俺が目を覚まして目に入ってきたのは白く、明るいどこかの病院の病室だ。

とても、落ち着く。


どうやら聞けば俺は玄関で倒れているのを隣の住民が発見してくれて通報してくれたようだ。



「…………よし。意識はハッキリしているね」

「はい」

「全く……酒を飲むのもいいが、飲みすぎは良くないぞ?意識が無くなって後少しで死ぬ所だったんだからな。少し精密検査をして問題が無ければ退院だから、それまで安静にしておくように。いいね?」

「分かりました」



医師はそう言い残すと、一緒にいた看護師と共に部屋を出ていった。

部屋には俺一人だけ。

静かだ。



「結局……なんだったんだろうな」



夢、だったのか?

酔っぱらっていないと思っていたが、どうやら俺は酷く酔っていたらしい。

しかもそのせいで死ぬ寸前とか……

とにかく、何事も無くて良かった……



『ユメジャナイヨ?コロシソコネタダケ。コンドコソ』



☆★☆★☆★☆★☆★☆



『A県A市にある病院で、28歳の男性が急性心筋梗塞により亡くなりました。男性は前日に大量のアルコールを摂取して――――――』





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