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二日目です!よろしくお願いいたします。
神、空に知ろしめす。すべて世は事も無しーー。
ある日の情景に思う。
其処には、会社で突然の転勤を知らせる辞令を前に、困惑する男の姿があった。
愕然としたままの男に、職場の同僚達からは栄転だと祝福の言が述べられる。
思うようにならぬ現状に、本心を話せず耐える姿があった。
人の世は、とかく生きづらく悲しみに満ちている。
心に仮面を付けて笑い、人との距離を図りあぐねている男を見て、神は呟いたーー。
Don't mind!
神はおっしゃった。
気にしない!
とーー。
この日、神の言葉が光となって降り注ぐ。あまねく天地の隅々に幸せを運んだ。
翌年、男は周囲が驚きを隠さないなか、本社に辞表を提出して職場を去ることになった。
男は言う。
別れは世の常。あの時以来、込み上げる感情が溢れると、涙が止まらなくなったと。
この一年間で、他人からの評価といった対人関係の不安や恐れを吹っ切った男は、涙と共に心の中にあったわだかまりを洗い流していた。
後に、その誠実な人柄が多くの顧客に信頼され、トントン拍子に接客業関連のコンサルティング会社を起業した男は、幸福な人生を送る。
晩年、五十の手習いで始めた茶の湯の席で対人関係について語る男は、一期一会の心が肝心と夜咄しに笑った。
初めに言葉があり、言葉は神と共にあり、神は言葉であった。
神の言葉は生きていて、力を持つ。
それ故に、かの日の情景に、神はこう思ったという。
orz すまん
とーー。




