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今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

太陽姫と月王子

作者:杏樹
 あるところに、双子の兄弟がいました。
 その年は、悪い虫がたくさん発生してしまったので、作物が上手く実りそうにありませんでした。
 そこで、双子の兄は、太陽にお願いをしました。
「どうか、秋に実りがもたらされるようにして下さい」
太陽は言いました、
「よし、しっかり日を当てて、作物を育ててあげよう」
 一方、双子の弟は、月にお願いをしました。
「どうか、秋に実りがもたらされるようにして下さい」
月は言いました、
「よし、夜に寒くして、虫を追い払ってあげよう」
 秋になり、無事一年を過ごせるだけの収穫が得られました。双子の兄は、
「僕が太陽にお願いをしたからだ」
と言います。双子の弟は、
「僕が月にお願いをしたからだ」
と言います。しまいには、二人でおおげんかになってしまいました。そしてとうとう双子の兄弟はミクルア大陸の東と西に、分かれてしまいました。それぞれの子孫もまた、それぞれ太陽と月の加護を信じ、その地で生きていきました。
 太陽を信仰するアデンタが東に、月を信仰するナラールが西にいるのは、この双子が東西に分かれたためだと言われています。
第一章
第1章 1
2014/10/12 11:20
第1章 2
2014/10/14 10:34
第1章 3
2014/10/16 09:36
第1章 4
2014/10/17 11:31
第1章 5
2014/10/25 00:12
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