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新たなる仲間の協力

 「さすがにこれはおかしい!」

 「10人も被害者が出てるんだぞ!」

 「時効なんて早すぎる!」

 

 次々に反論の声が鳴り響くニュースがどのテレビ局でも放送している。

 政府は何をやっているのか。政府の考え方が分からない。

 政府は様々な反論に対して1つの答えしかださなかった。

 「我々は、この事件の1つ1つの関係性をとても低いと考えました。そして、事件ではなく事故の可能性が高いという結論に至りました。ですので、事件であってもこの2年何もなかったということで犯人は反省しているということで今回の時効という判断を下しました」

 揺らぐことなく、この一言を…初めから台本があるかのように堂々と政府は人々に告げた。



 

 コンコン…

 「はい。どちらさまでしょうか」

 「朝日奈歌恋(あさひなかれん)様のお宅でしょうか」

 俺を尋ねにくる人なんてそうそういない。ネット通販もしたことないし…何だろう?不思議に思った。

 「哀坂絢美(あわさかあやみ)です」

 哀坂…聞いたことのある名前だった。そう、あの事件の8人目の被害者にして最年少8歳の少女の母だった。

 「どうかしたんですか?」

 「あ…はい今回の政府の結論にどうしても納得がいきませんでした。ですから…」

 「あの、こんなとこで立ち話もなんですからどうぞ中に入ってください」

 俺は玄関でこんな大切な話はいけないと思い絢美さんを中に入れた。

 「どうぞ、コーヒーしかなくてすみません…」

 「あ!いえお気遣いなく。えっと…さっきの話なんですけど…」

 少しドキッとした。俺が単独で捜査をしてることに気がついて来たのかなど、色々なことが脳裏に浮かんだ。

 「何か、あったんですか?」

 「私たち被害者の親族を集めて政府に訴えようと思ってるんです。だからまず、警察所に言いに行こうと思もいまして歌恋さんも一緒に来ていただけないでしょうか」

 「え?警察所ですか?」

 「はい。今回のことはおかしすぎます!私たちが言わず誰が言うですか?ですから一緒に行きませんか?」

 俺には迷う意味がなかった。

 「はい。分かりました!いつですか?」

 「明日なんては空いてないですか?」

 「大丈夫ですよ。明日ですね」

 「はい。明日3時頃にまたきます。では、よろしくお願いします」

 この話が終わったらサクサク~と絢美さんは帰っていった。





 

 もうすぐ予定の3時だ…翔は不規則にカウントされる数字をすべてカレンダーに書きだしておいてくれるそうでこのユイ太さんとのことはすべて翔にまかせた。


 コンコン…「絢美です。歌恋さん行きましょう!」

 


 俺と絢美さん、他に5人ほどで警察所に向かった。


 

 「今回の政府の結論はどう考えてもおかしすぎます…」

 絢美さんは長々と警察の方に訴えた。警察も、もう嫌だという顔で絢美さんを引きとめた。

 「そういう苦情は受け付けておりませんのでお引き取りください」 

 「私の娘は犯人に殺されたんですよ!被害者が出てるんです!こんなの卑怯だ!ただ警察は逃げているだけです!私たち一般市民は警察を頼るしかないんです…だからどうか私たちを見捨てないで…」

 

 ポロッ…

 絢美さんから涙があふれた。周りにいた人々を震撼させるほどの思いがあふれるようなものだった…



 チョイチョイ  別の刑事さんが俺を手招きで呼んだ。ユイ太さんのことを教えてくれた刑事さんだった。

 「歌恋くん、ちょっといいかな?」

 「あ、はい。どうかしましたか?」

 「この事件、どうして時効になったのか私たちもまったく聞かされてないんだ。完全に独断で決定されたような感じでね、私たちも発表の前日に知らされかなり困ってるんだよ」

 嘘だろ!っと言いたくなった。この動揺を隠すことが出来なかった…

 「ちょっと場所を変えようか…ここでは少しまずいかもしれないから」

 「はい。わかりました…」


 場所を変えて取り調べ室に移動した。かなり居心地が悪かった。何か自分が悪いみたいで…

 「どういうことですか?警察も知らない時効判断って!」

 「わからない。けど、上の方の独断決定だから政府の上の方とは繋がってるって考えるのがふつうだよね。それに、この事件…考えたくないけど警察の中または関係者が犯人ってことも考えられるてか、これが一番確率的に高い。私はこう考えるけど歌恋くんはどう思う?」

 いきなり言われても頭が混乱して何も考えることができない。刑事さんの言うことは確かに分かるけど現実味がありすぎてどこか怖かった…

 「…俺は…どうしたらいいんですか…」

 「私も何をしたら正解なのか分からない。このまま時効をほっとけば2年もたつと何事もなかったようにみんなが生活していくだろう。けど、人が亡くなっているのは事実。この事実は警察としてほっとくわけにはいかないと思う。人一人助けれないなんて…警察なんて名乗ってられない」

 刑事さんの言葉一つ一つには重みがあって心を突き刺さすようなそんな意志の意思の強さが感じられた。

 「あの刑事さん、何かあったら連絡ください!お願いします!」

 「はは、いい目の輝きだね! そういえばまだ名乗ってなかったね、私の名前は皇皓留(すめらぎひかる)。皓留とでも呼んでくれればいいから」

 刑事さん…いや皓留さんにも協力してもらいこの事件の本当の謎を解き明かすことにした。

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