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空の唱 第4部(非題)
空っぽで空ろな空 そんな詩の下で
太陽と月は ゴミ箱行きだ
夢の花園が ここ行く先に
そうとも知らず 今日も色が移りゆく
二年経っても三年経っても 失敗続き
最愛の恋人亡くした 月の恋人
燃えないゴミを愛する うつの哲学者
そんな三人 我が子供たち
何を焦るか 何を哀れむ
何を綴るか 何を唱おう
空そのものに 色はない
そう言うおまえは 木偶の坊
太陽と月は 他の星
そうとも知れず 空は綺麗だ
「カラ」でも「ウツ」でも それよりも
空っぽで空ろな 「空」の唱