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世界女王は、彼にだけ勝てない  作者: てへろっぱ


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32/45

第三十二話 正解を見てから、間違える


第二試合開始。


三。


二。


一。


開始。


Aegisが、先に動いた。


星野ミカは追わなかった。


止めようともしなかった。


まず見る。


Aegisの一人が左高所へ。


一人が中央。


一人が右資源へ続く通路。


第一試合とは違う。


Crownlessの初動を先回りして潰すのではない。


最初から、三つの勝利条件へ一人ずつ触れる配置。


ミカが左高所へ行けば止める。


ユイが中央を作れば争う。


レナが右へ出れば資源への道を潰す。


どこへ来ても対応できる。


Aegisは、Crownlessが第一試合で見せた三つの一歩を、最初から分けて待っていた。


月城ユイは動かない。


黒瀬レナも。


ミカも。


実況が早くも反応する。


Crownless、開幕から動きません! 第一試合でも停止を使いましたが、Aegisはすでに三方向へ展開しています!


解説。


今回は空振りさせにくいですね。Aegisが一つの答えへ集まらず、最初から役割を分散しています。


Aegisの中央制圧率が上がり始める。


一パーセント。


二。


三。


ユイ。


見えました。


レナ。


うん。


ミカ。


はい。


Aegisは、三人で同じ答えを出していない。


第一試合の終盤。


Crownlessが担当を交換したことで、Aegisの判断同期がわずかに崩れた。


だから今回は、最初から一人ずつ別の選択肢を潰している。


正しい修正。


速い。


無駄がない。


ユイ。


次。


ミカはマップを見る。


左高所には、すでに相手。


中央にも。


右にも。


どこへ行っても、一対一。


最適な一歩を選ぶなら。


ミカは左以外へ動くべきだ。


射線役同士の一対一を避け。


中央へ圧を出すか。


右へ支援する。


だが。


ミカ。


左。


レナが少し驚く。


レナ。


相手いるよ。


ミカ。


はい。


ユイは何も止めなかった。


ユイ。


私は後ろ。


レナ。


私は中央。


三つの一歩。


ミカは、相手が待っている左へ。


ユイは後ろへ。


レナは中央へ。


Aegisがすぐ反応する。


左高所の選手は、そのままミカを迎える。


中央の選手はレナへ。


右の選手は、動かないユイを警戒しながら資源通路を維持。


三人とも正しい。


ミカは左高所の入口へ入る。


正面には相手。


先に位置を取られている。


撃ち合えば不利。


ミカは一発撃った。


相手ではない。


横の遮蔽物。


破壊。


だが、それだけ。


射線は開かない。


むしろ自分の隠れる場所が減った。


実況。


星野選手、自分側の遮蔽物を破壊しました! これは何を狙っているのでしょうか!


Aegisの選手は、迷わずミカへ圧をかける。


正しい。


遮蔽物を失ったミカは下がるしかない。


一発被弾。


体力が削れる。


レナ。


ミカ。


ミカ。


大丈夫です。


胸は熱い。


撃ち返したい。


自分から不利な左へ行った。


遮蔽物まで壊した。


間違った動きに見える。


実際。


今の一歩だけなら間違いだった。


ユイ。


次。


ミカ。


後ろ。


ユイ。


左。


レナ。


前。


ミカは一歩下がる。


ユイが左へ。


レナが中央前へ出る。


Aegisは即座に対応した。


ミカを見ていた左高所の選手は。


下がったミカを追わない。


代わりに、左へ来たユイを止める。


中央の選手はレナへ。


右の選手は資源を維持。


また正しい。


だが。


ミカは、先ほど壊した遮蔽物の跡を見る。


ユイの位置から。


細い道が見える。


本来なら壁で隠れていた。


左高所の裏側。


相手の足元。


ミカは撃たない。


今はユイが見ている。


ユイ。


左高所の裏、見えます。


ミカ。


託します。


ユイ。


受け取りました。


ユイは支援を置いた。


普段なら戻り場所にする支援。


だが、今は相手の足元。


直接攻撃ではない。


一瞬だけ移動を遅らせる。


Aegisの左高所役が、支援を避ける。


半歩右へ。


その半歩で。


ミカの射線が通った。


ミカ。


見えました。


一発。


命中。


Aegisの選手が下がる。


左高所が少し空く。


ミカは取りに行かなかった。


撃っただけ。


ユイも入らない。


Aegisは、すぐに別の選手を左へ寄せる。


中央の一人が、レナを見ながら左へ重心を移す。


レナの前が少し薄くなる。


レナ。


前、行ける。


ユイ。


行きません。


レナ。


行けるのに?


ユイ。


はい。


レナは止まった。


Aegisは、レナが入ると思っていた。


薄くなった中央。


普通なら取る。


正しい一歩。


だがCrownlessは進まない。


中央のAegis選手が、レナを待ったまま一瞬止まる。


左へ完全には寄れない。


中央も捨てられない。


その間。


右資源が有効化された。


Aegisの右担当が端末へ触れる。


取得率。


十パーセント。


ミカの胸が少し焦る。


こちらはまだ、勝利条件へ触れていない。


Aegisは着実に取っている。


第一試合と同じ。


こちらが相手の答えを見ている間に。


数字が進む。


レナ。


右取られる。


ユイ。


見ています。


レナ。


行かない?


ユイ。


まだです。


取得率。


二十。


三十。


Aegisは焦らない。


右の一人が取得。


左の二人は、ミカ、ユイ、レナの三人を止める。


人数が少ないように見える。


だが、位置が良い。


ミカたちが右へ向かえば。


中央と左を経由しなければならない。


その道を二人で見ている。


正しい配置。


ユイ。


次。


ミカ。


中央。


ユイ。


中央。


レナ。


右。


ミカとユイは中央へ。


レナは右へ。


Aegisが反応する。


中央の一人がミカとユイへ。


左高所の一人が、レナの右移動を撃つ。


資源取得役は動かない。


ミカとユイが同じ中央。


一人で二人を止められるか。


普通なら難しい。


だがAegisの選手は、攻撃しなかった。


中央の狭い通路へ射線を置く。


二人とも進めない。


正しい。


レナも、左高所からの射線で止まる。


取得率。


四十。


五十。


ミカ。


撃ちたいです。


ユイ。


理由は?


ミカ。


中央の一人を動かしたい。


ユイ。


実行してください。


ミカが撃つ。


中央の一人へ。


相手は避ける。


しかし下がらない。


ミカとユイの道を塞ぐ位置を維持したまま。


最小限の動き。


レナ。


私も行く。


ユイ。


右ですか?


レナ。


違う。中央。


事前に出した一歩は右。


だが、レナは中央へ向きを変えた。


Aegisの左高所役が反応する。


レナを追うように射線を変える。


今までミカとユイを止めていた中央役も。


三人目のレナを見て、少し位置を下げる。


三対一は危険。


正しい判断。


だが。


レナは中央へ入らなかった。


中央の外。


相手の間合いぎりぎりで止まる。


レナ。


殴りたい。


ユイ。


保留。


ミカ。


受け取りました。


三人が中央へ集まったように見える。


Aegisの二人も、中央へ意識を寄せる。


右資源は一人で取得を続ける。


六十パーセント。


七十。


ユイが言った。


ユイ。


次。


ミカ。


後ろ。


ユイ。


後ろ。


レナ。


後ろ。


三人とも、一歩下がった。


Aegisの二人は追わない。


正しい。


中央と右資源を守ればいい。


Crownlessが下がるなら。


勝利条件が進む。


取得率。


八十。


レナ。


本当に取らせるの?


ユイ。


はい。


ミカの胸も不安だった。


第一試合。


Aegisへ先行を許しすぎた。


その差を最後まで返せなかった。


また同じことをしているように見える。


ユイも、きっと怖い。


だが。


彼女は止めない。


取得率。


九十。


百。


右資源。


Aegis獲得。


戦術ポイント、一。


中央制圧率も上がる。


Aegis、十五パーセント。


Crownless、ゼロ。


実況。


Aegis、第二試合も先行! Crownlessは大きく動かず、右資源を明け渡しました!


解説。


第一試合と似た展開です。Crownlessは何かを見ているようですが、数字では再び遅れています。


ミカは深く息を吸った。


遅い。


また。


でも今回は。


ただ遅れているわけではない。


Aegisの三人が出した答えを見ている。


右資源を取る時。


一人が取得。


二人が道を止める。


Crownlessが中央へ集まれば、二人も中央へ。


Crownlessが下がれば、追わない。


すべて正しい。


そして。


Aegisは一度も、取得役を交代しなかった。


右担当は最後まで端末にいた。


ユイも気づいている。


ユイ。


Aegisは、最初の役割を維持しました。


レナ。


途中で変えなかった。


ミカ。


変える必要がなかったから。


ユイ。


はい。


Aegisは、Crownlessの動きに対応していた。


だが。


最初に決めた大きな役割までは変えていない。


左高所役。


中央役。


右資源役。


その中で微調整しただけ。


なぜなら。


それで正解だったから。


ユイ。


次の資源は左です。


ミカ。


同じ形を使いますか。


ユイ。


Aegisは使います。


レナ。


こっちは?


ユイ。


間違えます。


レナ。


また?


ユイ。


はい。


ユイの声は静かだった。


ユイ。


今度は、最初から。


次の資源有効化まで二十秒。


Aegisが動く。


先に。


一人が左資源。


一人が中央。


一人が右から、Crownlessの移動を止める位置。


第一試合の初動に近い。


正しい。


左資源を取るための最短配置。


Crownlessは、それを見た。


ユイ。


次。


ミカ。


右。


ユイ。


右。


レナ。


右。


三人とも。


資源と逆方向。


会場がざわめく。


実況。


Crownless、左資源とは反対の右へ全員移動! これは資源を再び捨てるのでしょうか!


Aegisは即座に判断する。


左資源役はそのまま端末へ。


中央役と右役が、Crownless三人を止める。


二対三。


だが、Crownlessは右へ固まっている。


二人では止めにくい。


Aegisの左資源役は、戻るべきか。


それとも取得を続けるか。


正解は。


取得を続ける。


Crownlessが右へ三人集まっても。


勝利条件は左資源。


残り二人が時間を稼げばいい。


Aegisはそう動いた。


正しい。


ミカたちの前に二人。


一人が射線。


一人が近距離。


左資源では取得が始まる。


十パーセント。


ユイ。


次。


ミカ。


前。


ユイ。


前。


レナ。


前。


三人とも前。


今度は同じ理由だった。


右側を突破する。


Aegisより人数が一人多い。


二人を押し切れる。


だが正面なら、Aegisの連携が上。


ミカが撃つ。


Aegisの射線役が避ける。


レナが入る。


近距離役がカウンター。


ユイが支援。


相手二人が同時に下がる。


完璧。


三人でも突破できない。


左資源取得率。


二十。


三十。


ユイ。


次。


ミカ。


前。


ユイ。


止まる。


レナ。


後ろ。


ミカだけ前。


ユイが止まり。


レナが下がる。


Aegisは、ミカ一人の前進へ射線役を残す。


近距離役はユイとレナの間へ。


正しい。


ミカは一人で進む。


撃たれる。


一発被弾。


それでも下がらない。


レナ。


ミカ。


ミカ。


大丈夫です。


左資源、四十。


ミカは相手を撃たなかった。


右側の環境制御装置。


小さな可動床のスイッチ。


そこへ一発。


装置が起動する。


右通路の床が、中央側へ少し移動する。


大きな効果ではない。


Aegisの二人も、すぐに位置を修正。


正しい。


だが。


ミカはもう一発。


今度は別のスイッチ。


右通路の遮蔽物が一つ下がる。


ユイの視界が開く。


ユイは支援を置く。


相手ではない。


移動した床の上。


レナがそこへ乗る。


Aegisはレナが前へ来ると判断する。


近距離役がレナへ。


射線役がミカを維持。


正しい。


レナは前へ行かなかった。


移動床に乗ったまま。


中央方向へ流される。


自分で走らず。


環境に運ばれる。


Aegisの近距離役は、レナを追う。


だが、床の速度と角度が変わる。


一歩。


遅れる。


レナが中央の横へ出る。


ユイ。


次。


ミカ。


後ろ。


ユイ。


左。


レナ。


左。


ミカが下がる。


ユイとレナが左へ。


左資源。


Aegisの取得役が一人。


中央役は、今まで右でCrownlessを止めていた。


移動床を使ったレナが。


想定より早く中央を抜ける。


ユイも、その後ろを通る。


二人が左資源へ向かう。


Aegisはすぐ反応した。


右側の二人が戻る。


速い。


正しい。


だが。


距離がある。


Crownlessが間違った右へ全員行った分。


Aegisは右へ二人を寄せた。


その後。


Crownlessは環境を使って左へ。


最短ではない。


遠回り。


間違った進路。


それでも。


Aegisの正解を、一度右へ引きつけた。


左資源取得率。


五十。


六十。


ユイとレナが到着する。


Aegis取得役が二人を止めようとする。


一対二。


レナが前へ。


相手はカウンター。


ユイが支援。


相手が下がる。


端末から離れる。


取得中断。


六十八パーセント。


実況が声を上げる。


Crownless、左資源へ到達! 一度反対側の右へ全員で動き、移動床を使って大きく回り込みました!


解説。


効率は悪いです。しかしAegisの残り二人を右へ引きつけた分、取得役が孤立しました!


ミカはまだ右側。


Aegisの二人と向き合っている。


正確には。


二人は左へ戻ろうとしている。


ミカ一人を置いて。


ミカなら追ってくる。


あるいは、右から射線を通す。


そう判断する。


ミカは追わなかった。


右に残る。


レナ。


ミカ、来ない?


ミカ。


右を託されています。


ユイ。


何が見えますか。


ミカは右側を見る。


Aegisが最初に置いた役割。


左資源役。


中央役。


右から妨害する役。


今。


左資源役はユイとレナの前。


中央役は左へ戻る。


右役も左へ戻ろうとしている。


右が完全に空いた。


そして。


右側には、中央へ繋がる高い移動床。


ミカが起動した二つの装置で。


位置が変わっている。


そこから。


左資源端末の奥が見える。


細い。


遠い。


だが。


射線が通る。


ミカ。


見えました。


ミカは撃つ。


一発。


左資源を守るAegisの選手へ。


遠距離。


想定外の右側から。


弾が当たる。


相手の体力が削れる。


ユイ。


受け取りました。


レナ。


行く。


レナが前へ。


相手はレナへ対応したい。


だが、ミカの射線もある。


右側から。


本来なら存在しない角度。


相手が一歩下がる。


ユイが端末へ入る。


取得開始。


Crownless。


十パーセント。


Aegisが残した六十八パーセントは消えている。


最初から。


でも。


Crownlessは触れた。


Aegisの残り二人が戻る。


速い。


ミカの射線を切る役。


ユイを止める役。


レナへ近距離。


三人。


また正しい形。


ユイ。


次。


ミカ。


止まる。


ユイ。


後ろ。


レナ。


前。


ミカは右で止まる。


ユイが端末から一歩下がる。


レナが前。


Aegisは、ユイが取得を続けないことに一瞬反応が遅れる。


端末を奪い返せる。


正しい。


一人が端末へ入る。


残り二人がレナとミカの射線へ。


ユイは後ろへ下がった。


取得率。


Crownless、二十二パーセントで停止。


Aegisが取得開始。


だが。


ユイは端末を守っていない。


レナも、端末の敵を殴らない。


ミカも撃たない。


三人が見ているのは。


端末から離れた二人。


Aegisの支援役と射線役。


ユイ。


交換します。


レナ。


誰を?


ユイ。


資源を守っていない二人です。


ミカは右側から射線。


レナは正面。


ユイは後方から支援。


端末へ触れている一人ではない。


その周り。


Aegisは、資源取得役を守るため。


残り二人が最適位置へ入っている。


だから。


その二人を動かす。


ミカが射線役の足元を撃つ。


レナが支援役へ圧を出す。


ユイが二人の間へ支援。


Aegisは正しく動く。


射線役はミカへ対応。


支援役はレナを止める。


取得役は端末を継続。


正しい。


取得率。


Aegis、十。


二十。


ユイ。


次。


ミカ。


前。


ユイ。


前。


レナ。


後ろ。


ミカが右の移動床から前へ。


ユイが正面から前。


レナが一歩下がる。


Aegisはミカとユイへ対応。


レナを止めていた支援役が、ユイへ。


射線役はミカ。


取得役は端末。


レナの前が空く。


レナは下がった一歩を。


そのまま横へ変えた。


Aegisの取得役の背後。


近距離。


レナ。


殴りたい。


ユイ。


実行してください。


一撃。


Aegisの取得役が端末から弾かれる。


取得中断。


三十二パーセント。


レナは追わない。


ユイが端末へ。


Crownless取得再開。


二十二パーセントから。


二十五。


三十。


Aegisはすぐに役割を交換する。


被弾した取得役が後ろ。


支援役が端末へ。


射線役がミカ。


正しい。


だが。


役割を交換するたび。


誰かが一歩動く。


Crownlessはその一歩を見てから動く。


ユイ。


次。


ミカ。


後ろ。


ユイ。


止まる。


レナ。


右。


ミカが下がり。


ユイが端末で止まり。


レナが右へ。


Aegisはレナの右を警戒。


支援役が端末取得を諦め、レナへ。


ユイの前が空く。


取得率。


四十。


四十五。


Aegisの射線役がユイへ切り替える。


ミカへの圧が消える。


ミカ。


次。


ミカ。


左。


ユイ。


後ろ。


レナ。


止まる。


ミカが左へ射線を変える。


ユイが端末から下がる。


レナが止まる。


Aegisはユイが離れた端末へ入る。


正しい。


だが。


ミカの新しい射線。


今度は端末そのものではない。


端末へ向かう支援役の退路。


撃つ。


相手が戻れない。


レナが止まった位置から、別の一人へ圧。


Aegisの三人が、一度ばらける。


ユイは端末へ戻らない。


代わりに。


中央へ走った。


レナ。


資源は?


ユイ。


託します。


ミカ。


誰に?


ユイ。


Aegisに。


また。


相手に託す。


Aegisは端末へ一人。


残り二人は、ミカとレナへ。


ユイが中央へ行く。


中央は空いている。


Aegisは正しく判断する。


資源を取りながら。


一人を中央へ戻す。


一人でミカとレナを見続ける。


役割を分ける。


ユイは中央へ入る。


Aegisの一人が追う。


一対一。


ユイが支援を置く。


相手が避ける。


中央制圧率。


Crownless、一。


二。


三。


左資源取得率。


Aegis、四十。


両方が進む。


ミカは右移動床。


レナは左資源外。


Aegisの一人が、二人をまとめて見ている。


人数では不利。


でも位置が良い。


ミカ。


次。


ミカ。


中央。


レナ。


中央。


ユイ。


止まる。


ミカとレナが中央へ向かう。


Aegisはすぐに反応。


左資源取得役は残る。


二人が中央へ。


正しい。


中央を三対三にする。


資源も一人で進める。


だが。


ミカとレナは中央へ行かなかった。


途中で止まる。


ユイだけが中央。


Aegisの二人は、中央へ戻った。


ミカとレナの前が空く。


レナ。


資源戻る。


ミカ。


私は左射線。


二人が左資源へ。


Aegisはまた動き直す。


中央へ戻った二人が左へ。


ユイの前が空く。


中央制圧率。


十。


十五。


左資源。


Aegis、五十。


レナが端末へ圧。


ミカが射線。


取得役が端末を離れる。


Aegis取得中断。


ユイの中央は進む。


二十。


二十五。


Aegisは正しい答えを出し続ける。


中央を止める。


資源を守る。


ミカとレナを止める。


だが。


Crownlessは、一つの勝利条件を最後まで守らない。


資源へ行く。


捨てる。


中央へ行く。


戻らない。


また資源。


最適ではない。


効率も悪い。


何度も途中まで。


何度も捨てる。


Aegisは、そのたびに正しい答えへ動く。


動き続ける。


中央制圧率。


Crownless、三十。


左資源取得率。


両チームとも中断。


Aegisの中央制圧は十五。


戦術ポイントはAegis一。


数字では。


まだAegisが上。


だが、第一試合と違う。


開始から一分を過ぎても。


Aegisは完成した形を作れていない。


実況が声を上げる。


両チーム、中央と資源を何度も切り替えています! Aegisは正確に対応していますが、Crownlessが勝利条件を固定しません!


解説。


Crownlessは自分たちも途中で捨てています。効率は悪いですが、Aegisに一つの守備形を完成させていません!


レナの呼吸が少し荒い。


レナ。


しんどい。


ミカ。


私もです。


ユイ。


私も。


一歩。


次。


また一歩。


何度も。


完成させない。


Crownless自身も疲れる。


Aegisも。


だがAegisの方が動きは正確。


体力の消費管理も上。


長く続けば、Crownlessが先に崩れる可能性が高い。


ユイもわかっている。


ユイ。


次の環境変化まで十五秒。


ミカ。


何ですか。


ユイ。


視界制限です。


暗転。


第一試合でも経験した。


視界が狭くなる。


Aegisは事前共有が強い。


見えなくても。


決めた動きができる。


むしろ有利。


Crownlessは、次の一歩を見て決める。


見えなければ。


遅れる。


レナ。


最悪。


ユイ。


はい。


Aegisも同じことを理解している。


暗転前。


三人が初めて大きく位置を変えた。


左。


中央。


右。


視界が落ちた後。


それぞれ勝利条件へ触れる配置。


資源。


中央。


Crownlessへの分断。


完璧。


ユイ。


暗転後、Aegisは事前の役割を維持します。


ミカ。


見えなくても。


ユイ。


はい。


レナ。


こっちは見てから動けない。


あと五秒。


四。


三。


ミカはマップを見る。


暗くなる前。


最後に見えたAegisの答え。


左資源に一人。


中央に一人。


右からCrownlessを分断する一人。


正しい。


暗転。


画面が暗くなる。


視界が狭まる。


Aegisが動く。


迷わず。


左資源取得開始。


中央制圧開始。


右から圧。


同時。


実況。


暗転と同時にAegisが三条件へ! 迷いがありません!


Crownlessは止まった。


見えない。


相手の次がわからない。


だが。


最初の答えは見た。


ミカ。


左資源に一人。


ユイ。


中央に一人。


レナ。


右に一人。


三人は共有する。


ユイ。


次。


ミカは考えた。


正解なら。


ミカは左資源へ射線。


ユイは中央。


レナは右。


一人ずつ対応。


Aegisと同じ形。


完成度で負ける。


なら。


間違える。


ミカ。


右。


ユイ。


左。


レナ。


中央。


全員。


担当をずらす。


ミカは右へ。


ユイは左。


レナは中央。


見えない暗闇。


Aegisの配置と。


Crownlessの役割が交差する。


右。


ミカの前にいるのは、分断役。


射撃への対応を想定していない近距離寄りの位置。


ミカの射線が通る。


左。


ユイの前にいるのは資源取得役。


支援妨害を想定していない。


端末へ集中している。


ユイが足元へ支援。


中央。


レナの前にいるのは中央制圧役。


近距離のカウンター役ではない。


レナが圧を出す。


Aegisの三人が。


それぞれ想定していた相手と違うCrownlessを受けた。


一瞬。


判断が止まる。


暗闇。


互いの姿も見えにくい。


共有するには。


状況を言葉にしなければならない。


Aegisは普段、ほとんど話さずに動く。


同じものが見えているから。


だが今。


三人が違う相手を見ている。


Aegisの通話は外には聞こえない。


それでも。


初めて。


三人の動きが明確に止まった。


ミカ。


見えました。


撃つ。


右の分断役へ一発。


命中。


相手が下がる。


ユイ。


止めました。


左資源取得役を支援で端末から押し出す。


レナ。


動かした。


中央制圧役を近距離圧で下がらせる。


三つの勝利条件が。


同時に停止。


会場が沸く。


実況。


Crownless、暗転の中で担当を完全に交換! Aegisの三人が、それぞれ想定と違う相手を受けています!


解説。


Aegisの共有が一瞬遅れました! 視界がないため、互いの状況を確認する必要が生まれています!


ユイ。


次。


ミカ。


中央。


ユイ。


中央。


レナ。


中央。


三人が中央へ。


暗闇の中。


Aegisは、それぞれの場所から戻る。


だが。


誰が先に中央へ。


誰が資源を守る。


誰がCrownlessを止める。


直前の役割が崩れている。


正しい答えを共有するまで。


一秒。


Crownlessが先に中央へ入った。


ミカが射線。


ユイが支援。


レナが圧。


三人。


いつもの形。


いや。


戻ったのではない。


進んだ結果。


中央で噛み合った。


中央制圧率。


三十一。


三十五。


四十。


Aegisが戻ってくる。


暗闇の中でも速い。


一人がミカ。


一人がユイ。


一人がレナ。


個別対応。


正しい。


だが。


Crownlessはすぐに次を出す。


ユイ。


次。


ミカ。


左。


ユイ。


止まる。


レナ。


右。


ミカが左。


レナが右。


ユイが中央に止まる。


Aegisは担当を追う。


ミカへ一人。


レナへ一人。


ユイへ一人。


暗闇。


三人とも。


自分の相手しか見えない。


ミカ。


交換します。


レナ。


受け取った。


ユイ。


実行。


ミカは自分の相手を撃たない。


暗闇の向こう。


レナを追う相手の足元へ射線。


レナはミカの相手へ圧。


ユイは二人の間へ支援。


Aegisの担当がまた崩れる。


見えない。


互いに、どの相手を追っているかわからない。


一秒。


二秒。


Aegisの連携が遅れる。


中央制圧率。


四十五。


五十。


五十五。


第一試合で。


Aegisが九十三まで進めた数字。


今は。


Crownlessが先に五十五。


暗転終了まで、残り十秒。


Aegisは、ついに全員で中央へ集まった。


個別対応を捨てる。


同じ場所。


同じ答え。


暗闇でも確実に三人が揃う方法。


正しい。


三対三。


中央。


完成度ならAegis。


ユイ。


下がります。


レナ。


中央捨てる?


ユイ。


はい。


ミカ。


どこへ。


ユイ。


見えない場所へ。


三人が中央から離れる。


左。


右。


後ろ。


Aegisは中央へ入る。


制圧を止め。


自分たちの制圧を始める。


正しい。


Crownless、五十八で停止。


Aegis、十六から上昇。


暗闇終了。


視界が戻る。


Aegisの三人は中央に揃っている。


Crownlessは。


ミカが左資源。


レナが右通路。


ユイが中央後方。


三つの場所。


Aegisはすぐに判断する。


ミカの左資源。


レナの右圧。


ユイの支援。


誰を止める。


勝利条件。


左資源が有効。


中央制圧も進行中。


Aegisは二人を左へ。


一人を中央維持。


正しい。


ミカが左資源へ触れる。


取得開始。


レナは右から、左へ行くAegis二人の背後へ圧。


ユイは中央後方から。


中央の一人ではなく。


左へ向かった二人の退路へ支援。


Aegisの二人が左資源へ届く。


ミカを止める。


一人が射線。


一人が端末へ。


レナが後ろから近づく。


ユイの支援が退路を狭める。


挟む。


だが、Aegisはすぐに正しい答えを出す。


端末役がレナへ。


射線役がミカ。


中央役がユイへ圧。


三方向。


また個別対応。


速い。


ミカの取得率。


二十。


二十五。


止められる。


レナも入れない。


ユイの支援も切られる。


Aegisが形を戻した。


実況。


視界が戻るとAegisも即座に修正! Crownlessの左資源取得を止めに来ます!


ミカの胸が焦る。


暗転の優位は終わった。


また正しいAegis。


だが。


中央制圧率。


Crownless、五十八。


Aegis、二十五。


資源取得。


Crownless、二十五で中断。


戦術ポイント。


Aegis、一。


Crownless、ゼロ。


まだAegis有利。


でも。


第一試合のような絶望的な差ではない。


時間も残っている。


ユイ。


次。


ミカ。


後ろ。


ユイ。


前。


レナ。


止まる。


一歩。


また。


Aegisの答えを見る。


その外へ。


間違った一歩。


効率の悪い道。


途中で捨てる勝利条件。


役割の交換。


Aegisはすべてに正しく対応する。


だが。


対応する回数が増える。


三人の体力。


集中力。


移動距離。


少しずつ。


小さな遅れが出る。


試合時間、残り一分。


中央制圧率。


Crownless、六十五。


Aegis、五十。


戦術ポイント。


Aegis、一。


Crownless、二。


次の資源をCrownlessが取れば。


戦術ポイント最大で勝利。


Aegisは中央制圧を進めれば。


残り五十で逆転。


どちらも勝ち筋がある。


Aegisは、正しく分かれた。


一人が左資源。


二人が中央。


資源を止め。


中央を進める。


Crownlessは。


ミカが左。


ユイが中央。


レナが右。


一人ずつ。


また個別対応。


Aegisが最も得意な形。


ユイ。


次。


ミカ。


中央。


ユイ。


左。


レナ。


左。


ミカが中央。


ユイとレナが左資源へ。


Aegisは対応する。


中央の二人のうち一人がミカ。


一人が左へ。


資源役も左。


二対二。


中央一対一。


正しい。


ミカの前には。


Aegisの中央役。


一対一。


中央制圧率。


Crownless、六十五。


Aegis、五十五。


ミカが中央を守らなければ。


差が縮む。


撃ち合い。


相手は強い。


だが射撃ならミカ。


倒せるかもしれない。


ミカ。


撃ちたいです。


ユイ。


理由は?


ミカ。


中央を守りたい。

それと、一対一で勝ちたいです。


正直に言った。


ユイの返事。


ユイ。


両方受け取りました。

勝つ方だけ使ってください。


ミカ。


はい。


相手が撃つ。


ミカも。


一発ずつ。


互いに当たる。


ミカは追わない。


中央制圧範囲から相手を動かす。


足元。


退路。


射線。


相手が下がる。


Crownlessの制圧率が再開。


六十六。


六十七。


左資源。


ユイとレナ対Aegis二人。


レナが前へ。


一人が止める。


ユイが端末へ。


もう一人が支援で押す。


取得できない。


ユイ。


次。


レナ。


後ろ。


ユイ。


前。


ミカ。


止まる。


レナが下がる。


ユイが前。


ミカは中央で止まる。


Aegisの左二人は、ユイへ対応。


レナが下がった分。


一歩。


距離が空く。


だがレナは、そこから走らない。


右へ。


資源端末の外側。


Aegisの二人から見えにくい角度。


ユイが前で止められる。


ミカは中央。


レナは遠い。


Aegisにとって。


ユイ一人を押し出せば資源を守れる。


正しい。


二人ともユイへ。


その瞬間。


レナが横から入る。


殴らない。


端末へ触れた。


取得開始。


十。


二十。


Aegisの二人がレナへ。


ユイの前が空く。


ユイも端末へ。


二人で取得。


速度が上がる。


三十。


四十。


Aegisが一人ずつ分ける。


ユイへ。


レナへ。


正しい。


だが。


ミカの中央が進む。


七十。


七十五。


中央のAegis選手は焦る。


自分一人でミカを止めなければ。


相手が前へ出る。


ミカの射線へ。


ミカは撃つ。


当てる。


相手は下がらない。


中央を止めるため。


もう一発。


ミカは撃たなかった。


代わりに一歩下がる。


中央制圧を少し譲る。


相手が入る。


Aegisの制圧率が上がる。


六十。


ミカは相手を中央へ深く誘う。


左資源から遠くなる位置。


相手は正しく判断する。


中央を取れば勝ち筋。


ミカを追わず。


制圧範囲に残る。


だが。


その位置からは。


左資源へ支援できない。


ユイとレナ。


二対二。


完全な対面。


資源取得率。


五十。


六十。


Aegisの二人が正確に止める。


ユイが押し出される。


レナがカウンターを受ける。


取得中断。


六十四パーセント。


残り時間、二十五秒。


Aegis中央、六十五。


Crownless中央、七十五。


資源はCrownless六十四で停止。


どちらも遠い。


時間切れなら。


中央制圧率でCrownlessが上。


Crownlessが勝つ。


Aegisも気づく。


中央の一人がミカを押す。


左の二人は、資源を守るのをやめた。


中央へ戻る。


三人で中央。


最後に制圧率を逆転する。


正しい。


ユイ。


来ます。


レナ。


追う?


ユイ。


いいえ。


ミカ。


では。


ユイ。


資源を取ります。


Aegis三人が中央へ。


ミカ一人。


ユイとレナは左資源。


中央。


三対一。


資源。


二人だけ。


Aegisは中央制圧を進める。


六十六。


六十八。


七十。


Crownlessは七十五。


あと五で並ぶ。


左資源。


ユイとレナが端末へ。


六十五。


七十。


勝利には百。


残り十五秒。


どちらが早い。


Aegis中央。


七十二。


七十四。


Crownlessに並ぶ。


七十五。


七十六。


Aegis逆転。


左資源。


七十五。


八十。


実況が叫ぶ。


最後は速度勝負! Aegisは中央制圧、Crownlessは左資源! どちらが先に勝利条件へ届くか!


ミカは中央で三人を相手にする。


倒す必要はない。


一秒。


一パーセントでも止める。


ミカ。


撃ちたいです。


ユイ。


すべて使ってください。


ミカは撃つ。


一人の足元。


二人目の進路。


三人目の遮蔽物。


当てる。


動かす。


中央制圧率の上昇が一瞬止まる。


Aegis、八十。


左資源、八十五。


Aegisの一人がミカを撃つ。


被弾。


体力が減る。


ミカは下がらない。


もう一発。


相手を一人、制圧範囲外へ。


速度が落ちる。


Aegis、八十三。


左資源、九十。


残り八秒。


Aegisの一人がミカへ突っ込む。


ミカを倒せば。


中央は三人。


すぐ終わる。


ミカは逃げるべき。


戻るべき。


だが。


戻る場所はない。


必要もない。


ミカ。


中央を託されます。


ユイ。


託します。


レナ。


持たせろ。


ミカ。


受け取りました。


攻撃。


ミカが避ける。


完全には避け切れない。


体力が残りわずか。


中央制圧、八十五。


左資源、九十四。


Aegisの三人が中央へ揃う。


ミカ一人。


三対一。


ミカは撃つ。


相手ではない。


中央床の可動境界。


一発。


床の一部が動く。


制圧範囲の端がずれる。


Aegisの一人が、一瞬だけ範囲外へ押し出される。


速度低下。


八十七。


左資源、九十七。


残り三秒。


Aegisが戻る。


ミカへ最後の攻撃。


ミカは避けない。


撃つ。


今度は、中央床のもう一つの境界。


二人目が範囲外。


中央制圧停止。


八十八パーセント。


左資源。


九十八。


九十九。


百。


戦術ポイント最大。


勝利条件成立。


WINNER

CROWNLESS


会場が爆発した。


ミカは画面を見つめた。


勝った。


第二試合。


取り返した。


一勝一敗。


実況の声が響く。


Crownless、左資源を取り切った! 星野選手が一人で中央の三人を止め、月城選手と黒瀬選手が戦術ポイントを完成させました!


解説。


第一試合とは逆です! Aegisが先に正解を置き続けましたが、Crownlessは何度も勝利条件を捨て、最後だけ資源を取り切りました!


ミカのキャラクターは。


試合終了時。


あと一撃で落ちる体力だった。


ユイとレナは左資源。


三人は離れている。


でも。


勝った。


ミカ。


取りましたか。


ユイ。


取りました。


レナ。


取った!


ミカは息を吐いた。


手が震えている。


ユイ。


ミカさん。


ミカ。


はい。


ユイ。


中央をありがとうございました。


レナ。


よく三人持たせたね。


ミカ。


託されたので。


レナ。


おかえりは?


ミカは少し笑った。


戻っていない。


左資源には行っていない。


ユイとレナの場所にも。


だが。


役割は終わった。


ミカ。


もう一度見ました。


ユイ。


おかえりなさい。


レナ。


おかえり。


ミカ。


ただいま。


NoNameからメッセージが来る。


NoName。


良い勝利です。


三人は、その一文を受け取った。


次の負け筋は。


すぐに見える。


何度も勝利条件を変えた。


Aegisの正解を動かした。


相手に対応させ続けた。


それで勝った。


最終試合では。


当然。


Aegisは同じようには動かない。


ユイ。


次は、Aegisが先に正解を置かない可能性があります。


NoName。


はい。


レナ。


向こうも見る側になる?


NoName。


はい。


ミカの胸が少し冷える。


Aegisが先に動く。


Crownlessが見てから、その外へ。


それが第二試合の形。


だが。


次は。


Aegisも待つ。


Crownlessの一歩を見て。


正しい答えを出す。


完成度の高いAegisが。


後から見ることまで選んだら。


NoName。


最終試合は、先に動いた方が不利になる可能性があります。


ユイ。


互いに待つ。


NoName。


はい。


レナ。


じゃあ、ずっと止まるの?


NoName。


それでは、勝利条件が進みません。


ミカ。


どちらかが動かなければならない。


NoName。


はい。


試合間の休憩。


五分。


Aegisの三人は、静かに画面を確認している。


大きく悔しがらない。


慌てない。


だが。


一つだけ。


変化があった。


Aegisの代表選手が、初めてCrownlessの方を見た。


そして。


全体チャットに、短い一文を送った。


Aegis。


次は、こちらが見ます。


挑発ではない。


宣言。


事実。


Aegisは第二試合で学んだ。


先に正解を出し続ければ。


Crownlessがその外へ進む。


なら次は。


Crownlessに先に一歩を出させる。


その一歩を見て。


Aegisが正しい答えを置く。


レナ。


やっぱ腹立つ。


ユイ。


はい。


ミカ。


挑発ではないのに。


レナ。


本気だから。


NoNameから一文。


NoName。


最終試合では、正解を見てから間違えることもできません。


ミカ。


では、どうすれば。


NoNameの返事は少し遅れた。


NoName。


最初の一歩を、誰にも見せないでください。


三人は黙った。


動けば見える。


止まれば、勝利条件が進まない。


それでも。


最初の一歩を見せない。


最終試合。


Aegisは待つ。


Crownlessも待つ。


正解を先に置いた方が、相手に利用される。


一勝一敗。


次で決着。


揺れないAegisと。


未完成のCrownless。


最後に問われるのは。


誰が速いかでも。


誰が正しいかでもない。


相手に見られる前に。


三人が、どう一歩を共有するかだった。


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