表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/44

第2部 第9章:最終決戦の序幕

シーン9-1:白峰の反撃


夜の工場。

全館の照明が消え、わずかに赤い非常灯が揺れる。


白峰が静かに現れた。

「リアナ、ルカ…君たちはここまでだ」


リアナは立ち上がり、ルカを前に出す。

「私たちは、もう逃げません」


白峰は笑みを浮かべる。

「いいでしょう。ならば、力のすべてを見せてもらう」


その瞬間、空間が揺れ、黒い影のような圧力が押し寄せる。

異世界の残滓を思わせる“魔力の波動”だ。

リアナは身構え、魔力の光を両手に集める。


ルカも負けじと、微かに揺れる魔力の痕跡を呼び起こす。

「私も…戦う!」


二人の力が交錯し、工場内に白と黒の光が奔る。



---


シーン9-2:仲間たちの支援


その時、工場の仲間たちが駆けつけた。


「リアナ! 俺たちも一緒だ!」

「ルカも守る!」


佐藤、小林、森川…社員たちが一致団結し、光の力に反応するように、現場の機械や設備がリアナたちを守るように動き始めた。


白峰は目を見開く。

「なるほど…人間の連帯か…」


リアナは叫ぶ。

「仲間の想いは、どんな力にも負けない!」


光と影の渦が、工場を包み込み、異世界の力と現代社会の力が初めて完全に融合する。



---


シーン9-3:白峰の決意


白峰は静かに息を吐く。

「ここまでか…いや、まだ終わらせない!」


彼は魔力を最大限に解放し、圧倒的な黒い波動を周囲に広げる。

床や天井が軋み、工場全体が戦場と化す。


ルカが怯えそうになるが、リアナが肩を抱き、目を見据える。

「大丈夫、私たちは一人じゃない」


その言葉にルカは涙を浮かべ、魔力をさらに強く反応させる。

二人の魔力が融合し、白峰の攻撃を打ち返す光の盾を形成。


白峰は一瞬怯む。

(この力…聖女の力だけではない、

現代社会の“人間の意志”と完全に結びついている…!)



---


シーン9-4:序幕の終わり


光と闇のぶつかり合いの中、白峰は後退し、暗闇の中へ消える。

だが、その瞳だけが、冷たく光ったままだ。


リアナは息を整え、ルカの手を握る。

「これで…一旦止められました」


ルカは震えながらも微笑む。

「でも…また来ますよね、白峰さん」


リアナは頷き、夜空を見上げる。

「ええ。でも私たちは、守るべきものを守る」


遠くに見える街の灯が、二人と仲間たちの決意を照らす。

異世界の影と現代社会の戦い――

最終決戦の幕は、今まさに上がったのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ