91話 新しく、普通に
「殆ど・・・統治?完全には出来てないんですか?」
・・・ええ
『今も尚、藍那を神として敬い、尊敬をしているクソカス共がこの国に蔓延っている・・・マジでウザい』
チッ!
リキューラ・スペクラムは大きな舌打ちをした。
それに・・・
「それに?」
『あのキモイ奴がいるからな・・・』
✡✡✡
ヴェルドア国から約5.7km西部
リリードラ城 謁見の間
ふぅ・・・ふぅ・・・
パンッ!パンッ!
あ、あん♡そ、そこっ♡
パチュン!パチュン!
ああっ♡さ、最高ですぅ♡アフィヤード様ぁ♡
・・・
カツッ、カツッ、カツッ
・・・ピタッ
はぁ・・・
「また、ヤッてるのか・・・」
綺麗な白髪のロングヘアの男は、氷で出来ている、様々な模様が描いてある扉の前で止まり、四肢立ちをした。
スッ・・・ドォン!!
そのまま、右拳で扉を殴り壊した。
カツッ、カツッ
・・・おい、アフィヤード
「何時まで性行為してんだ?」
男はそのままアフィヤード向かって歩き出した。
んあ?
『別にいいだろ、うちの性欲を処理したいんだよ』
なら、俺でヤれば良いじゃないですか
そう言いながら、服を脱ぎ、全裸になった。
・・・
『男とはヤりたくない、うちは両性具有だからな、普通に女とヤりたい』
・・・
(アフィヤードは、普通にナイスバディなんだけどなぁ〜、普通の人より倍以上の性欲があるし・・・それで毎日毎日自慰行為や性行為してるし・・・)
それがなかったらなぁ〜
ヤングリード・アフィヤード
背丈210cm.蒼髪ハーフアップ.少し鼻は丸く、ジトッとした目.青眼鏡.B92 W52 H90
普段はずっと全裸で過ごしている。
毎日毎日、女性を取っ替え引っ替えで性行為をしている。
・・・それよりアフィヤード
パンパンッ!!
あっ♡!あっ♡!
『何だ?』
ふぅ・・・ふぅ・・・
・・・
「雪の女王・・・藍那がこの地に戻ってきた」
!!?
ぐぽっ
あっ♡!
『ま、マジ・・・?』
はい
・・・こ、こうしちゃいられん!!
『早く行くぞ!!』
はい
スッ、ダッ!
2人は雪女がいる方角目掛けて、窓から飛び降り、そのままダッシュで向かった・・・
✡✡✡
「お、おい!!ゆっき〜!!大丈夫か!?』
ガッ!ガッ!
くそっ!!
「硬すぎだろ!!」
佳観阿は氷で出来た鋭利な物で背後から心臓部分を貫かれている雪女の心配をしながら、氷を壊そうとした。
はぁ・・・はぁ・・・
ご、ご主人様・・・
「ど、どうした!?」
『や、ヤバいかもです・・・』
こ、この氷・・・私の身体の中にある神経の中に・・・氷を入れてきてます・・・
・・・は?
「ど、どういう事だ?」
それは私が説明します
スタスタスタ
メイディスト・フローラムが、此方に向けて、歩いてきていた。
『私のスキル・・・晴天烈火の大雪豪、このスキルは、氷を自由自在に操れ、相手の体内にある血液.神経に目で見えない程小さい氷を入れ、其処から私の意思で相手を掌握することが出来る』
こんな風にね
スタスタッ
スッ・・・
私の為に動いてください、雪の女王♡
ドンッ!
フローラムは雪女の隣まで歩き、耳元で囁き、背後に回り、佳観阿の方に背中を押した。
・・・ドクンッ、ドクンッ
・・・
殺しちゃえ、殺しちゃえ
目の前にいる人なんて、別に特別な関係でもないんでしょ?
ただ単(たん」に、スキルによって召喚をしてくれただけの人だよ
う、うぅぅ・・・
『うがぁぁぁあ!!』
ビリビリッ!
!?
(な、何だ!?耳が・・・耳が聞こえなくなる!!)
佳観阿はしゃがみ込み、両耳を押さえた───
パキパキッ!
・・・-?
(な、何だ・・・?あ、脚が冷たい───)
!?
「う、うわぁぁあ!!あ、脚がぁぁ!!」
佳観阿の両脚が、絶対零度の氷により、カチコチに凍らせ、壊死していた。




