83話 神聖な行為
チュッ♡チュッ♡
・・・ぶはっ
はぁ♡はぁ♡はぁ♡
(あ、頭が可笑しくなりそう♡)
アスマハンは、雪女から溢れ出るHな匂いを全身に沢山浴び、変な気分になっていた。
ふぅ・・・♡ふぅ・・・♡ふぅ・・・♡
(後・・・少しでアスマハンさんを手の内に出来る・・・こうやってて正解だった)
・・・
(まあ、ホントは私が興奮していただけだけどね)
スッ・・・チュッ
そう思いながら、雪女は熱く、綺麗なチューをした。
チュッ、チュッ
・・・スッ・・・
・・・ピクッ!
あんっ!
「ちょっ・・・一体何処を触って・・・あんっ♡!」
雪女は、アスマハンの頭の後ろに置いていた右手を動かし、アスマハンの股を触った。
・・・スルスルッ
!?
「な、何で脱がして・・・」
・・・ちょっとごめんね?
雪女は地面に両膝を付けながら起き上がり、短いジーンズを脱がした。
・・・触るね?
「あっ・・・はい、分かりました・・・」
✡✡✡
くちゅくちゅくちゅ
あ、あん♡あ~ん♡
・・・
「これ・・・どうなってんだ?」
完全に同人誌の展開じゃん
佳観阿は、雪女とアスマハンの百合行為に、一人、静かに静観していた。
・・・自慰行為したいな
「でも、そんな事したら公然わいせつで逮捕されるし・・・」
辞めとくか
佳観阿は自慰行為を我慢した。
・・・あっ、そうだ
「俺・・・此処に来たのって、異界に行くのもそうだったけど、生きているかどうか分からない婆ちゃんに会いたくて、来たんだった」
・・・確か福岡の博多市に住んでたな
・・・
「まあ、後で会いに行───」
星位スキル発動 灼熱淡陽・月夜百光
ピカッ!ドゴォン!!
!!?
うわっ!
「な、何だ!?」
突如、佳観阿の背後から強烈な光が発現し、衝撃波と共に、轟音が鳴り響いた。
佳観阿は振り返った・・・
!!?
「ば、婆ちゃん!!?何でここに・・・?」
後ろには、黒髪のツインテール.厚めの目元のメイク.黒の布マスク.黒のワンピース.黒のハイヒールの、地雷系系統の服を着ている、佳観阿のお婆ちゃんがいた。
久しぶりじゃの
「佳観阿ちゃん♡」
霍光和香
年齢67歳.背丈194cm
✡✡✡
「どうしたの和香婆ちゃん」
ん?ちょっとな・・・
「可愛い可愛い孫の気迫が遠方から感じてな、ここまで来たんじゃよ」
へぇ〜、そうだったんだ
・・・佳観阿ちゃん
?どうしたの?
「さっきからあの2人・・・何をしているのじゃ?全裸でキスをしたり、色々としてるが・・・」
和香は雪女とアスマハンの方を見ながら言った。
ああ、あれは・・・
「神聖な行為だよ」
そ、そうなのか?
そうだよ〜
「それならいいんじゃが・・・」
和香は、納得した・・・
✡✡✡
ドゴォン!!
!?
[な、何だ?何処からだ!?]
今から約3分前、ダーリングラード達は、桜島の方角に歩いていた。
そして、何処からか轟音が鳴り響いた。
『またあの火山からじゃないの?』
リリットはそう言った。
・・・いやっ
[あれとは違う・・・もっと・・・地響き的な物だ]
・・・知らん
リリットは会話をする事に飽き始めた。
・・・そう言えばダーリングラードさん
「何で、私達って火山に向かってるんですか?」
迅姫亜沙波は聞いた。
お前からは何も感じないのか?
・・・?
「何を・・・ですか?」
・・・
[彼処から溢れ出る、強烈な氷の気迫を・・・]




