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79話 同時並行

はぁ・・・はぁ・・・

『く、クソッ・・・屈辱的(くつじょくてき)だ!!』


ふふつ

「それはそれは・・・()かった♡」


久遠鎮華(くおんしずか)はうつ()せになり、両肘(りょうひじ)地面(じめん)に付をつ)け、右手(みぎて)頬杖(ほおづえ)をし、(しあわ)せそうな(かお)()った。


な、何だよ・・・

(わたし)を・・・(あお)っているのか?』


うん!

滅茶苦茶(めちゃくちゃ)煽ってるよ♪」


鎮華は史上最高(ものすごくきれい)な笑顔でいった。


はぁ・・・はぁ・・・

『ふ、巫山戯(ふざけ)るな!!わ、私を・・・』

煽るな!!


星位(せいい)スキル発動(はつどう) 何でも凍る(フロアティ・アス=)優雅な結晶(ラト・シト・アゼール)


パキッ!パキパキッ!

リキューラ・スペクラムはプルプルと身体(からだ)(ふる)わせながら()()がり、左掌(ひだりてのひら)から(するど)鋭利(えいり)(こおり)(つるぎ)を出した。


・・・あっ、そうだ

「え~と・・・お名前(なまえ)ってなんでしたっけ?」


『リキューラ・スペクラムだ・・・』


「スペクラムさん、紫丁香花の花唄(ライラック・エルヴァ)って知ってます?」


・・・知ってるぞ


!!?

「ま、マジっすか!?」


ああ・・・

実物(じつぶつ)を見たことあるが・・・それがどうした?』


それは・・・

()()()()()()()()で、その名を見たんですよ・・・」



SRA 281話


そう言えばダーリングラードさん


[ん?どうしたスーシャ]


スーシャ・クラムロン

銀髪(ぎんぱつ)のストレートヘア.金色(きんいろ)のサングラス.少し縦長(たてなが)(かお)大人(おとな)っぽい顔立(かおだ)ち.蒼色(あおいろ)全身(ぜんしん)デニムを()ている。

身長(しんちょう)は190後半(こうはん)


「紫丁香花の花唄って知ってます?」


知らん


・・・興味(きょうみ)ないっすか?


ああ


「なら良いです、それより」

日本(にほん)首都(しゅと)から強烈(きょうれつ)気迫(オーラ)(かん)じます、行きます?」


ああ、行くぞ


はい!


ダダッ!

ダーリングラードとクラムロンは富士山(ふじさん)頂上(ちょうじょう)から一気(いっき)にダッシュで()り、東京(とうきょう)に向かった・・・



✡✡✡



『そんな(みじか)単語(たんご)しか出てこなかったんだね・・・』


そうなんですよ~

「もっと深掘(ふかぼ)りとかしてくると(おも)ったんですけど、その(あと)から一切(いっさい)()てこなくて、()わったんですよ」 


へぇ〜

『それで、私はそれを知ってるけど、どうして()しい?』


・・・?

「どうして欲しい・・・って、何をですか?」


『私のを()めるか、()(こと)をするとか・・・』


そう言いながら、スペクラムは右手を股間(また)(まえ)()いた。


・・・流石(さすが)にレズビアンは・・・


・・・そう

『なら、此処(ここ)全裸(はだか)になって、阿波踊(あわおど)りを私が良いって言うまでやってね』


「それなら・・・わかり───」


ゴゴゴッ!


!!?

「な、何!?この()れ!!」


・・・ふふっ、ふはは!!


(つい)に、遂に()たぁぁあ!!


スペクラムは()んで(よろ)んだ。


「な、何が来たんですか!?」


『この世界(せかい)崩壊(ほうかい)(みちび)(ため)一歩(いっぽ)がぁあ!!』


!!?

「なっ!それってどう言う───」


ゴゴゴッ・・・ドバッ!!

鎮華の()(まえ)がマグマに(おお)われた。

そして、溶岩(ようがん)日本中(にほんじゅう)(いた)(ところ)()ちた。


(あっ・・・もう()んだかも───)



✡✡✡



は、はぁ・・・はぁ・・・

(く、クソ(いて)え・・・!!あの女性(ひと)・・・力強(ちからつよ)すぎだろ)


佳観阿(かみあ)は、雪女(ゆきおんな)から約何十m(なんじゅうメートル)先まで吹っ飛ばされ、土佐屋(とさや)と言う所にいた。


はぁ・・・くそっ

「どうやってゆっき〜の所に戻ろうかな、歩いては無理(むり)・・・ではないけども」


・・・

あの天使(てんし)(たち)がいる所に向かうか


ダッ!

佳観阿は、(いま)だに喇叭(ラッパ)()いている天使達の所に、走って向かった。


・・・それにしても

「この(みず)・・・何処(どこ)から出てきたんだ?(した)はコンクリートなのに・・・」


不思議(ふしぎ)だな〜

危ない危ない!!

危うく、小説を出すのが3日遅れる所でした!

マジすんまへん!!

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