77話 ノアの方舟
そろ〜りそろ〜りと行くぞ?
『何もそんな慎重にならなくても・・・』
「俺等人間は生命が一つしかないんだぞ?」
『それは知ってますよ・・・ただ、もっと大胆に行動をしてもいいんじゃないかと・・・』
・・・確かに
「じゃあ、大胆にやってみるわ」
スタスタ・・・ダダダッ!
キュッ!
ダダダッ!
佳観阿は少し歩いてから、走り出し、天使の足元まで行った後、急旋回し、そのまま雪女の前まで戻った・・・
ズドォン!!
!!?
「な、何───」
スッ・・・ボゴッ!!
がはっ!!
『ご、ご主人様!!』
佳観阿は突然、白髪の巨体の女性に鳩尾を殴られ、数十m吹っ飛んだ。
『ち、ちょっと!!何してるんですか!!』
・・・?何してるって・・・
『邪魔者が居たから、遠くに移動させただけだよ、文句ある?』
あるよ!
『私のご主人様を・・・許さん!』
固有スキル発動 何でも作れる奇跡の結晶
・・・
『面倒くさいし・・・もう終わらせるか』
固有聖唱 ノアの方舟
ゴポゴポッ!ザッパァー!!
!?
『な、何これ!!水!?』
雪女の下から突如、大量の水が噴き出した。
あわわ!
『や、やばい!逃げないと!』
雪女はその場から逃げようとした・・・
ガシッ!
!!?
(な、何で!?何で・・・)
動かないの!?
雪女の両脚首ら辺に、掴まれている様な感覚を覚えた。
動こうにも動かず、どうすることも出来なかった・・・
・・・!!?
『な、何あれ・・・』
デカすぎでしょ・・・
雪女は見た。
目の前にある、大きな大きな、木で造られた舟を・・・
ねえ、雪の女王
『これ・・・何か知ってる?』
マチェード・アスマハンは、船首に立ち、言った。
・・・知らない
そっ
『これはね・・・ノアの方舟って言うの』
・・・ああ〜
『名前だけなら知ってるよ』
『名前だけじゃない駄目だよ〜、もっともっと詳しく、根掘り葉掘り調べていかないと〜』
イラッ
『そう・・・もういいや』
パキッ、パキパキッ!
?
『何やってんの?水を凍らせたとしても・・・其処からは出られな───』
パキパキッ!
スッ・・・バギンッ!
!!?
『え!?何してんの!?』
雪女は自身を中心とする、半径1.5mを凍らせた後、右掌から氷の剣を作り出し、なんの躊躇いもなく、両脚を斬った。
うわぁ・・・痛そ───
バキバキッ!
!!?
『う、嘘・・・!一瞬で脚が生えた・・・キモっ!』
雪女は両脚を斬った刹那、直ぐ様氷の義足を作った。
・・・ブンブンッ
『ちゃんと動く・・・そりゃ自分で作った物だからか』
雪女は脚を前後にブンブンと振り、ちゃんと動くか確認をした後、ノアの方舟に乗っているアスマハンの方に歩いて向かった。
パキッ!パキッ!
雪女は歩く度に、下にある氷を凍らせ、氷の上を歩いている。
『や、ヤバい・・・化け物すぎる!!』
し、仕方ない・・・
グッ・・・
スッ・・・ダッ!バッ!
アスマハンは手をグッと握り、走り、端っこの方からジャンプをした・・・
✡✡✡
『おっ、ようやく下に降りてくるのね、待ちくたびれたわ』
雪女はその場に止まり、アスマハンが地面に着くまで待った。
覚悟ぉぉぉお!!
アスマハンは人と向き合う、話し合うのが苦手だが、この時だけ、本能に従って行動をしていた。
(無様に殺されるくらいなら・・・せめて・・・!有効打を一発でも与えてから死んでやる!!)
どりゃぁぁぁあ!!
スッ・・・バゴォン!!
アスマハンは思いっきり身体を回転させ、雪女の左頬に右から脚を振り被り、当てた。
すいません!アスマハンの服装について、昨日、書くの忘れてました!
て事で今から書きます!
黒の猫耳がついている可愛らしいパーカー.短いジーンズ.蒼色のNI◯Eのエアジ◯ーダン
マチェード・アスマハンは見た目によらず、可愛い物が大好き。
男より女が好き。




