69話 消失
※すいません!タイトル書くの忘れてました!!
今(9月16日午後13時58分)書きました!
また同じ様なミスをするかもしれませんが、ご了承下さい!
お、おい・・・
「そ、それはやっちゃあ・・・いけないでしょうが・・・」
般若心経は声を震わせながら、言った。
こ、これ・・・
「マズかったかしら・・・」
クロムノートは両手に紅い糸をぶら下げながら、少し罪悪感に浸っていた。
も、もう・・・
「儂が復活する術が無くなった・・・」
もうおしまいだ・・・
!?
「こ、この糸って・・・貴方が復活する為の物だったの?」
ああそうさ!
「儂が復活するには、そのスキルしかなかったんだ!」
それで・・・
「目の前にいる男の魂を儂の魂と同一にし、そこから生き返ろうと思っていたのに・・・」
どうしてくれるんだ!!
運命の紅い糸
※このスキルは、自身が死亡し、魂だけの状態になった時だけ使えるスキル。
このスキルは、自身を殺した相手の心臓部分に、魂と魂を繋げる事が出来る紅い糸を出し、相手の脳内時間で1分が過ぎると、強制的に相手の魂を紅い糸越しに吸収し、自身の身体に着いた時、相手の魂と自身の魂を同一にする事が出来、そのまま復活をする事が出来る。
[そ、そんな物を俺に使ってたのか・・・恐ろし過ぎだろ!]
「まあでも?未然に防げてよかったじゃん、9:2ぐらいで私のおかげじゃない?」
9:2って何だよ、合わせて幾つになるんだよ
ん〜・・・合わせて11?
[普通は10で表すんだよ、常識だぞ?]
はぇ〜、知らなかった
お、おい・・・
「一体何の話しをしている・・・」
・・・
[滅茶苦茶つまらん話しだ]
「わ、儂を差し置いての会話・・・許さぬ!許さぬぞ!!」
(此奴・・・かまってちゃんか?扱いめんどくさ)
ダーリングラードがそう思っていると
・・・サァー・・・
!!?
「くそっ、もう時間か・・・」
般若心経の身体が手の先から徐々(じょじょ)に塵とかしていった。
・・・
[遂に消えるのか?]
・・・ああ
「早い退場になったな・・・」
そうか・・・
[じゃあな、般若男]
おう、じゃあな
スゥー・・・
・・・はぁ
(今まで楽しかったな、儂が生まれた平安の時から、世界中を旅し、様々な人間と出会ったが、一番強く、逞しい人間はこの男だけだ・・・)
・・・ああ
空・・・綺麗だな・・・
スゥー・・・
・・・ガンッ!カランカランッ!
般若心経は仮面の中で静かに涙し、後悔はなく、跡形もなく、死体と共に消えた・・・
・・・?
(何だ?脚が・・・冷たいぞ?)
ダーリングラードは脚に違和感を覚え、下を見た・・・
!!?
[あ、脚が・・・凍ってる!!]
ダーリングラードの両脚がもう、膝のすぐ下まで凍っていた。
同じ様に、脚首ら辺が凍っていた。
きゃっ!冷たい!!
でも・・・
「気持ち良い・・・♡」
くそっ!
[もう此処まで氷が迫ってたのか!!]
だ、ダーリングラード!!
「こ、これ・・・どうする?並大抵の力じゃどうしょうもないよ?」
クロムノートは氷を叩いたり、無理矢理氷から出ようとしたが、ヒビ1つ入らなかった。
くそっ!
(一体この氷はどうやったら溶け───]
ダーリングラード!!
!!?
[こ、この声は・・・佳観阿か!?]
ダーリングラードは声がする方を見た・・・
お~い!ダーリングラード!!
雪女に肩車をしている佳観阿、雪女にしがみついているリリット、宙に引き摺られている阿嘉都が居た。
三連休が終わってしまう・・・
ホントに嫌だ・・・
鬱になりそうです・・・




