60話 한드라검
「それで、한드라검さんはどうしてここに?」
・・・まあ、話すと長くなるがな
ほへ~
「そんな重大理由があるんですね」
まあ・・・そんなとこだ
2人は地面に座り、話していた。
・・・そう言えば
「当たり前に日本語で話してるんですけど・・・韓国語で話さなくて良いんですか?」
まあ・・・別に?
「韓国語より日本語の方が滅茶苦茶上手く喋れるから、此方としては、そっちの方が有難いんだ」
なるほど・・・
「因みになんですが、日本に来たことってあります?」
まあ・・・一応
へぇ~
「じゃあ、今何歳なんですか?」
「突然だな」
・・・てか、合コンしてる訳じゃないんだぞ?
「そりゃあ知ってますよ、第一、俺は可愛い男、女性にしか興味ないんで」
そうか・・・!?
(い、今・・・何か変な事が聞こえた気がしたが・・・目の前にいる男は汗1つかかず、真顔・・・幻聴か?)
まあいい・・・
「それより、他に聞きたい事はあるか?」
他に聞きたい事・・・あっ
「好がきなアイドルとかっています?」
いない
じゃあ・・・
「好きな韓国の料理とかは・・・」
ない
・・・じゃあ
「尊敬しているor好きな人は?」
いない
・・・
(他に聞きたい事があったから聞いたのに・・・全部ないじゃん・・・一体なんだったんだよこの時間・・・)
・・・おっ、そろそろいいかな
?何がて───
特殊スキル発動 火中に広がる奇跡の彼岸花
・・・ズズゥン!!
!!?
(な、何だ・・・これ・・・いきなり周りの空気が・・・重たくなった・・・!!)
それに・・・
(滅茶苦茶熱い!!)
佳観阿を中心とする半径1.2mの空気・・・いやっ、重力が格段と重たくなった。
そして、佳観阿の身体がドンドンと熱くなっている。
・・・ありがとな、日本人の男
한드라검は立ち上がった。
スタスタ
「これで心置きなく、お前を殺すする事が出来る」
火中に広がる奇跡の彼岸花
このスキルは少々特殊で、自身の情報を相手に聞かせたり、開示させたり、自身で喋ったりする毎に、相手にかかっている重力を×2・・・×4・・・×6と、2倍にする事が出来る。
そして、重力の中に熱く、透明な彼岸花の炎を出す事が出来る。
な、何で・・・
「何でこんな事を・・・」
佳観阿は今迄かかっていた重力の約6倍を今、絶え間なくやられて、苦しさから地面に崩れ落ちた。
何でって・・・
「別に理由何て要らないだろ、馬鹿か?」
!!?
「そ、それ・・・いじめっ子の思想だぞ!!」
黙れ、邪悪な民族が
!!?
「な、何でそういう事・・・言うんですか・・・!!何も・・・やってないじゃないですか!!」
・・・
「まあ確かに、今のお前の世代の奴等は何もしてない・・・だが、お前達の先祖が俺達韓国人に色々としてきただろ?」
「文禄・慶長の役!韓国併合条約!朝鮮総督府!!お前等日本人共は昔から凄惨な事ばかりをしてきた!!」
そ、それは・・・
「申し訳ないと感じるけど・・・それは過去の話だろ!?」
それに・・・
「今はお前等韓国人の方が中国人と共に、嫌がらせをしてきているだろ!!」
ピキッ!
「ああそうか・・・お前・・・死にたいんだな?」
わかった、出来る限り苦しみを与えて殺してやる
・・・
「俺は大のアニメ好きだ.俺はバイセクシャル.今は日本が嫌い.マザコン.ロリコン.日本の独特な歌が好き.本は約2000冊程所有している.貯金残高は約1億8700万ウォン」
※1万ウォン=1000円
・・・?
「何・・・言って───」
ズゥゥゥン!!
!!?
ぐがぁっ!
突如として、また重力が重く、強くかかり、佳観阿は地面にめり込んでしまった。
現在の、佳観阿にかかっている重力の重さ
約22倍
한드라검の「今は日本が嫌い.日本の独特な歌が好き」と言うのは、日々、人々の例えで出てくる「ケチャップは好きだがトマトは嫌い」「動く事は好きだがスポーツをするのは嫌い」と言うのと同じです。
まあ・・・こう言うのは当たり前かつ、使われすぎている例えなんですけどね。




