59話 目覚め
・・・う、う〜ん
・・・パチッ
「あれぇ〜、俺何で寝てたんだ?」
先程の記憶が全然ない・・・
佳観阿は目を覚ました。
そこは、ダーリングラードが見た景色と同じ場所であるが、唯一違う所があるとするのならば、周りに誰一人として、人間がいない事である。
・・・何処だここ
佳観阿は立ち上がり、目的不明のまま、歩いた。
スタスタ
それにしても・・・
「ここ・・・ウユニ塩湖見たいな場所だな、すげぇ綺麗」
すげぇ・・・やべぇ・・・
佳観阿は幻想的かつ、現実とは思えぬぐらい、綺麗な空間を見て、語彙力が低下していた。
スタスタ
「携帯あったかな〜?」
佳観阿はズボンのポケットに手を入れ、捜したが、携帯は何処にもなかった。
「・・・携帯何処やったかな〜」
携帯あったらすぐ写真撮るのにな〜
佳観阿は何処かに落としたと思われる携帯を探そうとした・・・
・・・スッ
「・・・?あれって・・・ゴミか?」
佳観阿は地面にある、何か、2〜4cm程の黒い何かを見つけた。
佳観阿はしゃがみ込み、それを見た・・・
・・・?
「月・・・?模様か?」
佳観阿は赫く、小さく、不気味な月の模様を見つけた。
スッ、ゴシゴシ
右人差し指を出し、それを消そうとした・・・
キュッ、キュッ
・・・あれ?
「消えた・・・こんな簡単に・・・」
その地面に書いてあった月の模様が、いとも簡単に消えた───
ズズゥン!!
!!?
「な、何だ!?何の揺───」
!!?
「ま、マジか・・・」
つ、月が・・・落ちてきている!!
佳観阿は突然起きた大きな揺れに、驚き、周りを見渡した。
すると、上空から、物凄く大きな月が現れた。そして、その月は佳観阿目掛けて、落ちてきていた。
「や、ヤバい!!逃げろ!!」
佳観阿は一目散に、その場から逃げ出した。
ダダダッ!
「くそっ!もう絶対当たるじゃん!!地球にいる約80億人の人に聞いても、絶対に当たるって言う人が大多数だよ!!」
・・・何言ってんだよ俺!!
1人で意味の分からない事を言っている佳観阿。
ダダダ・・・ピタッ
・・・てか
「あの月・・・少し変だな」
佳観阿はその場に立ち止まり、月の方を見た。
あれ・・・よく思えば、動いてなくね?
そう、佳観阿の頭上にある月は、動いてるように見せかけて、1mmも動いていないのだ。
・・・じゃあ
「俺は何で逃げてたんだ?てかあの揺れは一体───」
・・・え?
佳観阿は悩みながら上空見た・・・
すると月はもう、佳観阿の頭1つ分ぐらいまでの距離にいた。
(あっ・・・もう俺死ぬんだ・・・ありがとう皆───)
特殊スキル発動 青天の霹靂・古龍天満灯
バチッ、バチバチッ!!
ズビュン!!ズガガガガッ!
佳観阿の背後から、大きな雷鳴が聞こえた刹那、残像がはっきりと、何人にも見えるぐらいの速さで、月を破壊していった・・・
そして約10秒後、月は完全に粉砕された。
・・・スタスタ、ピタッ
大丈夫だったか?
佳観阿の目の前に、男性が歩いてきて、立ち止まった。
背丈は170後半.エメラルドグリーン色のボリューム満点のオールバック.少し縦長の顔.サングラス.首にチャラチャラしている金色のネックレス.黒の革ジャン.ジーパンを着ている。
「あ、貴方は・・・」
・・・한드라검だ
「よ、宜しくお願いします・・・」
最近、朝の3時ぐらいに起きるようになったんですよね
まだ若いんですけど、こんな高齢者の様な生活はあまりしたくないです。




