54話 九州までの道のり Ⅵ
スタスタ・・・?
この冷たく異様な空気は・・・まさか?
?どうしたんですか?
[彼奴等を見つけた・・・行くぞ]
は~い、わかりやした〜
ダッ!!
男と女は冷たい空気が流れる所を瞬時に感じ取り、ダッシュで向かった・・・
ヒュオ〜
ん//♡
「す、涼しい・・・き、気持ち良い・・・」
本当に涼しいですよねぇ〜
佳観阿、鎮華、リリットは雪女が出す冷気で、涼んでいた。
・・・ふぅ♡
「あ゙あ゙〜、最っ高♡(ド低音)」
鎮華は服を上に捲り、世に言う、へそ出しをしていた。
・・・ムラムラ
「な、なあ・・・鎮華さん」
ん?何ですか?
「お、俺・・・は───」
ガバッ!
!!?
(な、何だ!?い、いきなり・・・背中一面が柔らかく、幸せな気分に・・・)
久しぶり♡雪女さんのご主人さん
!?
「こ、この声は・・・」
デスライシンさんと・・・ダーリングラード?何でここに・・・
佳観阿の背後には、蒼く、可愛らしいパーカー、ダボッとしたズボンを着ているデスライシン、そして何時も通り、白ロングコート.上下白の服を着ているダーリングラードがいた。
・・・
[今迄俺達を置いて何処に行ってた・・・]
ホントだよ!!私達の事を忘れて・・・ずっと泣いてたんだからね!!
「そ、そうだったんですか・・・すいません」
佳観阿は静かに、2人に土下座をした。
・・・よしっ!
「謝ってくれたし、これからどうします?ダーリングラードさん」
・・・そうだな
『今から鹿児島に行く』
・・・ん?
『早くスキル使え』
「はいはい、人使いがあらいね〜、ダーリングラードさんは」
『そんな事言ったら、ここでお前との契約を破棄して、お前を殺す』
うわぁ~お、怖い怖〜い
特別スキル発動 転々とする世界門
ヴゥン
デスライシンの目の前に黄色く光っている扉が出てきた。
「さっ、早く入りますよ」
『おう、ありがとな』
「いやいや、大丈夫ですよ、これぐら───」
ガシッ
「デスライシンさん、今・・・何て言いましたか?」
佳観阿はデスライシンの右肩を掴み、言った。
何て言った・・・ああ!
「今から私とダーリングラードさんで鹿児島に行くんですよ!でも・・・それがどうしたんですか?」
・・・俺達も丁度行こうとしてたんですよ・・・鹿児島に
!?
「え!?マジ・・・?」
「はい・・・大本気です」
・・・ちょっとTIME
デスライシンは両手で「T」を作り、ダーリングラードの右手を掴み、少し遠くに行った・・・
約10秒後
スタスタ
・・・
「分かりました、一緒に行きましょう」
おおっ!
「流石デスライシンさんとダーリングラード!!話が早い!!」
よしっ!皆!!今から鹿児島に行くぞ!!
・・・え?
「ど、どうやって・・・?」
『作者くんさぁ~、もう少し考えてから発言しようね?』
『私はご主人様となら、地獄でも何処でもついていきますよ?』
・・・見事に約半分以上が批判的ですね
「まあ仕方ない」
スタスタ
「じゃあ、俺とゆっき〜はこの扉に入って鹿児島に行くから、鎮華さんとリリットさんの2人は歩(ある」いてきてくださいね?」
喜んでお供します.しましょう
「『佳観阿様』」
2人は佳観阿の背後に見えない速度で移動し、佳観阿の肩、脚を揉んでいた。
・・・さて!
「行きましょっか!ダーリングラードさん!」
『そうだな・・・俺的には2人が良かったがな』
・・・愛の告白ですか?
『違』
分かりました・・・
デスライシンは少し落ち込みながら扉の中に入った。
その後にダーリングラード、その約20秒後に佳観阿.鎮華.リリット.雪女が一緒に入った・・・
ヴゥン・・・よっと!
「おぉ〜・・・初めて鹿児島に来たけど・・・こんなにも綺麗な所だったのか」
佳観阿は鹿児島県鹿児島市にある、マリンポート鹿児島に到着した。
今日もゆっくりと家でダラダラと過ごしていた・・・
いつの間にか時間が午前6時12分→11時14分になっていた。マジで時間が過ぎるの早すぎるって!!




