49話 久遠鎮華の過去 XIV
今、気付いたんですけど、42話ら辺から話数が1話ズレていました。
修正を致しましたので、多分大丈夫だと思います。
これからはこう言うのがないようにしたいと思います。
ダンッ!ダンダンッ!
[死ね!死ね!]
アルスバーンは時間軸の悪魔の影ばかり執拗に踏んだ。
ズゴッ!ドガッ!
『な、何だ・・・前が・・・何も見えない』
時間軸の悪魔は目の前が真っ暗で何も見えなかった。
それは何故か、時間軸の悪魔の顔が全体的に潰れ、顔の原型が留めていなかった。
はぁ・・・はぁ・・・
『くそっ!お前等ぁぁあ!!何を・・・何をしやがったぁあ!!』
何って・・・簡単な事よ
[我が貴方の影を踏んだ、ただそれだけの事よ]
・・・は?
『影を踏んだぁ?それで余の視界が不鮮明わけないだろ!!冗談も口だけにしろ!!』
冗談じゃないわ
[そんな貴方こそ・・・冗談は顔だけにして・・・あっ、今、貴方・・・顔が無かったわね]
ごめんごめん、キャハハ!
ブチッ
『もう許さん、今更許しを請うとも、許さんからな。死んでも死んでも、何度も元の状態に戻し、余が飽きるまで殺し続ける・・・覚悟しろよ?』
おう
「俺もお前を永遠に殺す、俺が死んだとしても、幽霊になってお前を殺す」
・・・
やってみろぉ!!
やるよぉ!!
固有スキル発動 時空戻し&時元・亜亜豹天
星位スキル発動 血潮爆槍
鎮華はお腹を縦横十字に切り、1.2mの槍を2つ作った。
時間軸の悪魔は顔や身体中の傷を元に戻した。
時間軸の悪魔の右手からバチバチと稲妻を出し、そこから雷の剣を出した。
スッ・・・ブォン!!
バチバチッ!!バチバチバチッ!
時間軸の悪魔が振った所から、稲妻が約20m先まで地面を這って出た。
・・・ようやく本気を出したのか・・・ホントに勝てるのか?俺・・・
鎮華は本気で怒り、妬み、苦しんでいる時間軸の悪魔を見て、鎮華は少し身体が震えた。
ブルブル・・・
・・・はっ!
「時間軸の悪魔の姿を見て武者震いが出てきた・・・やっぱりすげぇや、お前は・・・」
鎮華は自身のお腹にある大きな傷から出た血を右手に大量に入れ、それを空に振り撒いた。
・・・ドパッ!ドパドパッ!
空に振り撒いた血は20mの小さな槍を、30個程作り、一斉に時間軸の悪魔目掛けて動いた。
ははっ!
『やはり貴様は面白い!!だが!!』
こんな攻撃でも余には何のダメージも与えられない!!
スッ、ヴォン!!
バチッ!バチバチッ!
ドガッ!ドガガガァン!!
時間軸の悪魔は小さい槍目掛けて、横から剣を振った。
振った先からでた稲妻は、空にある小さい槍全てに流れ、全て爆発させた。
どうした!!もう終わり───
ビチャッ!
!!?
『くっ!何だこれは・・・血か───』
グサッ!
ぐあっ!
時間軸の悪魔の顔についた鎮華の血が、時間軸の悪魔の中に入り、全身に血が周った。
心臓付近に到着した血は、全身に周った血を集め、そこから鋭利な槍を作り、内側から槍を突き刺した。
は、はぁ・・・ゲホッ!
ドバッ!
時間軸の悪魔の口、お尻から赫い槍が飛び出ていた。
ご・・・ごほっ!
固有スキル発動 時空戻し
・・・ふう
『さっきはホントに危なかった、マジで死にそうになったわ』
「そうか?なら早く死ねよ」
『・・・ホントに死んでやろうか?』
・・・それは困る
『死んでほしいか、死んでほしくないかどっちだよ、馬鹿人間』
「いやっ・・・それは・・・」
・・・そう言えばさ
「お前って何で、一撃必殺のスキルがあるのに使わないんだ?もしかして俺に情けをかけてんのか?」
『いやっ、あのスキルは使用時間があってな』
ふぅ~ん、どれぐらい?
『来年までだ』
・・・なるほどな
・・・
『今何の話してたか?』
わかんね
最近っていうか、ここ2ヶ月ぐらい滅茶苦茶暑くて、中々外に出る気になれません。
そう思いながら2ヶ月過ごしていたら、体重が5kg以上増えました。




