47話 久遠鎮華の過去 XII
「あ、アルスバーンさん!!」
鎮華はバラバラに崩れ落ちたアルスバーンの身体の破片の1つを手に取った・・・
だが
ボロボロ・・・
アルスバーンの身体の破片が塵も残らずに消えた・・・
「あ、アルスバーンさん・・・ど、どうして・・・」
鎮華はアルスバーンの死による悲(かな」しみで、泣いた。
・・・はぁ
『何故人間は仲間の死でここまで悲しむ事が出来る、何故だ?』
「な、何故って・・・一応は仲が良かった人なんですよ?仲が良かったり、友達でいたり、恋人、家族!!人は誰でも身内の人が死んだら悲しむ・・・それなのにお前等悪魔共は・・・悲しむ心や痛む心はないのか・・・!!」
『そんな感情・・・別にいらんだろ、そんなにも大事もんか?』
・・・ああ!
「その感情はな、ある人にとっては楽しく.嬉しく.喜ぶ、ある人にとっては悲しく.虚しく.寂しいを感じれる・・・俺達人間にとって超絶大事なもんなんだよぉ!!」
・・・ふっ
『くだらん.つまらん・・・もう終わりにしよう』
だが・・・余はまだまだ遊びたりん。もう少しだけ、余の暇つぶしに付き合ってもらおう
固有スキル発動 時空の双龍拳
スッ、チャキーン!!
時間軸の悪魔は手から2つの金色で出来、良くある剣が2つ出来た。
「そ、それは・・・何だ?」
『見ていれば分かる』
スッ・・・ズバッ!!
時間軸の悪魔は剣をXの様に、その場で斬った。
・・・バッ!ドドドッ!
!!?
「な、何だ!?これは・・・マズイ!!」
時間軸の悪魔が斬った所から約10mの時計の様な衝撃波が現れ、鎮華の元に音を立てながら向かった。
星位スキル発動 血潮爆槍
スパッ!
鎮華は右腕を15cm程縦に切り、大量に血を出した。
ドロドロ、パンッ!
鎮華は約1.8mの槍を作り、衝撃波を受け流した。
ほう
『自身の血で武器を作る系のスキルか、自傷行為を兼ねての物だから、嘸かし強いんだろうな』
ああ、滅茶苦茶強えぜ
ダッ!
鎮華は槍の真ん中部分を両手で持ち、時間軸の悪魔目掛けて走った。
お〜
『余と真っ向勝負をするのか、気に入った!」
出来るだけ長く痛めつけてやる
ダッ!
時間軸の悪魔も走り出した。
スッ
サッ!
ガギンッ!!
ドワッ!
槍と2本の剣がぶつかり、強力な衝撃波が放たれた。
ギギッ!
『ほう!この余との力勝負で五分五分とは!!やるなぁ!!」
だが!それだけじゃあ意味がないんだよ!!
キンッ!
あっ
ブスッ!
時間軸の悪魔は鎮華の槍を左方向に受け流し、地面に突き刺した後、鎮華の腹部に剣を突き刺した。
・・・ごはっ!
ドバッ!ドバドバッ
鎮華の口、腹部から大量の血が溢れ返った。
は、はぁ・・・は、はぁ・・・
「や、やるな・・・」
・・・おい
『早く死ねよ、雑魚は雑魚らし───』
は、はは・・・
「お前・・・隙が多すぎるんだよ」
ポコポコ・・・ズバッ!
ぐはっ!
時間軸の悪魔の真下に垂れ流れていた鎮華の血から、長さ10mの大きな槍が生成され、そのままの勢いで時間軸の悪魔の身体を突き刺した。
お・・・おい・・・
『こ、これを・・・ど、どうにか・・・しろ』
「え?無理無理っ!お前さぁ~、散々俺やアルスバーンさんに痛い事・・・してきたよね?」
うぐっ!
『そ、それは・・・』
・・・まあいいさ
「お前はこれからずっとその状態でいろよ」
それは無理だ
は?
固有スキル発動 時空戻し
・・・!!?
「何で・・・元の状態に戻ってるんだ!?おい!!」
時間軸の悪魔は何の傷もなく、戦う前の状態に戻っていた。
鎮華が出した大きい槍はまだ、その場に残っていた。
最近欠伸がずっと止まりません
毎日7〜9時間程寝てるのに・・・もっと寝た方が良いのか?




