41話 久遠鎮華の過去 Ⅵ
ピチャ、ピチャ・・・
おっ、雨止んだな
スタスタ
現在時刻午後22時14分、豪雨に近しい雨は止んだ。
スタスタ・・・ピタッ
「そう言えば、この服どうしよっかな〜」
返り血が沢山ついてるし、病院の服だしな〜
鎮華は立ち止まって悩んだ・・・
チラッ
「おっ、ここって・・・し◯むらじゃん」
鎮華はし◯むらを見つけ、中には入った。
ウィーン、スタスタ
「何の服買おっかな〜」
鎮華は悩んだ。
・・・スッ、スッ
スタスタ
ウィーン、スタスタ
・・・
「この服・・・何処に捨てよっかな」
鎮華は今現在でも愛用している黒パーカー、黒ズボンを着用し、手元には返り血だらけの病院着を持っていた。
・・・彼処に捨てればいいか
そう言いながら近くにある路地裏まで歩き、適当に放った。
スタスタ
「・・・おっ、今日は満月なんだ」
綺麗だな
今日は満月で、雲が所々にある空模様である。
・・・
「何で俺はこんな事になったんだろな・・・なあお天道様・・・」
鎮華は上を向いて歩いた。
スタスタ
そして鎮華は約1週間後に今も愛用しているバタフライナイフを買い、約15年で249人を殺した。
「なるほどな~、でもさ〜、何でそんなに人を殺したの?」
佳観阿は聞いた。
「え~とそれは・・・」
約8年前
京都府金閣寺前
スタスタ
「久々にここに来たな〜、小学校の修学旅行とは別に、家族旅行でここに来たっけ」
久遠鎮華、この時の年齢18歳
・・・
「いかんいかん、こんな悲しい事を思い出しちゃ───」
・・・え?
鎮華は見た。
鎮華から約20m前にある鏡湖池の水面の上で歩いている、白くボロボロとなっている白くワンピースに似たような服を着ている女性がいた。
背丈は160後半、見た目は10〜20代付近、髪は水色の髪を両肩に流している、欧米人の様な顔立ち。
スタ、スタ・・・チラッ
「うわっ、こっち見───」
シュバッ!!
!!?
(え!?いつの間に目の前に・・・瞬間移動?)
女性は鎮華の方を見た刹那、鎮華の目の前に移動をした。
・・・久遠鎮華
!!?
「なっ・・・!!どうして俺の名前を・・・ストーカー?」
違う、我は君にとある試験を与えに来た
「み、試験・・・?」
ああ
「・・・そう言えば、貴方の名前って何ですか?」
・・・それは女の子に聞いちゃダメな質問だよ
「いやっ、名前だけなら良いでしょ・・・セクハラ?には多分ならないと思うし・・・」
・・・ディッド・アルスバーン
女性は仕方なく答えた。
「アルスバーンさん・・・何で俺に試験を?」
君には試験に挑戦する"資格"があるから
「し、資格・・・?一体どんな・・・乙4?それともファイナンシャルプランナー3級」
そんな難しい事ではない、我が出すのはそれよりも簡単な事だ
固有スキル発動 口から異変
・・・!!ゔぇっ
女性は口から大きな丸まっている白い紙を出した。
「うわっ・・・吐いた・・・」
鎮華はドン引きした。
はぁ、はぁ・・・
こ、これに試験が書いてあるから・・・
そう言いながら女性は丸まっている紙を広げた。
試験1 時間軸の悪魔
日本中にいる男女約1億2000万人の中にいる時間軸の悪魔を殺せ。
※時間軸の悪魔は人間の姿に化けている。人間の姿に化けている時はスキルを使えない。
時間制限 今の日付から来年の今の日付まで
成功報酬 特別な力を獲得
失敗報酬 死亡
「え・・・無理ゲーじゃない?」
無理ゲーではない、今から我が持っている中である程度使っている物を献上る
ピロンッ!
特別スキル「鼻が敏感」を獲得しました。
これがあれば、少しでも時間軸の悪魔を見つけ出すのに苦労はしないはずよ、それじゃ
スゥー
「あっ!ちょっと!待ってください!!」
鎮華は追いかけた。だが、もう女性は居なかった。
・・・くそっ
「まだ聞きたい事が沢山あったのに・・・!!」
・・・まあ取り敢えず
「死ぬ気で時間軸の悪魔を探さんといかんのか」
・・・マジで面倒くせぇ〜
そう思いながら、鎮華は歩いた。
クンクン、クンクンクン
「何も変な匂いせんなぁ」
鎮華は京都府の金閣寺近くにある西大路通を歩いていた。
スタスタ
「そもそも何で俺がこんな事をしなきゃいけないんだよ」
何で俺はこんな面倒事に巻き込まれなきゃいけないんだよ




