40話 久遠鎮華の過去 Ⅳ
ここでちょっと報告をします。
「隣の席の蓬莱さんは俺の前ではツンツンとしていますが実は・・・」を無期限投稿を休止します。
理由は、こちらの「シー・ラグナロク・アフレグストン」の方が、色々と内容を練れたり、書きやすいからです。
以上
ピチャピチャ
ザァー!!
現在時刻午後19時17分
この大通りは人通り、車通りが多く、賑やかな場所だ。居酒屋も有れば、薬局、便宜店、様々なお店が存在する。
そんな中、1人、人の目を気にせず、奇想天外の様な服装をしている者がいる。
久遠鎮華11歳、この者は齢11にして、様々な体験をしている。
家が火事になったり、病院を抜け出したり、少し仲が良かった人物、出雲露烙の死、そして行方の分からない家族、この2日間で、鎮華は壮絶すぎる人生を体験していた。
ピチャピチャ
「何で・・・何で俺だけこんな風にならないといけないんだよ・・・そもそも俺が玲人を助けなければ・・・」
いやっ、そんな事を思っても、もうそれは過去の事だしな
そう思いながら、鎮華は歩いた。
ピチャピチャ、
そう言えば・・・
「玲人は一体何処に行ったんだ?どっかの病院にでもいるのか?まあ俺にはもう関係ないこ───」
鎮華は見た。
自身がいる道の向こう側に両親と楽しそうに歩いている玲人が・・・
「れ・・・玲人!!」
鎮華は周りを見ず、無我夢中で車道を走った。
ダダダッ!
玲人!!玲人ぉ!!
・・・ん?この声は・・・
玲人ほ後ろを見た。
はぁ、はぁ・・・
「れ、玲人・・・合いたかっ───」
あの・・・誰ですか?
!!?
「お、俺だよ!鎮華だよ!!」
玲人は此方を見て、横にいる父親と母親に言った。
鎮華って・・・誰?
ん?玲人の友達じゃないのか?
「僕の友達にそんな名前の人居ないよ?」
じゃあ・・・知らない人か?
「うん」
・・・スタスタ
なあ君、どうして玲人の名前を知っているんだ?それに・・・何だよその頭に巻いてるタオル、コスプレか?
!!?
「い、いや・・・これは・・・」
とにかく、もうあっちに行ってくれ、玲人が怖がってる
速く行きましょ、赤の他人にそんな時間を使って・・・
そうだな
スタスタ
父親、母親、玲人は鎮華に背を向け、歩いた。
「な、何でだよ・・・親なら俺の声と名前だけでもわかるだろ・・・何で俺の事を赤の他人だなんて言うんだよ・・・」
どうしてだよ・・・
鎮華は地面に両手をつき、泣いた───
ガシャァーン!!
!!?
「な、何だこのお───」
「か、母さん・・・父さん!!玲人ぉ!!」
鎮華は後ろを見た。そこには道に白いハイエースが乗り、そのハイエースの前にグチャグチャになっている鎮華の家族がいた。
鎮華が居るところから約30m、ここからでも分かるぐらい、そこは赤い血、グシャグシャに潰れているハイエース、そして至る所があり得ない方向に曲がり、原型を留めてない程、グチャグチャになってる家族がいた。
鎮華はその事故現場に走った───
ドォン!!
車は爆発した。
はぁ、はぁ、はぁ!!
う、うわぁぁぁあ!!!
ピチャピチャ
・・・
約50分後、鎮華は酔っ払いのおじさんの様にフラフラと歩き、肩を落とし、ストレートネックの如く首を前に出し、手元には何処かで拾ったカッターナイフを持ち、歩いた。
ピチャピチャ、ドッ!
ドサッ!
痛てぇなぁ〜!おいお前!!ちゃんと前を見ろ!!
「あっ、ごめんなさい・・・」
ちっ!
「気を付けろよ、このコスプレ野郎が」
す、すいません!!
・・・たくっ
「ハロウィンじゃねぇのに何でこんな格好してんだよ」
そう言いながら、男は鎮華の頭に巻いていたタオルを取った・・・
・・・げっ!
「気持ち悪!!何だよこれ!!ホントに化け物じゃん!!」
確かにな!!
ギャハハ!!
鎮華は高校生ぐらいの男3人に囲まれ、沢山笑われた。
・・・
「おい!何か喋れよこの化け物!!」
バシッ!
ギャハハ!!
アハハ!!
そう言いながらマンバンヘアの1人の男が鎮華を地面に背負投げで倒し、殴る蹴るの暴行に出た。
因みに、今鎮華がイジメられている場所は人通り、車通りが多い道の真ん中である。
ボコッ!ドガッ!
「い、痛い・・・や、辞めてください・・・」
はあ!?止めるわけねぇだろ!!化け物駆除だ!!これは正義何だよ!!
そう言いながらマンバンヘアの男は鎮華の頭を踏みつけたり、股間を蹴ったりした。
(な、何で俺ばっかりこんな目に・・・!!)
スッ、カチカチッ・・・ズシャッ!
え?
・・・ぐわぁぁあ!!痛てぇぇえ!!
鎮華はマンバンヘアの男のアキレス腱付近をカッターナイフで切り、次は膝の裏、次は肘の裏と徐々に男の身体を切り付け、最終的には男の両目を刺して抉り取り、首元を何十回も切り、殺した。
お、おい!!拓良!!大丈夫───
ズシャッ!
今度は金髪ツーブロック、褐色肌の男の両方の頸動脈を切り裂いた。
う、うわぁぁぁあ!!
よ、与島!!
てめぇこの野郎ぉぉぉお!!
青髪ロングヘアの男は此方に殴りかかってきた。
スッ、ドゴォッ!グサッ!
ぐわぁっ!
鎮華はしゃがみ、青髪の男の鳩尾に強烈な殴りを食らわせ、そのままお腹に何回もカッターナイフを突き刺し、殺害した。
ふぅ・・・ふぅ・・・
ピチャ・・・ピチャ
よ、よせ!!来るな!!来るなぁぁぁ!!
グサッ!!
ピチャ、ピチャ
はぁ・・・はぁ・・・
・・・おっ、おもちゃ屋さんじゃん
ピチャ、ピチャ
ウィーン
いらっしゃいませ〜
スタスタ、ひょいっ
スタスタ
ありがとうございま〜す
ピッ
合計一点で、お会計が582円となります
ビチャビチャでちょっと汚いかもしれませんが・・・これでも大丈夫ですか?
スッ
鎮華は汚く、濡れている一万円札を出した。
はい!これでも大丈夫ですよ!!
一万円をお預かりします
ガシャンッ!
ジャラジャラ
9418円のお釣りとなります!ありがとうございました!!
ありがとございます
スタスタ、ウィーン
・・・ビリッ!スチャッ
鎮華は真っ黒の中に白く(・_・)と書いてある仮面を被り、返り血がついたまま、また歩き出した。




