35話 九州までの道のり Ⅱ
ダダダッ!
(ヤバい!来るっ!)
八美嘉はファイティングポーズをとった。
左手を前に、右手を少し後ろのボクシングのワン・ツーの様な格好を。
ダダッ、
男はバタフライナイフを両手で持ち、自身のお腹付近に置き、そのまま走ってきた。
タッ!ヒュッ!
男はジャンプをし、回転し、バタフライナイフを投げつけて来た。
ひょいっ!
「ふふっ、その程度のこ───」
シュバッ!ズガァン!!
ごふっ!
男は一瞬にして空から下に降り、その速度のまま八美嘉の金的に攻撃を与えた。
はぁ、はぁ・・・
「ちょっ、それはダメですよ・・・」
・・・あ?
「何がダメなんだ?これはなあ!遊びじゃねえんだぞ!!」
殺し合いなんだよ
特殊スキル発動 武器錬成・呱呱流流
・・・ビュンッ!ザッ!
後ろから突如飛んできたバタフライナイフに、八美嘉は刹那で避けたが、首元に切り傷が出来た。
「な、何が起き───」
ザシュッ!
が、がはっ
ドサッ
八美嘉は胸元に黒曜石で出来た刀に貫かれた。
は、はぁ・・・はぁ・・・
「い、一体何なんですか、そのスキル・・・異次元じゃないですか・・・」
「あ?このスキルはな、何の素材でも武器が作れるスキルだ」
武器錬成・呱呱流流
その場にない様々な物体でも、掌から召喚し、武器を生成することが出来る。
「死ね」
ザシュッ!
八美嘉は首を斬られ、死亡した。
・・・ピクッ
「この匂い・・・他にもまだ3人居るな、何処だ」
男は犬の様に四足歩行になり、匂いを辿っていった。
はぁ、はぁ、はぁ・・・
「こ、この刀達・・・まじで重いな、運ぶのにも精一杯だ」
佳観阿は刀を引き摺りながら歩いていた・・・
・・・?あれ・・・人か?
佳観阿は不思議な物を見た。
約100m前方に四つん這いの仮面をつけている変な男が居たからだ。
・・・チラッ、おっ
「やっぱり居たか・・・生きている人間が!!」
スッ・・・ダッ!
カチンカチンッ!
男は黒曜石の刀を2本に増やし、佳観阿の方に走って来た。
「や、やばい・・・俺何かしたかな・・・」
取り敢えず・・・走れ!!
佳観阿は何故か前方に走った。
「へっ!態々(わざわざ)死にに来るなんてな、良いぜ!!その心意気に、苦しまずに死なせてやるよ!!」
ダダダッ!
うぉぉぉお!!
シャッ!バッ!
「な、何!?」
男はジャンプをし、刀を両手に持ち、上から下に思いっきり振りかぶった。
だが、佳観阿はスライディングをし、間一髪で避け、下をくぐり抜けた。
ダダダッ!
「あっ!おい!!待て!!」
男も佳観阿の後を追いかけた。
ダダダッ!
「くそっ!何処だ!!」
佳観阿は何かを探していた。
「おい!!そっち行っても科学館しか無いぞ!!」
佳観阿は科学館から約50mの所を走っていた・・・
スタスタ、ん?
ご主人様?何でそんな走ってるんですか?
雪女が右方向から歩いて来た。
「あっ!丁度良かった!!助けてくれ!!」
佳観阿は走り、雪女に抱きついた。
!!?
「え!?ちょっ!ご主人様・・・やるならもっと暗い所とかで・・・」
「今!ヤバい男に追われてるんだ!!何とかしてくれ!!」
ん?変な人?
雪女は佳観阿の後ろを見た。
待て!!俺と勝負しろ!!
変な仮面付けた男が大声を出しながら佳観阿を追いかけていた。
「もしかさて・・・あれ?」
「そう!あれだ!!」
・・・わかった
固有スキル発動 何でも作れる奇跡の結晶
パキッ、パキパキッ!
雪女は氷で良くゲームに登場するミニガンを作り
ダララララ!!
無制限にある玉を男めがけてずっと撃った。
うわっ!やべっ!
「おいっ!それは・・・なしだろ!!」
はぁ〜?
「これが私が何時もやっている奴で〜す、卑怯ではありませ〜ん」
今度は1mのブーメランを作り、投げた。
ブンブンッ!
うごっ!!
男の脇腹にブーメランが当たり、男は地面に崩れ落ちた。
い、痛てぇ・・・やべぇ・・・
(あ、あんな強い奴もいたのか・・・少し身体が震えるが・・・)
楽しくになってきたぁ〜!!
特殊スキル発動 千本桜・天照す空の恋模様




